ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン877】 中華そば むらさき山 (東京・田町) 紫そば

【きっかけは?:そーきそばにフラれていつものお店に〜きただけ〜】

  以前、仲間と飲んだ沖縄料理の店が、ランチタイプで「そーきそば」を提供するのを知り、久しぶりに訪問してみたら・・・・・閉店してた(泣)。ショックを押さえきれないアタクシでしたが、その並びには、これまで何度かレビューをさせてもらった・・・・こちら「むらさき山」さんがある。なので、涙が乾くまでもなくこちらに方向転換してしまいます。それに、ちょっとこちらの味のファンとしては、ちと評価がもう少し良くても?と思っているところがあり、またまた、解説半分のレビを目的に、看板の「紫そば」を食することとしました〜!

  それにしても・・・・・混雑外しで午後1時過ぎに訪問したのに・・・・満席でっせ。この界隈の会社って休憩時間とかどうなっとんねん!とか思いますよね〜。それとも全員、外回りのサラリーマンやろか・・・・。こうもスーツ姿のオッサンどもが、カウンター横一列に座っていると、なんだか異様な感じを覚えますよね(笑)




【スープ:「まろみ」と「芳ばしさ」・・・・を感じる豚骨醤油と思うのだ】

 店内で3名ばかりの待ちに連結しているうちに、食券を手渡し「麺かため」と告げます。女将さんが「もう直ぐ空きますから」と仰ってくださったが・・・・アタクシたちは良いのだけど、終わりかけの客はどう思っているんでしょうかね(笑)。などと思っていたら一気に3席がばらばらの位置で空きまして、着席するとすでに準備よく、5分弱くらいで配膳完了ですから・・・・・・、オペレーション的にはすげーなーと思いました。さて配膳されていつもの麺顔を確認。今回のお味にブレはありますかな?と思いながらすすりますと、その印象は、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「これだけ・・・・・すっきりと濃厚をバランスとった、豚骨醤油ってのもナイスと思うねんけど!」


1)甘み(旨味):キレイな豚骨コクと微かな背脂で「すっきり」&「コク豊か」を演出

  この色合いはどう見ても「豚骨魚介」な風貌なのですが、魚介の風味は皆無かほんの僅かゆえ・・・・・「豚骨醤油」な頭の中での分類。でもこのカテゴリーでは「家系」「二郎」がぴんと来まして、随分とイメージが違うという印象が強いです。なのでこの分類には抵抗あるかと・・・。アタクシ自身も、和歌山系!って勝手な主張をかねてからしておりますが、関西で食した和歌山系とも本当はちと違う・・・・やわらかなイメージがぬぐえません。

  <豚骨がキレイなのだな・・・普通の和歌山に比べて>
   大阪の「あじゅち屋」「たかし」と単純比較すると、豚骨濃度と臭度が低くすっきりしている・・・・。
   これは、「げんこつ」じゃなく、「頭蓋骨やその他」の比較的すっきりした部位の骨だからか?

  <背脂の量が少ないのだな・・・普通の和歌山に比べて>
   微妙にスープに背脂が浮いているのが見て取れるかどうかの、上品な使い方ですね〜。
   量は店によては追加でこってりチューニングもできるのが関西での体験です。

  <最近は関西和歌山ラーメンでも魚介をいれつつある>
   いわゆる、和歌山系がこってり過ぎるため、「あっさり味」を開発したりしている店もあり。
   そういう場合、魚介スープを入れているそうです。

  以上のアタクシなりの特徴を考えてみて、やっぱり和歌山!そして、「あっさり派」な和歌山系豚骨醤油を、東京風に仕上げた逸品と考えています。なので、東京の人で、しかもそれなりに本格的な豚骨魚介に精通した方なら、見た目とイメージギャップを感じるのではと推察申し上げる次第です・・・。


2)塩気:豚骨と結びついた塩ばかりでなく、たまり醤油のような「まろみ」ある塩気

  上述により、すっきりした豚骨処理なのですが、ちょっぴり塩と豚骨が強く結びついており、薄味とはいえないそこそこな塩分も感じます。その上に、魚介が少ない(入っていない?)ゆえに、醤油が伸びやかにも感じられ、カエシの塩分をほのかに感じます。そのカエシも丸みを含み、まるでたまり醤油のそれのような感覚・・・。単に、醤油を豚骨を通して感じているので、丸まっているように思えるのでしょうが、醤油塩分を豚骨でフィルタリングして感じるとそうなるという次第。


