ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン976】 たんたん亭 (東京・浜田山) 支那そば

【コレ食ったわけ:髪を切りに出かけたついでに・・・・寄り道】

  寄り道シリーズ化決定!・・・ってなペースで食っとるわけですが、ラーメンばかり食べ続けて、アタクシの体調を心配してくれる方多数。本当に深く感謝を申し上げます。一人で生きてるわけじゃないって強く思いますもん(笑:いやいやほんまに)。しかし、最近そういう心配に加え、「ご家族どう思ってるの?」「ご家族とちゃんと一緒に食事してるの?」という誠に痛い質問というか、詰問も受け出しているわけです。・・・・・猛省しとります。

  平日夜は、家族団らんで夕食というのは・・・東京でサラリーマンやってたら無理。だから、どうせ一人外食なら好きなラーメンと相成ります。でも休日にラーメン食うのは、どうしてかと言うと・・・以下4パターンに集約されます。

  ①何らかのイベントで、オレ一人食事を余儀なくされる場合(スクーリングも含む)  ②家の用事を仰せ使い外出し、どうしても昼御飯時に食い込んでしまう場合
  ③家の用事を頑張ったから、好きなラーメン食って来いと送り出される場合(めったにない)
  ④食える理由が見つからず、週末のおやつとして影で食う場合

  大体、①と②が多いわけです。でも今回は④! JR三鷹駅QBハウスで髪切って、京王井の頭線の浜田山駅まで「おやつ」を求めて行くなんて、罰があたりますね。もう④はしません(キッパリ!)。




【スープ:すっきり甘みと仄かな苦みを覚える煮干し醤油・・・豚骨出汁もライトで決まる!】

  でも、こっそり食いに行きたくなるほど・・・・今回は衝動を抑えられなかったんです。麺好きで!杉並・武蔵野エリア!「たんたん亭」知らんとは言えんわなと思ったからかな? とにかく有名店主をいろいろと生み出した・・・総本山な一杯を求めて。背筋を延ばして、まずはスープをいただきます!


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「ほんわかした煮干し感でんな・・・・、確かに新しくないけど、安定感ある旨さやんけ!」


1)旨味:語り尽くした魚介系醤油が・・・今更新鮮に思える「東京風の甘み」な煮干し!

  元ご店主の石原氏・・・今は「支那そば いしはら」を西荻窪で開業しておられ、既食しているため、何となく訪問する前から分かってたその煮干し感覚!そんなに変わらんだろうが濃いか薄いかそのくらいのニュアンスの違いと思っておりましたが・・・。いやいや、個人的には、こちらの方もゴクゴクと気持ち良く飲み干せてしまったから、「え!こんなに旨かったん?」というのが本音です。もともと基準が甘く、何でも節操なく「旨いがな」というのは、駄舌ゆえにご容赦いただきたい。

  苦みの少ない甘み系の煮干し使いです。それでも・・・苦みを少し残しておくような感覚が、東京らしいなと思います(最近、大阪の煮干し名店が新宿進出したから・・・そういうの気になる)。豚肉のコクか、豚骨の淡い煮出汁か・・・しっとりとくる脂と、鶏?ような少しじっとり感ある脂もナイス!煮干しとの相性が良いというかとても一体感があり、半濁りな醤油ブラウンが実に旨そうに見えます。

2)塩気・甘み:塩気も止めた醤油のエッジ感すら丸い!魚介仕込みな淡い豚骨の甘み!

  醤油にまつわるような塩気は・・・・殆ど感じないけど、無ければ風合いが足りなくなるといったものでしょうね。塩気を探して・・・また逆に甘みを見つけてしまいました。スープの寸胴にある上層部に浮いて来る脂コクが、実に醤油ダレと混じり合って麺顔表層に細かく浮かぶのがキレイです。そしてそれらが化学変化してこれまた塩気のようで甘みを感じる成分に変化しています。


3)香り他:店内に染み付く煮干し甘み!待つ間のワクワク感!

  店内に入ってすぐに煮干しの甘い香りが立ちこめる!これが、あ♡、来て良かったと思える大事なポイントです。プレゼンでも最初の10秒が勝負っていいますやん!それと少し共通するもの感じてまして、店でも、スープでも、麺でも・・・・最初のフィーリングで大胆全体を見切ってしまうというのが、レビュアーとしての本音。ですので、店内の香りが立ちこめるってのがとてもナイスなのです!




