残すところ・・・・あと1週間でGW突入であります。嬉しい!・・・と以前なら素直に喜んでいたのだけど、このGW中は仕事が進まないので、その前後には仕事の山となり結構大変なのです。しかも・・・やはり休日出勤対応をどこかでやらねばならないので、結構不便。思い切ってレジャーできる時間的余裕もなく、また金銭的にもそうもいかず。本当にアベノミクスの恩恵を日本は受けているのだろうかと思うと実感がわかず凹むのです(笑)。因に、5月というのは一年で一番金がない時期なのであります。自動車税やら、帰省、レジャーやら、夏の準備やら何やらで・・・・。去年の今頃は、引越しの最中だったので辛い思い出しかのこっとらんわ(笑)。
・・・・などと考えながら、それにしても寒い土日でありましたな。一度しまいこんだダウンを引っ張り出し、いつもの書斎兼カフェショップへ向かいまったりと過ごそうと家をでると・・・・、風が強くてチャリを引っ張るのも億劫にもなります。なので予定変更でクルマで行動することにしました。というもの週末全然クルマを使ってないので、たまには愛車の相手でもしてやろうということで。タバコの吸えるファミレスへ向かい、まったりとドリンクバーでラテを3杯飲みながらメールの整理。それでも時間が余ったので・・・・甲州街道を10年ぶりにクルマを転します。このまま八王子か府中で一杯食おうか!と信号待ちしながら考えていたら
・・・・・猛烈に腹が減って来た。もう・・・・待てない!
とあるスマホアプリで付近を検索すると、おすすめ!と思しきこの店を発見!ノーマーク店でしたが、空腹には勝てず、こちらへ突撃!丁度コインパーキングが近くにありましたのもありまして、いざ行かん!
【スープ:丸くシッカリとした塩味で体が温まる!】
<魚介というより節のボディ感で塩を感じる>
訪問時間が非常に中途半端で午後2時半。それでも上手い具合に客足が途切れず、次から次へと入っては出てゆくという回転の良さです。客層は、地元の方と思われる気軽な普段着ばかりで、女性お一人様も入りやすいような雰囲気で、つけ麺オーダーもそこそこ出ているようです。券売機の左上ポールポジションボタンに「らーめん(塩・醤油)」とある。塩が先!?ということで、おすすめは塩なり!と勝手に邪推してこのオーダー・・・。はたしてどんな麺顔かと心ウキウキで待ち続けて8分後、配膳完了。さてさて・・・・一体どういう塩味なんだ?!
お!なかなか・・・煮出し感たっぷりな半濁塩スープやん!と興奮を抑えながらレンゲでスープをすすります。するとその味わいは、塩のハッキリとした広がりがあり、出汁と成分と化合したようなまったり感に包まれます。いわゆる「じっとり」という感想がぴったりの塩汁ですな。魚介も入れて味の安定化も感じますが、私は個人的には、節系のアミノ酸に結びついた塩化ナトリウム・・・という印象に支配されがちになります。塩のボディ感が豊かでありまして、ぼんやりした味わいとは一線を画する、分かりやすい塩味。トッピングの海苔を食するときには、磯の香りとよくマッチする塩コクがナイスです。そう・・・魚介が先行するスープとの記憶あり。
<あっさり動物系でゴクゴク飲み干す>
しかし、魚介一辺倒というわけでもなく、豚コクの淡麗さもジワジワと感じ出したりもする後半の味わいです。そのため、どちらか言うとゴクゴクと飲み干せるタイプでありまして、塩味を感じているわりには、後で水を欲しがるという濃度でもない。そのバランスが良いと思えますな・・・。また、チャーシューがスープの熱で溶け出したような旨味が、徐々にスープにも影響を与えて、醤油ダレのフレーバーも少し感じたりして・・・。
薬味の葱とカイワレ、そして小松菜も、この塩味に浸って仄かな苦みを演出していて、それがまた塩ダレ感に爽やかさ影響を与えています。カエシの輪郭とフレッシュ感を具から頂いて・・・後半に行くほどに、味わい深く複雑になるところがまた良いのですな・・・。
【麺:質実なる多加水ウェービィ!汁を吸ってこそ旨味も広がる!】
<中太多加水・・・微妙に平たくもあり>
麺も良さそうだぞ!リフトすると、そこにはラーメンとしては太めのウェービィーなお姿が眩しい。良く見ると微妙な平打ち型をしており、目から食欲をさそう風貌です。前歯の当たりとしては、スパスパ!と小気味よく切れ込み、奥歯へ誘い込んですり潰しにかけるところで、モチモチというあの分かりやすい歯応えを表現する。この麺なら、つけ麺にもそのまま応用可能だとも思えるしっかりとした麺。プリプリ麺とまでは断定できないほどの低反発な性格も備えており、これは万人ウケしそうなキャラクター性を感じます。
<にゅるりん〜♫とした滑らかさが楽しい>
少しだけ汁を吸い込む性格があるかなと・・・・。汁を吸い込んだところのスベリがなかなかニュルニュルとしていて、後半にハッキリとそういう個性を感じます。湯切りが甘いというのとは別ものの、麺の地肌一枚だけが柔らかくなっているという感覚。この時点で、スープの濁りはより決定的になり、スープ&麺の双方に影響を高め合っているような感じ。白髪葱がそのスキマに入り込み、チュルリン!とザクザク!とした歯応えが混じり合って、感覚もリズミカル!なかなか滑らかさが楽しい麺ですな!
【具:よく染み込んだ醤油だれがナイス!】
いいじゃないか。この肉・・・なかなか、見た目以上に醤油ダレの風合いを残しているチャーシュー。結構分厚い切り方、ブロック肉のようで実は、バラロールチャーシュー。脂の部分が熱で溶け出す寸前をハグハグと頂こうと口に入れると、たちまちほぐれるような柔らかさ。あっという間に食して胃の中に落ちてゆく。この味付けなら、白飯にも必ず合うはず。
総じまして、タンスに仕舞い込んだダウンをまた引っぱり出した・・・春の肌寒い日に、心から温まった塩スープを堪能した週末!寒さにはやはり温かいものが一番ですね〜。今年のGWは、果たしてどのくらい出勤するのか不明で気が重いのですが、きっとそれはそれでラーメンで発散し乗り切ってゆくのでしょう(笑)。食い終わって店をでると、少しだけ雲の切れ間から青空がのぞいた。タイミングとか気分によって、空の見え方も随分と違うものだね。前向きな気持ちでいられるように、メンタルヘルスケアも必要だと考えた昼下がり。なので詠います!
雨あがり
寒の戻りで
口寒し
あったか塩に
春取り戻す
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!

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