3)香り:焦がしネギの香味油とカエシのコクが漂う

  表面の焦がしネギの香味油がええね!この香味油で上述1)で説明が抜けている「コク」を感じたりも本当はします。背脂はスープの中に感じたのですが、それとは別のニュアンス?となると鶏油しか思い浮かばんが・・・・。鶏油仕立ての焦がしネギ香味油か?ことの真偽は不明。なれど、この油の甘みとコクが、配膳の瞬間のちょいとした演出なんやけど・・・・・。お昼時にこうも人が多くて、出入り激しいと、人目も気になるしかき消されるようで、あまり自信がないのだが(笑)。




【麺:標準的に見えて、なかなかしっかりしたコシを感じさせてくれます!(麺カタメって言ったけどね)】

 一方の麺!もう過去のレビューをご参考ください・・・で済まそうかと思ったけど(爆)、今回は、「カタメ」と告げたから、その違いだけでもと決意を新たにいたします。して・・・・その感想はというと・・・・・、


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「全体的に締まったコシの強さと思える・・・・密度感感じる中加水麺!」


1)風貌:標準的な太さのストレート麺!ちょっぴり角が丸いのおがいいね!

  本当にこれ以上説明のしようがない「標準太さサイズ」の「ストレート麺」です。カン水の低さをイメージさせる白く目に映る上質さを感じます。今回は「かため」をリクエストしたため、流れるラインが心持ちはっきりしているような・・・。また、角麺のエッジが茹で上げでやや丸まって、更にその端っこは半透明になっているような感じ。よりゆるやかに感じます。


2)感覚:カタメチューニングが・・・微妙な芯のない「コシ」を生むのね!

  博多麺、また伊藤系の麺ともちがった固ゆでのコシを感じますね〜。はるかに、こちらの固ゆでの方が、オーディナリーな感じがいたしますが、決定的なのは、「芯」を明確に感じないという点です。全体ではハリのあるコシを感じます。 しかし実際に麺を前歯できったクチを視認してみたところ、実は微妙に白い部分があるのが発見できる・・・・芯があったんですね! この辺の微妙な加減がこの麺でのかため茹で上げということですな。一つ勉強になりました。


3)スベリ:ザラツキ少なくスープの油分を適度にまとい・・・ややヌメリ

  ザラツキは少なく、潰しこみの良さをとても感じます。それに加水が中程度でスープの香味油、豚骨成分など引き連れてやってくるので、すべりは悪いはずなしです。ただ、微妙なヌメリっぽい部分がありまして、それが単なる高速に滑る系との違いなのではと・・・。あと、カタメの麺より柔らかめの麺の方が滑ると感じやすいですよね?ということもあり、すべるけど、滑りやすいというやつではない・・・という微妙な感覚をお伝えしたい。



【具:そつない仕上がりですね〜チャーシューも親しみやすいし】

1)チャーシュー(醤油ダレを想像しやすい)

  この味わいは、スープの醤油ダレを推測しやすいね。非常によく染み込んでいて、焼き部分を通り越して柔らかい肉質の部分まである程度染み込んでいるという深さです。味自体も濃い目ですが、いわゆるノスタルジックな中華系という感じもしません。柔らかいバラ肉部分でしたので脂部分も旨かったし!

2)味玉

  味玉は、漬け込みがとても深いと思わせる色合いで少し不安・・・・。よくこういう色合いの味玉って、中が少しだけ冷たかったという体験をしませんか?その残念感をなんとなく予感させるような色合いだったのですが、そういう心配は無用でしたね! 中の黄身は、ジェル部分がやや少なく、ゆるく固まった部分がぷるんとして旨かったです!

3)メンマ・海苔・薬味ネギ (見飽きた三兄弟じゃな)

  見飽きたとは失礼なのだが、メンマはいわゆるよくある品質で特段語る部分も少ない・・・・標準味付け&フニャコリ!なかんじ。海苔は、意外と肉厚で、スープに長い間浸っていても中々崩れないし、風味もそこそこ良かったのではと、一定以上の評価! 最後のネギは・・・・・・すみません、記憶が飛んでます(笑)。




 総じまして、いつもの通りの非常にマイルドで、ゆったりした豚骨醤油を味わえて満足!この界隈で困ったら「むらさき山」ということでまたよろしく!っと言いたいところだが・・・・・・、さすがにレビュー作成の時間がなくなりつつありますな。大体、移動時間中に、スマホでEvernoteを駆使したり、車中でMBA開けて大体仕上げ、夜寝る前に修正とアップ作業を繰り返してきましたが、最近では、移動中は爆睡状態で、土日に一気に原稿仕上げを進めています。 それに、食べる機会も減ってきそうですし、悲しい。なので、むらさき山・・・・いつ来れるかもうわからんな・・・・。でも、また必ず来るぜ!なので詠います!



   田町では
   なぜか吸い寄る
   紀州

   
   しばしの別れじゃ
   つぎはつけ麺
   

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 







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