ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1488】 東京らあめんタワー 芝大門本店 (東京・浜松町) 塩らあめん

 徹夜で早朝会議の準備をして、休む間もなく会議本番に突入。この日はもう一日の始まりからというか、前夜からヘロヘロな私なのです。
それでも、重要性を認識してか、はたまた瞬間的に体のあらゆるセンサー機能が停止するのか、会議はしっかりと集中できたのが不思議であります。そして・・・その直後は、エネルギー・エンプティの如く、元のヘロヘロに一気に逆戻り。いや、それ以上のお疲れモードに突入でして、何かエネルギーを体に補給したい気分になります。そんな気分で、今回はまた浜松町エリアに出没いたして、「東京らあめんタワー 芝大門本店」さんに突入です(それにしても、本店以外あまり聞かないのだが)。胃がもたれたくないようなスープを啜りたい気分もありましたから、何となくそんな店選びです。


  



 訪問して店内のプチ行列に連結。新橋同様、スーツ姿の御同輩ばかりの客層。スタフさんの接客が丁寧で明るい。一方、店奥の調理場のご店主は、どっしりとした構えが印象的です。すこし似ているな〜スタフさんと・・・親子かな?家族経営でこんだけ安定して客入りがあるなんて、羨ましいなと感じてしまいます。生産ロットは2杯づつか?回転は速いものの、カウンターに座ってから少し待った感覚ですが、人気はどうも「醤油らあめん・大盛り」のようです。同僚、先輩、上司部下みたいな組が多く、どちらかがそれと決めたら、では私もという流れなのか、醤油らあめん・大盛り2杯というメニューが、次々と運ばれてゆく姿をただぼーっと眺めるのみな私。疲れが押し寄せ非常に眠たい。そんなタイミングで漸く私の「塩らあめん」が配膳され、少し元気が戻ります。さて、栄養補給するかとまずはスープを人啜り。そしてこういう感じで心の中で叫びます。




 う!熱っつーーー!!ゆったりと円やかな塩加減と腹持ちよさそうなコクがええ感じ!旨し!







【スープ:熱気がこもったゆったりとした塩味、豚コクと香味の一体感がナイス!】


<軽く香ばしい魚介と、ちょっぴり爽やかな柚子皮のバランス感がいい感じ>


かなり以前に醤油らあめんを頂いて以来なので記憶が不確かでありますが、確かランチタイムに訪問しておにぎりをサービスで頂いたことがとても印象に残っています。そして、麺が多加水系で滑らかだったのも覚えているのですが、スープのイメージは一般的な清湯系な魚介が効いた出汁だったようなという程度です。なので、塩系の印象は先入観なく頂いたという次第です。


 一口すすって、とがりのない塩気がとても好印象でありますが、やはり魚介の香ばしさが前面に立っていていい感じです。しかし濃厚なタイプではなく、全体的に軽やかな甘味と香ばしさが塩気と結びついてとても旨しと思える。塩味が旨みと区別がしにくいといったほんのりした魚介系旨み成分といったところでしょう。


 そんなやや淡麗な塩加減と魚介の風味なので、ちょっとした薬味もすごく映える。柚子皮がそうたくさんあるとは思えないのだけど、ふわっと鼻腔をくすぐる程度で味は残らない程度なのがまたいい感じです。これはゴクゴクと飲み干せる塩系スープという私にとっては好きな傾向です。 








<熱蓋のように覆うラード層と豚コクの煮汁で確かな腹持ち、食べ応えある清湯塩>


 麺顔はスッキリとした淡麗な感じも受けますが、スッキリしているもののなかなかのラード感があります。そして、これが熱蓋のようになり最後の最後までスープが高温にキープです。いつもの調子で啜っていると、口の中を確実に火傷して皮がベロ〜ンとめくれること必須であります。


 そしてラード感だけではなく、豚コクの豊かな味わいもしっかりと煮出されていると思います。豚肉の出汁化が伺えますし、豚骨のエグ味が一切ないところがまたウケがよさそうです。パンチはなくともしっかりと旨いものを食いたい。しかも腹持ちがよさそうなものを・・・・・という時にはベストな塩系スープと思われます。









【麺:非常に滑らかで透明感すら覚える多加水ストレート麺もナイス!】



<まさにゆったりとしたコシの柔らかさ、クチリとした淡泊な潰しが心地よい>


 心象にあった通りのストレートな多加水麺です。高温のスープにも耐えうるクチリとした淡泊な千切れ感も、ウケが良さそう。また、奥歯で束になった部分をすり潰しにかかると、淡いモチモチ感が出てきてこれまた旨しです。粉の風合いというような感じはあまりしないけれども、何とも言えないしっかりした作りこみを感じる。それは、角ばった断面が熱ダレしないでキッチリとフォルムを保っていて、流麗に映るからかもしれません。







<ラードを纏って啜りあがる高速感あるスベリ、しかも熱々で火傷しそう>


 ラードは、麺のスベリにも良く貢献をしていると思われます。表層のラードを潜り抜けてナチュラルなコーティング感があり、きらめいて美しい。そしてツルツルなきめ細かい地肌にはよくあるスムースで高速なスベリ心地。しかし、調子にのって啜り上げていると、スープの持ち上げも良いために、いきなり高温なスープを引き込んでしまうので注意が必要かもです。なかなかな「すっきり」タイプの麺。体調が良ければ大盛りにしておくのだが・・・・。







【具:控えめに見えて・・・なかなか食欲をそそる出来具合】


<バーナーの焦げ目つけるひと手間ですごく甘味と香ばしさが映えるばら肉>


 もはや定番なるばら肉チャーシュー。塩ダレっぽい仕上がりがスープによくマッチします。肉の脂の甘味もよく感じるし、そしてハンディーバーナーで切り口表目を炙った感じがとても旨そう。そして香ばしくて事実旨い。2枚あるが少々小ぶりかな。塩チャーシュー麺にすると+250円なのだが、財布に余裕があれば試してみたいところです。この肉なら・・・・。




<意外に三つ葉の薬味がいいアクセントでいつまでも雅やかが持続する>


どこか全体的に崇高な感じをさせるのは、この薬味の影響かも。なかなか柚子皮との相性もあっていいバランス感だし、分量もほどほどありまして、いいアクセントになっています。このスープ感ならネギよりはいい。茎の部分をかじったときに、爽快な風味が広がるのは、醤油よりも塩の方がストレートにでていい感じです





 総じまして、「情熱とゆったり感覚が共存する清湯塩」という感覚かと。もうすっかりと春盛りでありまして、昼時にこれを食すれば軽く汗をかくという気候ですね〜。


 しかし、もう徹夜はかなりきつく感じる年齢になってきました。もう少し計画的に業務を進めたいものの、自力ではどうしようもない部分に引っ張られますから、睡眠時間を含め、安定的した生活を心がけねばなりません。そういえば、最近ネットで「寝貯め」というのは、意味がないなどという記事をみつけたけど、真偽はいかに。それよりは、お昼休みの30分間のプチ寝がとても有効的なのだとか。30分と言わず、10分でも気兼ねなく横になれる環境があればいいのですが、そうもいきません。しかし、ラーメン欲しさに昼間出歩くというのもいかがなものかと、自分自身を嗤いますが。なので詠います。



   快晴に
   空に突き抜く
   タワー哉


   徹夜明けにて
   見上げて眩暈


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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