ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン571】 麺やポツリ (東京・大門) チーズつけ麺 味玉ワイン風味

【味玉目的でポツリにわざわざお出かけです】

 随分前ですが、アタクシの敬愛する・・・・営業マンブロガーさんが以前食された「赤ワイン風味味玉」が忘れられません・・・。猛暑の中、東奔西走でコロコロを引いての旅芸人!おちゃらけておいでですが、その旨いもん見つける嗅覚には、頭がさがりますよ・・・。 あのガーネットに光り輝く味玉を久しぶりに思い起こしまして・・・・この際、折角だから、変態性を存分に発揮しちゃいましょう!

 そんなこんなで・・・・・・この日の晩飯、「チーズつけ麺 味玉赤ワイン風味」 

 颯爽と券売機で食券を購入し手渡し。後客が何と!すらっとした東京美人!!油そばの大盛りを普通にご注文。かっこええ!!でもそうか・・・・・・今日は美人と並んで食べるのか・・・・うれしいけど照れるな・・・・と思っていたら、店員気を使って東京美人だけ奥の席へ誘導・・・・。あ、オレもかと思い、コップを持って移動しようと腰を上げようとすると、妙な空気が流れた。さすがに状況を理解。ワシは・・・・猛獣やないちゅーねん!





【もはや何料理かわからんな・・・・】

 つけダレが先にやってきます。まず目がいくのは、パルメザンチーズの山と、ガーネット玉ですよね・・・。詳しくは後述するとして、そのスープは、定番の豚骨魚介系という感じですが、1)背油たっぷりで動物系旨みを主においているということ。 2)フレッシュ玉ねぎ微塵をさらっと入れ混んでいて、重くならないようにしていること。 3)甘みの中に何かカエシの風合いを残していること。これらが、感じられますね・・・・。そして食すると想像その通りとはいえ、「こくまろ」と訴えたいバランスの良さです。

 そして、いよいよ麺を投入して味わうのですが、このときになって初めて、チーズと混じり合い、味のスパークリングが巻き起こります。チーズは、パワフルな食材なんですねー。一気に別次元にひきこんでしまいますよ。ビックリです。パルメザンどくとくのクセ・臭みが、ツケダレに交ると化学変化が起きるように、濃厚おつまみ味に似たつけダレに変化しますやん・・・。最初の3口くらいはスゲーとおもいましたよん。しかし、後半にはもう慣れてくるんですがね・・・。コクが2段階にステップアップしますんで、大将のもくろみとしては成功だと思う一品ですよ!



【渋い・・・・全粒粉配合で潰し丁寧な本格褐色麺】

 あの東京美人の後姿を、自分の背中がかゆいふりして振り返り見てみると、麺と格闘している後姿が確認できた・・・。おれも格闘しようと麺と対峙するのです。 なんと・・・・渋い全粒粉配合極太麺ですよ。一見・・・・今の「とみ田」風に見えなくもない。しかし、こういう風合いは個人的にツボに嵌るのでして・・・・・評価が甘くなりますわ。それほどゴワゴワしていないし、適度なザラツキがまた良くて、つけダレとの絡みもGOODです。そして、何よりも、並・大・特と料金同じというのが最高でありますわ。食傷気味でなかったら、大で行きたかった・・・・・(泣)。歯ごたえは、やや加水低めな中ゾーン。くっしりと歯が突き刺す感じがステキです。水切りも完璧なのがまた憎い・・・。殆どストレートで捻じれゆるやか。海苔が乗せられていますが、適度に張り付く程度で、水でだらだらしてませんし・・・・。嗚呼、風流!ポツリ麺!!





【どんな断面してると思います???】

 味玉赤ワイン風味の断面ってどんなだと思います? 答えは、赤ワインの色は、表面1ミリ以下の薄い膜状で染み込んでいるのみで、中は白身がキラキラ、黄身がトロりと良くある感じです。でもですね!半分かんだところの、黄色、白、赤のコントラスト感はなかなか美しいですよ。 そして味わいは、実は以外と旨いのです。赤ワイン由来の苦みが邪魔かなと予測したのですが、その味が香ばしさに変化しているのです。適度に苦みなら斬新な旨さなのです。醤油由来以外の香ばし味玉って、一度試しに食べてみてそんはないかと思いますよ。「あ、こんなもん」と思うか、「へ、そこそこ旨いやん」と思うか、「う、上手い!そして旨い!」と感じるか・・・評価の別れが多いと思いますがね・・・。



【最後にスープ割をのんで・・・・】

 器を返してスープを入れて返してもらいます・・・・。わりと、割っても味の濃さが変わらなかったけど、動物なエキスが少なくなってスッキリしたのはわかるな・・・・。ここまで来ると、チーズが入っていたのやら・・・・分からなくなってしまうがね。




 総じまして、東京美人の後ろ姿にさよならをつげ(心でね)、浜松町駅へと向かいましたが、顔をちゃんと見たかっただけ。絵に描いたような、美女と、野獣と、ラーメン屋でしたわ。おとぎ話では、野獣は王子様になるのですが、アタクシの場合は、大おじさま・・・なわけですな(泣)。さて、その大おじさまは、最近、この酷暑の中にあって風邪気味です。皆さんもお体お大事にね・・・。ということで、合掌!早く風邪がなおりますように。そして、今日も本当にごちそうさまでした。

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