ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン955】 手もみらーめん 十八番 (東京・荻窪) ラーメン

【コレ食ったわけ:東京と言えど・・・深夜ラーメンというのは簡単ではない、だからココ!】

  最終電車だけは避けたいので、是が非でも夜11時までには是が非でも、持ち帰っても退社するのです。しかし、こうも空腹では・・・精神的につらい(泣)。ビールかっくらって爆睡したろか?と思えど、寝過ごして立川では洒落にならんし・・・。なので、荻窪あたりで夜10時から11時過ぎで食いたいのですが、これが意外と制約あって店がないのよ・・・・。駅から歩きたく無いし。ということで以前より、通勤中の車窓できになってたこちらを訪問です。暗闇の中、煌々とした明かりと店主の元気が、気持ちの良いお店でした。




【スープ:大衆系としての「きらめき」を感じる醤油スープ!これもまた荻窪系譜と感じる安定感!】

  ふーーー・・・と疲れを吐露しようかと思ったけど、明るさに救われ心が軽くなるような気分。時間帯にも関わらず、最寄り駅として荻窪駅利用と思われる地元民でそこそこ埋まっています。すっかり定着化したクールビズサラリーマンばかり。まだ本格的な暑さを体感してないけど、夜は扉開けっ放しにしておけば、店内と言えど風通しがよいね〜♡。そんな安らぎ気分の最中に配膳が完了!結構早かったぞ、その時間5分弱!? さて・・・スープからいただきまして、その感想は・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「さすがは50年弱も激戦区で生き延びた醤油スープ!懐古系の中に・・・・キレイな透明度がやさしくキラめく!」


1)旨味:分かりやすいクリスタル大衆醤油!ミンチ肉油健在な荻窪トラディショナル!

  いやー・・・大衆系の中でも、透き通った醤油ブラウンとしては、なかなかな透明度でした!添付写真は一切処理補正をいたしませんでして、改めて写真を眺めてええやん!と興奮を思い出します。味わい的には・・・・さすが昭和41年創業だけあって、荻窪トラディショナル系でして、ミンチ肉油の香味加減がスープ全体のコクをステージアップさせています。そして、醤油感覚も「わかりやすい」系譜でして、カエシのエッジングが・・割れたガラスの破片の如きのシャープさです。ゆらめく・・・・ラードも磨かれたような透明度!まさにワックス! されど、黒ごまが一面に配されていて・・・・こんな麺顔珍しいのであります。最初はブラックペッパーかいなと勘違いしたのですが、黒ごま!実に、中年男の歯のスキマに入り込む輩ですがな(泣)。

2)塩気・甘み:クッキリ程よい調味料感が実は悪くないうま塩味!

  ハッキリ言って、化学の力を感じますが「悪くない!実に悪く無く旨し!」なので強調しときますわ! やはり慣れた味なのです。あとで喉が渇くかしらんが、嫌みがなく、シャープに旨味を感じます!その旨味は、魚介排除で動物系主体だから、また引き立つのでは?と思っておりますが、真相は不明です。塩気・・・・・それは旨味と表裏一体では?とつくづくこの味の構成で考えさせられる・・・。


3)香り他:醤油の輪郭にほんのりラードの揺らめき

  何と言っても、表面をコーティングするラードの透明さを申し伝えたい!これが視覚だけでなく、熱効果だけでなく、香るよう・・・まるで香るように感じるのであります。錯覚です、分かってるのですが、表面の煌めきは、アタクシの脳味噌のなかの視床下部を電気信号で刺激し、下垂体へと伝播し、さらに大脳辺縁系に、香りとして処理を促します。




【麺:こういうのよく食ってたわ!とイメージさせる王道のカッツリ麺!】

  一方の麺ですが、スープを吸い込み柔らかく一体感を形成するというより、自然なかん水バランスでカッツリさせ、スープを薄くからませて食わせる系ですな・・・・。コラボレーションというより、コントラストが織りなすバランス系と言いましょうか・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「目新しさが一切ないんやけど、こういうの選択から捨てられへん・・・・、ラーメン!って感じがいかにも!な麺や!」


1)風貌:細角縮れが昭和の風貌!こういう黄色を食ってた時代!

  あーーー、こういう麺、よく昔子供のころ、外食で食べたわ・・・・。当時、京都に住んでたアタクシは、大丸京都店地下1階にあったラーメン店を思い出しましたがな! デパートラーメンと比較しては申し訳ないが、その当時、全国アベレージの味を提供していたデパ地下のラーメン屋は、アタクシにとっては、たまに外出する家族の思い出です。なんだか、醤油=東京のラーメン的な発想で、こういったスープに縮れ麺を配した一杯を結構食ってたという、子供時代の思い出が蘇ります。なっつかしーなーーー。


2)感覚:紛れもないカッツリ系!自然なカンスイ感覚あるハリがナイス!

  加水やや多めか、かん水系かっつりか・・・。感覚としては、ボソ感が若干ありながらも「カッツリ系」な歯ごたえが気に入った!角麺だけど、箸の上とか舌の上とかでは、ランダムに佇む。それが奥歯感覚でグチグチ!って弾力ありながらも強引に押しつぶし、すり潰す際の儚さ・・・・。手もみ麺。実は・・・・手打ち麺と読み違えて入店して、「なにこれ!」って思ってしまったことは、どこかへ飛んで帳消しになってしまいましたがな!


3)スベリ他:サラサラスープとコーティング麺のコンビネーションが最高!

  当たり前だけど・・・この見映えからわかるでしょ? スベリます。ちょっとした高速系です。なれど・・・そこに黒ごまが妙にひっかかる(笑)。この、黒ごまに対する店主の愛情が深いのがわかる。




【具:600円という中で、一所懸命さと愛情を感じさせる構成やん!】

1)チャーシュー(昔ながらのご遠慮感?)

  最近のラーメンは、物質享受を受けてか昔より絶対的に、チャーシューは大きめですよね? 昔のラーメンは肉が貴重品だったため(ワシはそんなジジイでもないが)、肉ってもほどほどでしたよね? 例えば・・・今回の肉のサイズ。最近ではこれで小さいと正直感じてしまうが・・・いやいや、足下を見直さなくてはいかないかもです。これでいいんです・・・・とおもわせる懐古系塩味チャーシュー。


2)卵・海苔

  卵も貴重品だったのだ!だから、卵サンドイッチは高級だったのだ。今ではカツサンド級な存在感でありまして・・・(ワシはそんなジジイでもないが)。なんだか・・・・1/8サイズが泣ける!


3)ニラ・薬味ネギ・黒ごま

  何気に・・・これほど香味系を並べたという完成に気づかれた方は少ないかも??実は香り系にこだわった一杯であることが、この配列で分かるような気がしますが・・・・・考え過ぎ?


4)ミンチ肉油

  これは、アイデンティティとすら感じますね。この界隈の懐古系を巡ってみたものの、それぞれ、独自のミンチ肉油・ひき肉油を工夫されておられます。ちょいとワイルドに濁り系であったり、スッキリサッパリ系であったりね・・・・。今回は後者の極み感じかな? 非魚介でこれほどシャープなコクを創作できるという匠の技を感じます。




 総じまして、・・・・今回は、疲れたのでいきなり詠います!



  疲れても
  肩もみことも
  できないが

 
  手もみで満悦 
  胃袋ならば


 お粗末!といことで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 


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