ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1032】 ラ・ズンバ (東京・大井町) 塩

「仕事に乗っているタイミングとは?」と問われればアタクシの場合は、夜と朝。それも遅いか早いかのタイミング。なので・・・・この店は通常ならば訪問叶わないのです。しかし、外出の機会とフリータイムがガッツリとマッチしまして、思わず訪問を決意いたしましたわ(笑)。


【スープ:店の雰囲気と凄く合っている・・・繊細でどこか男っぽい?】

1)キッチリとして優しい塩!オリエンタルにスパイシーに香るエッジ

目の前にまず丼をおいて目の前で仕上げて行くスタイル。久しぶりです。大阪・桜ノ宮の名店以来かも・・・。その無駄のないご店主の動きに、すでに旨さを確信してしまいます (^_^)。黄金にも煌めく鶏油の奥に緩やかな濁り・・・・。塩ダレの奥深さを垣間見ます。味わいのエッジングもキリリとした塩に独特の香が重なり合います。正直もうして濃厚な塩味・・・・なれどまろやかな仕上がりがさすが!油の中和加減とも受け取れますが、個人的には、決してスパイスではないけれど、それに近いシャープさも感じるのだよな・・・。

 独特の節のフィーリング、それが香味野菜と結びついて、和風なスパイス感みたいな淡くじりじりとした感覚が、塩味と結びついて独特な塩の世界観を形成しているようです。節というより、魚介と割り切った方がよいのか?しかし魚よりも豚コクの方が奥深くも感じるし・・・・なかなか複雑ぶりが粋ですね~。塩といえば淡麗系が好きなアタクシですが、この感覚なら、ニンニクパンチでで聞かせたくなるやないですか!


2)丸鷄のようにコク豊かに香る動物系

  最初から「鶏!」と思えるそのスープカラー。その豊かさゆえ、あっさり鶏がらというより丸鶏の豊潤さといったのが似合うコクありスープです。でも鶏一色でもなく、個人的には豚コクもしっかりと煮出汁を感じ入るなかなかのバランス感覚。丁寧な作りこみのなかに・・・・ワイルドさも全面に押し出したような「分厚い」動物感覚が非常にナイスです!



   黄金に煌めいていて・・・しかもなぜかワイルド味もあり

      味わってコクの深さにノックダウン!

          後味とフィーリングに独特な世界観もあり実は繊細?



  店の作り、メニュー構成、ともにシンプルで好感がもてますな!この塩味は、なぜかおっさんには受ける味わいだと思えます。ところで、友達に・・・・女にはモテないが、男にはモチてるやつっていませんでしたか?なぜかそんなことを食いながら思い出した・・・・。中学のころの「とっちゃん」という友人を思い出したわ(笑)。そんなとっちゃんスープは、今の時代なら、肉食系女子にはモテるかもしれない・・・。




【麺:全体の雰囲気感にコントラストをなす「しなやかさ」がまたナイス!】

1)無骨さの中にしなやかさが極めて引き立つ細麺

  無骨と繊細の間に位置するような塩スープに浮かぶのは、いかにも女性的な麺だった(笑)。それも一本筋の通ったというか、体育会系の部活にいる女マネージャーのような存在感(たとえが過ぎて一人歩きしてますな・・・)。ともあれ、麺は繊細だといいたいのだが、個性的なスープに埋没していないと言いたいのです。茹釜を自由に泳がして、ひらざるでささっと湯切り!引き揚げの絶妙さがばっちりでして、歯ごたえも抜群!


2)程よく残影のごとく・・・クツリクツリとした歯応え

  前歯の処理感覚が「クツリクツリ」とやんわりと感じとれる絶妙感覚! 練水に卵やカン水を極力抑えた感を感じる、粉本来の風合いも感じ取れそうな白めなニュアンスが素敵です。密度感もそこそこ程度で、密度とかつぶし感ないストレス度が少ない麺。少しだけスープを吸い込んだ後半の味わい加減もしなやかな感じでよいですね~。スープも麺の影響をうけて後半濁りが増す。さりとてこれもまた味わいとしては複雑になり、最近こういうのがとても愛らしくおもえてくるのが不思議です。



   しなやかさの中に、キリリとした存在感がナイスな風貌

      淡くクツリとした歯ごたえに品質の高さを感じる

         後半のしなやかにスープの味わいの余韻も感じてナイス!



  とにかく妙にちょっぴりワイルドであるだけのスープに、品ある細麺ってのが異様にそそりまんがな!(笑) 腹減り具合で印象もずいぶんと変わるものなのだが、それだけでない何かがありますな・・・。




【具:シンプル・イズ・ベストと申せましょう!】

1)チャーシュー:ワイルドに見えて定番な質実さ!

  ちょっぴりとワイルドと感じるその原因のひとつが、この肉厚なチャーシューでしょうな!お値段もお値段な一杯なのですが、元はとったと思えるその質とボリュームですよ~。ロース部分とバラ部分がともに十分に味わえ、肉のうま味の違い、歯ごたえ、とろみ・・・・その違いを十二分に感じます。またその塩味加減が淡いところが、スープを吸い込んでちょうど良いバランスとなります。


2)メンマ:満足の質と量

  メンマの量もええですな~。いつメンマを食おうかという計算もせんでええです。半分こりこりとした歯ごたえであり、またスープに負けない程度のやや濃いめ味わいが印象的。されど、醤油辛さはみじんもなく、バランス感覚良い反面、すごい特徴というのは正直言ってない・・・・。だけど、満足感はある仕上がり・・。



   食べごたえという点では満足度はありあり

      シンプルな構成でこそ生きるという割り切り

         スープにもこの上なき貢献をあたえて総合的なバランスもよし



  やはり・・・肉の魔力というやつは偉大でして、肉の旨さは全体の評価に多大な影響をあたえますよね〜。基本的にこういう塩豚は好きですし、品質感があったところがまさにアタクシ好みでありましたわ!

  



 総じまして、久しぶりのプチ遠征モードでホンマに楽しかったわ〜(笑)。本当はもっとしっかりした写真を撮りたかったのだけど、ちょっとはしゃぐような店の雰囲気でもなかったし、カメラも持参していなかった・・・。スマホで撮影しましたが、ご店主にとっては鬱陶しい客だったかも(苦笑)。少し申し訳無い気持ちありますが、だって・・・・そうそう通えないのだし、勘弁してほしい。ほんまに、好みな店でっせ!なので詠います!



   ギラギラと
   無骨の中に
   繊細さ


   食して思う
   男の優しさ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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