<金町から移転!なかなかの質実東池袋系!>
所詮私はそういう男。・・・・毎日毎日スケジュール管理ばかりしてるオッサン。まず仕事はそんな感じだね、管理職だから。それがド中間だから、夕方から夜になると、上のスケジュールと下のスケジュールの調整ばかりして一日が終わる。そしてオフタイムになれば・・・どこのラーメン屋に行こうかと、並びの少ない時間帯と移動距離を計算しつつ、自分のスケジュール調整ばかり。ちなみに、私はスケジュール管理は全て、クラウドで行なっており、仕事とプライベートを一括管理しているのですが、過去の記録を見て見ると面白い。神奈川方面で仕事が多い時は、週末は埼玉に。都内で仕事が集中する時の週末は、多摩エリアとか中央線沿線。週末のラーメン活動では、仕事からなるべく遠ざかりたいという気持ちがバレバレの行動パターンですー。
そんなこんなで、今回は千葉県柏方面に仕事があって、久しぶりの千代田線。松戸やら北千住やら大勝軒はどこにでもあるので、開拓してみようということに。午前中に仕事が片付き、都内へ戻るついでにググったら「金町大勝軒」がピックアップされた。ところが、別のラーメンアプリで場所を確認しようとすると、これが全く出てこない。途中下車してありませんでしたーなら困るので、しつこく探って見たら、移転してたのね・・・。その移転先らしき店が、こちら「製麺所 大勝軒」らしい。綾瀬駅近くなのですが、「綾瀬大勝軒」はすでにあるので、こんな名称になったんでしょうかね。どうもこちら、製麺所っていうくらいだから麺が印象的だったので、今回はこちらへ。デフォルトの「中華そば(少)」とさせてもらいました。どうせ夜も食うかもしれんので、遅めの昼飯は「少」で抑えておこう・・・。
汁:「マイイメージに近い東池袋系の豚骨魚介! 動物系にやや傾斜し、味変も旨し!」
最近、ラーメン店のプレゼンスが上がってきてるのか、若い店員さんが増えてきた。この人材不足のご時世に、ラーメン店だけは若返りされてるのかもしれない。こちらの店員さんは、みためとても今の若者らしいファンキーな感じなのですが、仕事の姿勢とか接客は、くたびれたオヤジとは比較にならないほど、実にしっかりとしたもの。ラーメン屋ってカッコいいと思えるなーと正直言って改めて感じました。そんなファンキー店員さんが恭しく配膳してくれたのがこの麺顔。
「これ当たり!」と見た瞬間から感じます。スープもそうですが、トッピングがどれも凛々しい。デフォルトで玉子が付くなんて素晴らしい!。その他も十分な質感だ。それにスープも久しぶりに見る「ラクダのパッチ」色。これこれ!私が初めて大勝軒のラーメンを食ったときは、こういうスープ感覚だったような記憶が蘇りました。
一言で言ってしまえばライト豚魚。すすると芳醇な豚骨の煮出しを感じ、そしてコラーゲン感がほんのりとある。豚骨のエキス感がじわじわと広がる一方で、まったりとしたクリーミー感は、鶏コラーゲンの仕業??。よく見るとあちこちに背脂ぽいカケラが浮遊しているし、豚骨魚介とは言っても動物系に傾いている雰囲気がありありです。その動物感はしつこくないけど、まったりと濃ゆい。濃ゆいけどマイルド。マイルドだけどどかしら重厚。本当に表現するって難しい。
しかし、全体的に落ち着いを感じるのは魚介の雰囲気。その甘さが動物系の暴れを抑えるようなすっきり感があります。一時期、濃厚魚介が流行った動きがあって、松戸とみ田もそういう時期があったような記憶。食った後の口の中、思わず出てしまうゲップに魚粉の味がした(汚い話だな・・・ゴメン)。伝えたいのは魚介の機能。やはり魚介が一味加わると和のテイスト。日本のラーメンって感じがするよね。そういうバランス感がこの一杯にも感じられて、嬉しかった。
味変も楽しい。個別に言えば刻みニンニクも入れてくれる。いやーこれしたかったんだが、まだ仕事があるからなーーーー(無念)。しかし、テーブルセットに自家製辣油っぽいのがあり、これを投入して見るとこれがまた当たり!食欲が刺激されること間違いない。やはり、豚骨魚介はうまい。私のラヲタ化するきっかけはこの味だ。思い出したよ、こんなところで、松戸じゃなくて綾瀬で。しかも大勝軒で。
