ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1351】 麺・酒・やまの (東京・練馬) 煮干中華


 ま・・・、本当に今更ながらニボにハマった気分ですが、そろそろ打ち止めにいたし度、今時点で個人的に一番気になっている煮干しを食って小休止を図ります。イベントに参加というのも頭をよぎったのですが、煮干し泥沼から抜け出れなくなりそうで、通常メニューで心を落ち着けます。という感覚で・・・練馬に来て「やまの」に突撃! この界隈・・・他に宿題店あるのにね・・・。









【スープ:また濃厚ニボニボ感覚に酔う・・・・酒・麺・煮干しの店】


<深緑と錯覚しそうな濃厚ニボニボ感!甘みある醤油ダレとのベストマッチで難なく完飲!>


 配膳の瞬間!こ・・こいつは、求めていた極煮干か!とコシが浮きあしだす思いです。この銀鱗を思わせるザラリとしたスープ感覚と、その半端ない濁りかた!丼のふちの泡立ちと貼り付いた煮干し成分のかけら・・・・。いつものスープカラーとは明らかに違うたため、私の目には一瞬だけ深緑のスープと錯覚してしまいました。まさに濃厚煮干し!見ているだけでいい意味でクラクラします。


 さて味わいはというと、期待通りのニボニボ感ですよねw。店員のお姉さんが配膳時におっしゃるには、濃いと思われた方は、卓上にあるポット出汁で、お好みに薄めてくださいとのことでした。なるほど・・・・つけ麺用の割スープを併用せよというわけやね。このやり方実はとっても理にかなっていると思います。しかし、私は薄めることなく、そんままガツンと全部受け止めてしまいました。


 魚介が濃いのに、エグミが一切感じられませんな。苦みが爽やかですし、そして醤油ダレのコクと旨く化合しております。醤油ダレはどちらかというと、甘めに揺らめくコクでして煮干しの苦みをアクセラレートするというより、甘みあるコクで上手くカバーするといった感覚。なので、煮干しがパンチとして尖るというより、まったりとした濃厚感ある丸みという味わい。女性的とまではいかなくとも、どこか優しい濃厚煮干しという印象があります。





<意外と魚介感より・・・・豚コクのまったりさと甘みがしっかりと受け止められる>


 そう・・・甘みが実は上手く機能していると思えます。これは、動物系の甘みが奇麗に決まっていると思えまして、ラードと豚のコクがスープ表面に膜として広がることからも理解できます。そして醤油ダレも、実にまぜそば油そばっぽいご飯が進む系の香ばしい塩気っぽい味わいが広がって実に食べやすい。甘味の確認を追求すると、わずかな酸味の覗かせますが、基本的にニボニボ過ぎない寸止めなところをキープしているようで、中々好印象でありました。薬味の多めなネギの小口切りも、一緒に食すると、別の苦みが加わって実にいい感じ。まさにテッパンな組み合わせですね。甘めなニュアンスも少しあるので、玉ねぎでなく普通のネギであるところもまた前向きに受け取れます。









【麺:中太でちょいモチッとした感覚が実にスープに合う!濃厚スープにあって高速に滑る麺】


<「煮干=細麺」でなく、ちょいとモッチリ太麺が予想以上にマッチ!>


 麺の固さは、注文時に伝えれば調整可能とのこと。ただし、今回はぼーっとしておりまして伝え忘れてしまいました。もったいないことをしたなと少し凹んでいたのですが、細麺でなく、中太っぽいストレート麺。しかも、加水が少し高めでしてナチュラルなモチモチ度を少し感じるというタイプでした。これなら固めにこだわらなくとも旨く食せられるというもの。


 前歯での千切り感覚は、ぷっつり・・・・とした余韻を残す感覚で、束になって奥歯で押しつぶす段階になって、ややモチッと感じさせるというタイプ。全体的に少し黄色いなと思う地肌は、スープを纏っているために余計にそう感じさせるのかも。あちこちに、煮干しの成分が貼り付いており、まさに煮干しの世界感をキープしている麺の風貌です。




<スッキリラード香味油をまとってチュルン!したスベリ度合い>


 スープの表層に魚介が効いた香味油を感じまして、それをまとって麺が啜り上がるために自然にコーティングされています。なので、ハードにちゅるちゅると滑り込むという感覚。勢い余るとハネを飛ばすことになるので要注意。紙エプロンも準備されているとのことですので、遠慮なくもらいところです。







【具:煮干し一色な中で頑張るトロトロ肉です】


<解けるほどの柔らかバラ肉が醤油ダレで香ばしい!>


 さてチャーシューの存在感が少し薄いですが、トロトロのバラ肉でして、まさしくご飯が進むといった系の味わい。おそらく、看板メニューのまぜそばのタレと共通と思われ、甘く香ばしいという食が進む感覚です。それにしても小さいかな・・・と思いきや、少しばらけて麺の下に沈んでいたりして、分量的には実は適度なもの。煮干しに埋もれた感を排除するには、ブロック型にすべきかどうか・・・余計なお世話を焼いたりしましたが・・・。




<ワンタン一つでもあるとさすがにトッピングに対する印象が変わる>


 唐突に、レンゲにひっかかってきたワンタン!これだけですごく得した!という感覚になるから、我ながら貧乏意識が情けない(笑)。ひろったようなものに感じるのかもね。ひとかけらだけだったけど、やはり煮干しにワンタンというのは、実に豊かに感じて、とても良い箸休めにもなります。この一枚で評価が少し上がったりしてね(笑)。








 総じまして、「練馬にくれば五割の確率で訪問」するかも・・・と考えます。


 そもそも、練馬に来ること自体稀なので、本当に再訪問する気あるんかい!と言われそうですが、気持ち的には、西武池袋線沿線は寄りたいエリアなのです。この界隈は・・・強力に惹き付ける濃い野菜の麺が存在しますし、乗り過ごしても魅力的な店が山積ですしね! やまの・・・出来れば今度は夜に寄りたい。お酒もいただきながら・・・しんみりと。となれば金曜の夜しかないじゃん。なので詠います!




   ガッツリと
   煮干しの苦み
   求めては


   徐々に上がらん
   濃度のハードル




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!






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