ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン944】 麺処 田ぶし (東京・高円寺) 本家田ぶしらーめん

【コレ食ったわけ:とある店にふられて訪問してみた・・・・、そして驚いた!】

  最近気になっている店に突撃したらフラレて泣いた。そして何時ものごとき、スマホのアプリで検索して3分後にはこちらに方向転回。誠にアタクシは、尻軽なおっさんです。それにしても・・・・こちらに向かう間にもラーメン屋があるわあるわ・・・・。雰囲気良さそうな家系にすごく気が引き寄せられましたが、諸先輩方の評判が比較的よかったこちらを表敬訪問もかねての突撃です。その名も「田ぶし」・・・。往年の背番号22番を彷彿とするその店名(一字違うけど)。関西に居ながら巨人ファンなアタクシでしたが、アタクシを除く家族全員が虎キチでして・・・ある日、堀内から打った田淵のサヨナラホームランの放物線の美しさに・・・敵ながらあっぱれと思った子供時代です。直後に家族からバカにされ、一人で泣いた(笑:今度帰省したら家族で話してみよう)。




【スープ:これは惑う!まるで熊本とんこつの見栄えやのに・・・東京魚介系!】

 それにしても、アタクシはどこまでも福の神とちゃうやろか・・・・。先客ゼロ状態で、写真撮るのも気まずい雰囲気のなか、アタクシの配膳が終わったころから、後客が来るわ来るわ状態でんがな!それはさておき・・・スープを見ると・・・・これは何ラーメンですか?と質問したくなるその風貌です。まずは、食ってみよう!ということでスープをひとすすり・・・。その感想は・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「もはや・・・香ばしいのか甘いのかも超越した、落ち着きある醤油香味油でんがな・・・・」


1)旨味:表層の醤油ダレにカエシと魚介の香ばしさ!ボディに感じるね淡麗とんこつ

  この味わいは・・・久しぶりに表現に困りましたな・・・。デフォルトの「熟成醤油らーめん」が白濁しておりまして、この「本家田ぶしらーめん」は、その上にマー油っぽい香味ダレをタップリと表層に漂わせたかのような風貌です。見た目からして・・・「マー油」なのですが、食してみて、魚介のザラツキを強く覚えますし、そして醤油ダレらしいカエシの風合いと魚介の甘みが伝わります。

  そして表層をくぐり抜けて白いボディにたどり着きますと、そのお味は実にマイルド・・・。柔らかい魚介豚骨というようなサラサラ風合いとも思えて来た・・・。決して頼りないスープ感でもなく、スッキリ魚介豚骨として十分に伝わる!されど・・・・そのボディは、デフォルトでは熟成醤油として供されているのだから・・・・「どこが醤油ラーメンやねん」と突っ込みたくなり、そして戸惑う・・・。

2)塩気:そんなもの探す余裕なく・・・(。-_-。) ただ丸い塩分!

  塩気を探す余裕は全くなくて・・・・コメント不能です。こんなの珍しいのですが、ただ切り立った塩分は全くなく、丸みある旨味塩味だったと答えておきましょう(国会答弁みたいじゃな・・・)。


3)香り他:魚介の甘味にどうしてもマー油を探す

  なんツっ亭みたいな、真っ黒マー油じゃなく、大人し目の油。そこに醤油と魚介でパワーアップした構成。魚介出でスープ!香味油で魚粉!と二段攻撃。マー油みたいな見た目で思いっきり魚介やから、戸惑いまくりですわな(笑)。ラードに醤油ダレ+魚粉でも、こういう構成になるのかしらん・・・。


  



【麺:スープに比べ落ち着きを感じる麺、そういうバランス感覚・演出が憎いっすね!】

  さてスープでは、かなり驚かされたが・・麺はどうかというと、定番な品質感でとても対比的。このコントラスト感が素敵で、対極にありながら、バランス感覚を感じるところです。その麺の印象は・・・、


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「スープでは変化球やったけど、麺は外角低めのストレートをズドン!とねらったような定番な攻め方やん!」


1)風貌:スープに反して全くの定番高品質麺デスやん!

  スープがナックルボールだったら、麺はストレートボール!そしてまさしく、ストレート麺! よくある高品質みたい!と一ことで言えるのですが、ハリを訴える風貌というより・・・・やさしさを感じるゆったり麺だと言う感じですね・・・。地肌に貼り付く魚粉がまた風流にも見えます。


2)感覚:中加水から微妙に多に傾く・・・ややもっちりが印象的

  前歯の感触からして、若干のモッチリ度合いを感じます。最初の前歯の引っかかりから、千切るタイミングまでは、プツリ!と言う感じ・・・・。そこから奥歯のすり潰しで、低反発系ながらも、緩やかでしっかりとした反発を感じます。モチモチ麺と宣伝するまではいかなくとも、この程度のモッチリが上品なんと違うのか?と思える程度です。寿司で例えるなら、大トロより中トロの方が実は旨いのとちゃうのん!と感じるのに少し共感を覚える程度。


3)スベリ他:魚粉とカエシの香ばしさ絡み・・・・ザラ滑りとも感じるね

  全く・・・・魚粉がどこまでも、きめ細かく貼り付くのです。それは、単なるツルツルなスベリで終わってしまうことを全面で否定しているかのごとき・・・一面の魚介。まるで全粒粉配合麺のような見映えです。それでも、元はスベリが良いので、ザラザラしながらも、ゆったりとスベルのだよな・・・・。ここでも二段階構造が伺えるのです。




【具:実は、スープの不可思議さに圧倒されてて・・・・記憶が曖昧(泣)】

1)チャーシュー(スープの個性に記憶薄く)

  単品で食ったら旨かった・・・・。だけど、それ以上に印象には残っていなかったので、あしからず。だって・・・始終スープの分析で頭がいっぱいだったので・・・。それにビールで酔ってたし(笑)。全く・・・・そろそろ控えないといけないな・・・・ビールの量も(笑)。

2)メンマ(穂先!(^-^)/)

  穂先メンマに複雑な繊維の切り口・・・・。それは、まるでリアス式海岸のようでして、入江の細かい部分にまで、香味油の濃いニュアンスが引き込まれています。そのため、メンマを食うときが一番香ばしい感じがいたします。コリコリ弱く、ほぐれる繊維質がまたええし・・・。ナイス!


3)味玉

  うーん、半分だけやったのか(笑)。これ・・・まるまる1個やったら全然評価が変わって来そうやのにな・・・・満足感として。割とトロトロそうで、固めの部分が厚めな黄身部分なのね・・・。味玉の切り口一面にも魚粉の散らばり。

4)海苔・薬味ネギ

  チャーシューのニュアンスもおぼろげなんですから、海苔と薬味ネギは完全に記憶からぶっ飛んでます。ただ、写真から思い出すに・・・・肉厚だった海苔のような記憶が徐々に蘇ります。





 総じまして、高円寺でまたオモロい店を訪問できて・・・なかなかまた充実した一日の終え方ができました。アタクシのラーメンマップもドンドンとこの数ヶ月で、東京西エリアに比重が重くなってまいりました。もうそんなにオモロい店もないやろと思ってたら・・・あきまへん、あきまへん!まだまだ、奥深いラーメンがありましたわ!また訪問いただき、定点観測をさせていただきます。ということで詠います!



  戸惑いて
  店を探しつ
  たどり着く


  中でもスープで
  二度目の戸惑い


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 






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