麺:「選べる麺! 豚魚を突き抜け風味も伝わる!少でもしっかり180gは嬉しい」
「少」とは言っても、汁系で180g、つけそばで200g。十分なボリューム感です。こちらは、食券を手渡すときに「黒麺」と「白麺」とで選ぶシステムになっておるのが特徴。どのように違うかは不明だが、白はいかにも従来の大勝軒イメージなので、ここは思い切って黒をチョイス。
で、実際はどんなかと言えば、そうも驚かない普通のストレート太麺(笑)。・・・・だと思ったんだが、これが実に風味があってよろしい。汁麺でこの風貌の麺で、こんなに風味を感じるのは珍しい。全粒など配合されなくともできるんだな、これが。割と密度感があるタイプ。なので前歯で差し切るようにちぎって見ると、にわかに重厚スープをかき分けてグルテンの風味が察知。奥歯へ運んでプレスすると、もっとはっきりと風味を感じます。このスープだったら豚骨の脂にもっと埋もれても良いはずなのに、麺の風味が凛々しい。しまった・・・これはつけ麺で食うともっとすごいはずだよね。
このサイズの太麺だから、食うスタイルはつけ麺風にならざるを得ない。すするというより、啜りつつ箸で口へと誘導し、最後はワシワシとさせて食うのです。こういう重厚な汁系を最近少し忘れていたかも。
具:「隙のない質感!どれも見事で650円は安い!」
改めて振り返ると、650円でこのトッピングの質感。素晴らしい。デフォルトのゆで卵は既述ですが、チャーシューもなかなかの大判でしかも分厚い。私のイメージする大勝軒の肉は、スカスカっとしつつも歯ごたえがある大きな肉でして、それと符合する。分厚い肉をわざと曲げて、肉繊維が細かくパクッと割れたところで、一旦スープに沈めこむ。そして再びサルベージしてから食う。これがうまい。
メンマの短冊状が綺麗。しかも大きい。しかも多い。しかもうまい。薬味のネギもケチケチしていない。ドバッと気前よく投入されとり、ネギ大好きネギ星人(私)としても嬉しい。トッピングだけで、麺顔の八割を埋め尽くす。これがデフォルト。しつこいようだが、これが650円。お値打ちすぎる。
総じまして、「伝統と継承と豚骨感覚がナイスな東池袋系!」と言う何だか何のひねりもない感想でごめんちゃい。こちら、今ひとつネットでの評判が弾けませんが、個人的にはツボにハマった感じ。ここはまたこちら方面の外出機会には狙いたいです(もっと露出度が上がっても良いはず)。私のイメージする東池袋系は、こういうスープから始まったのだと、改めて自己発見もできたし、色々と収穫あった一杯です。とは言いつつ・・・東京都内の大勝軒制覇の夢も見たいし、一年以上先になるかな・・・再訪問は。という感じで野心を抱えつつ、ほっこり気分で詠います!。
仕事終え
一人ぷらぷら
リラックス
春の盛りに
豚魚を味わう
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
- 作者: 綾瀬はるか,高橋ヨーコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 出版社/メーカー: ハゴロモ
- 発売日: 2016/12/24
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 綾瀬はるか
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
綾瀬はるか写真集『SEA STORIES Haruka Ayase』
- 作者: 綾瀬はるか,高橋ヨーコ
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/03/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る