休日出勤の昼飯にて、こちらを訪問いたしました。なぜか学生さんが多いのは・・・・日曜日には学食がないからなんだって（小耳にはさなんだ）。
【スープ：あっさり鶏豚に・・・焦がしネギ化粧！】
＜鶏豚ボディーのあっさり塩気が実はホッとする＞
動物系としては、関西でよく食ったような鶏と豚が半々のようなコクで、そこに醤油と花鳥がやわらかく結びついたような、塩味エッジングが印象的。その後口に・・・にわかな酸味を感じ、どちらかというとその淡い塩味ゆえに、ゴクゴクと飲めてしまう「あっさり感」がとてもいいと感じます。醤油の発酵系の風合いもあまり前に出てこず、いわゆるあっさり醤油ラーメン。動物系の煮出しの半濁りが全体に揺らめいて、やっぱり郷愁を個人的に覚えるな・・・。以前塩味も食ってその「じっとり」と「あっさり」の中間のような立ち位置だったのを思い出しました。醤油においてもそうスタンスは、変わりませんね・・・。シャープさとパンチさには確かに欠けます。されど、そぐそこにある「ちょっといいラーメン」という存在感がいいと思うのですよね・・・。
＜焦がしの香ばしさと若干の苦みが効く＞
焦がしネギ・・・・この存在ですべてがコロリと世界が変わるようです。あっさり系なコクは、まるで朝のフレッシュメイクから、夜のパーティーメイクに変貌したかのような、艶やかさをまといます。一気に旨み自体がワックスコートされた感じで甘味の幅が急拡大です。そして豊かな甘味の陰に・・・・焦がしの存在、それは、「香ばしさ」と「苦み」。とくに、後味の苦みがこの一杯の醍醐味というやつで、ネギ好き野郎にはたまらんエッセンスですわな！まさに、ネギ星人のためのラーメン。フレッシュな苦みもいいけど、こういう焦がし苦みもいい！ネギって万能ですな。
【麺：腹持ち良さげなライトイエローヌードル】
＜練り水の特性がよく映えるライトイエロー＞
角麺ストレートなのだけど、緩やかな特性で捩れと程よいくねりが、万人受けしそうですね〜。主に柔らかい系でもしっかりとした歯ごたえも欲しいというような感覚。そしてその色合いは、炭酸カルシウムによりライトイエローに化学反応したかのごとき、わりとはっきりとした色合いが特徴的です。いわゆる中華麺。されど風合いをも大事にしたような、クニリとした歯ごたえが、何というか・・・・・安定感を保ちます。
＜密度程よく腹持ち良さげな多加水系＞
この店は、大盛り無料サービスとあって近隣の学生たちがよく利用されているのですが、並盛でもどこか腹持ちが良さげなイメージを持っております。個人的な表現では、潰しが効いているというか、麺密度が高いというか・・・。されど多加水なりのもっちりさがある・・・。スパスパ、プリプリなどいろいろ表現ありますが、クニ
クニとした感覚（さっぱりわからん・・・・）。ともあれ、コーティング系のすべりの良さと、汁を吸いこむしなやかさが特徴的で、この満腹感なら夕方になっても腹減って、気持ちが短気になり、きりきり舞いになることはないでしょう。
【具：すべてが・・・焦がしネギまみれである】
チャーシュー、海苔、メンマ、煮玉子・・・・それぞれで焦がしネギが張り付きます。それがまたええ感じで甘味を加えますので、まあ、おもろいと言えばおもろいのであります。しかし、正直言って裏を返せばそれによって、記憶にそれぞれが残っていないのも事実でして・・・・・。特に煮玉子は、半分切サイズであったのもあり
ますが、相当旨かったはずなのに、焦がしネギしか記憶にない（笑）。これはチャーシューにおいてもそうでありまして、少々サイズが小さかったのもありますが・・・。しかしながら、もう一回裏をかえせば、そつなくこなした旨さがそれぞれあったということでしょう。
総じまして、休日お昼のラーメンとしては、そこそこ楽しめてリラックスもできました。お昼に、学生さんたちと肩を並べて食うという状況も、実はあまりないのでしてこれもまた新鮮な感覚。これ食って・・・職場に戻るのまたしんどいけど、この一杯に広く張り付いている焦がしネギのごとく、しつこく仕事に張り付いて乗り切ることとしたい。ああ・・・・ともあれ今週いっぱいで少し峠を越える。あと少しと思ってぶっこんでいきます。なので詠います！
ネギまみれ
仕事まみれで
汗まみれ
全て流そう
今週限りだ
お粗末！ということで家族にも感謝しながら合掌！今日も本当にごちそうさまでした。
