ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン580】 烈志笑魚油 麺香房 三く (大阪・福島) かけ 並

【またまた福島にやってきた・・・、またまた新規店舗だ!】

 本当にどうしちゃったのこのエリア・・・大阪・福島界隈。またまた、新規OPENとのことを、関西の重鎮ブロガーさんのHPでキャッチし、住所だけ手がかりに突撃訪問いたしました。なかなか・・・福島界隈の中では、穴場なエリアなのですが、逆にそれだけリスキーじゃない?と思える・・・。暗い商店通りにひときわ明るい店があり、そこがこのお店でした。
 結構広い店内に贅沢に厨房とカウンター席をとってある。なのでせせこましくなくてきもちいい!スタフも年季はいった男三人衆。もうどこぞでせんどう修行してきたというか、お店の立ち上げとオペレーションを十分やってきたという感じで・・・新規店舗なのに「慣れた感じ」のスタフです。仕事できそう・・・。まるで、美味しんぼにでてくる・・・「ラーメン三銃士」かあんたらは・・・(笑)。





【高い!とおもったけど・・・・納得してしまう・・・】

 入り口に張り出してあるお品書きには「かけ:780円」とある。なぬーーーー。具なしのかけラーメンかひょっとして???それでもこの価格かよ!と本気でたじろいだりする。しかし、ここまできて引き返すわけには行かないし、夏風邪で食傷気味なので、具なしでもそれはそれでええかと・・・入店。
 食券買って渡します・・・。すると、お通しご準備しましょうか?とか言われてちょっとびっくりしてしまう。食傷気味の体なのに、造り置きの冷蔵庫で冷えたお通しなんて興味ないや・・・と思い、断ることにする。
 しかし・・・・ラーメン三銃士の一人が、絶対食べていただいたほうがよろしいですよと、とても親身になってくれて、まるでかかりつけの医者のように諭してくるものだから、こちらも根負け。じゃあくれという。すると、「この季節ですから、冬瓜と鱧の二種類あります」と切り替えしてきて、すぐさま「鱧で元気つけてはいかがですか?」というじゃないか。じゃ・・・鱧でと応える。
 出てきた鱧がふた切れと、少しばかりの夏野菜で飾られたもの。れっきとしたお通しですわ!!!!実は・・・・これが旨かった!! 780円のラーメンに、200円程度のお通しがセットになっていたと考えても、これは安いというかお値打ちな一品料理でしたわ・・・。



【かけラーメン(す・らーめん)ではなく、立派な重厚魚系でびびる】

 こんなことなら一口ビールでもあればな・・・と思っていたところに、配膳完了。さぞ・・・あっさりしたもんかなと思いきや・・・・・まるで逆!
 まず・・・・「メザシが泳いでおる!」これは初めて。滋賀の加藤屋にも匹敵するこのまるごとスタイルはスゲーのひとこと。
 そして、「魚油がすごく濃い!」とびびる・・・。それはまるでマー油のごとくの濁り系でして、しかし魚の旨み油分をしっかり含んでいて・・・・焼き魚をすりつぶしたような香ばしい粉感がただよう・・・。
 さらに、「白ネギ」の短冊だ!これらは、よく熱が通っていて、ネギの甘みを十分にスープに影響を与えてくれている・・・。そして食する感触も、ねちょっとして、つるりと歯をすり抜けて、口の中に独特の甘みを残し、喉の奥に消えてしまう・・・・。

 最後にスープの印象ですが、これは・・・・非常に判断に難しいなと正直思うんですよね・・・・。人によってはやりたいことがわからないと言い切ってしまうかなと思えるんですが、これだけ魚を投入していて魚えぐくないというのが凄いところ。天満の洛二神が魚介濃厚の大関だとしたら、こちらは小結程度かな・・・。ともかく、澄んだ〓油系のスープと、濁った魚系タレの二重構造のようで、結局全体で醤油濁り系な感じもして・・・・つかみどころがないのです。醤油がこれだけ色合いにでているのに、カエシの風味はすごく控えめ。魚の旨みだけをガツンと漂わせる・・・魚介醤油スープと申せましょう・・・・。





【西山製麺か・・・・・】

 麺箱が丸見えでしたのですぐに分かります。とにかく、ハコからだしたらすごく黄色が目に付きまして、カンスイ多い系だなと認識。しかし寝かしが十分であれば問題全くなし。極縮れの平打ち麺というところもユニーク。多加水な麺なので、つるちゅるとすすると、きもちよく口の先と中で麺がおそるように感じられます。スパスパと非常に噛み切れるのもおもしろいニュアンス。麺量もラーメンにしては多く感じられたのは、150g程度あったからかと勝手な推察です。



【兎に角・・・具のオンパレードですね】

 メザシは先に単独で食しました。焼いたメザシが、再びスープという液体の混じり、食感がとても不思議に感じられます。また焼いたメザシだからこそ、スープにもより香ばしい味わいを与えているとも思えますし・・・。





 総じまして、これはまた・・・・この福島に問題作を投じてくれましたわ。旨いと思うけど・・・、食べてを選ぶかなと正直思えてしまう・・・。特に、魚は駄目という方にはね。それでも、手が込んでいて、熱いものを感じるのはありますんで、これは・・・・次回つけ麺を喰いたいと思うのが本音。場所柄、飲んだ帰りに仲間と静かに訪問しても、胸がはれそうであります。ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

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烈志笑魚油 麺香房 三く

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