【麺:美しきまとまり感が素敵!そして茹で具合もまた決まってるやん!】

  何を隠そう!名店巡りというエクスプローラー気分よりも、この麺のお姿を写真で見てから、以前から行きたくて仕方がなかったのです!


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「見映えだけやのうて・・・・・仕事もしっかりしとるやん!さすがですね!」


1)風貌:このロール見たさにホンマは来たんやで!細麺ストレートでたおやかな女性の髪を連想!

  いやいや〜、撮影用にはよく見る麺顔ですが、ホンマにちゃっちゃって容易くまとまるもんなんですね〜。テボを使わず、麺釜全体で麺を泳がせ、タイマーなど使わず勘だけで平ザルで一気にすくいあげるところが、かっこよろしいやん!男性的な動きと反して、麺の方はというと・・・まとまり具合がまるで、女性の髪のようなまとまり具合やないですかぁ〜♪ これこれ!この細さ、このストレートさと全体的に乱れぬパラレル感がめっさカッコええがな!丼の中で、ブロードウェイ・ミュージカル「コーラスライン」を見ているようですわな!(・・・・若いレビュアーさんやったら、EXILEperfume あたりを引き合いにだすのやろか・・・・・)。


2)感覚:これまた・・・デフォルトで、ほどよい固さとこのこと!クッチリ感がたまらん中加水!
 
  「いしはら」さんで少し柔麺の醍醐味を教わったような記憶。しかし、こちらは、しなやかさの中に、クッチリとした凛々しさを感じますぜ!コシがあるとこか、芯を感じるというのではなく、麺全体の弾力の個性でもって「ちょい固さの醍醐味」を教えてくれているようです。これも、食している間でどんどんと固さの表情が変化していく儚さなのですが、前半&冒頭のクッチリ感はとてもハリを感じて気持ちのよいものです。一方後半にいたっては、ややスープを吸い込む傾向があるものの、だらけたところはなく、最後は中加水なりのプリ感を程よく残す上品さを感じます。


3)スベリ他:スープを持ち上げ吸い込む!後半にスベリが加速!

  そう・・・スープをちょいと吸い込み、弾力としなやかさを手に入れ、元々きめ細かい地肌ですから、スベリが増すのです。あまりの気持ち良さから、丼にクチを直づけでスープと麺を一緒にバキューミングするという・・・禁じ手をお許しいただきたい(笑)。快感のスベリ心地と申せましょう・・・。




【具:昔の中華街近くの中華そば?ってイメージのチャーシュー】

1)チャーシュー(歴史を感じるちょい食紅)

  そうですこの色合いと固さですよ!目黒区の首都高速が入り交じる地点のふもとにある店でも同じような感覚を味わったかなという記憶。個人的には好んでチョイスをしないチャーシューではあります。しかし、この一杯の中に浮かぶと・・・決まる!という感覚がいたしますね。確かに部分的には固いところがありますが、噛み締めて肉汁旨しというやつでして問題にはなりません。脂身も薄らと付いておりまして、肉として、箸休めには十分になります。

2)海苔・ネギ・メンマ(余計なもの排除である潔さ)

  語るところ無しな定番3兄弟。今日も美味しくいただきました。海苔は麺と食って旨しと毎日ネットで叫び続けて何年になるか(笑)。メンマがコリコリとか言ってもう飽きてしまわれたでしょうか(爆)。でも・・・・語り尽くしたいこの定番3兄弟!


 




  総じまして、名実ともに実力揃った一杯でありましたし、麺のお姿のあでやかさがまた、更に好きになりましたがな。そういえば、先日、近くの町内会の盆踊り大会に息子を連れて出かけたが、浴衣姿の男女を最近特に多く見かけます。また若者の浴衣姿が、妙にかっこ良かったり、また可愛い感じが「現代風」にいたします。そういった中で、昔ながらの粋な模様の浴衣を着た女性を見かけると、「カッコいい!」と更に思える!基本とか、トラディショナルなことがカッコいいと思えることを大切にしたいな・・・・。なので詠います!




 夏祭り
 浴衣あでやか
 美しき


 浜田山での
 麺も美し
 

 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした! 


 


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