ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン568】 麺屋 えぐち (大阪・江坂) 中華そば

【一年以上ぶりに訪問しました・・・あの日も暑かったな・・・・】

 相当久しぶりの訪問です。たしか大阪では、つけ麺が定着するかしないかの時節だったような時節・・・・ただ、暑くてそして並んだ記憶が色濃いな・・・・。そういう運命なのか、最近はかつてのような行列もないよと友人の助言を信じたのですが、やっぱり3人程度ならんでるやんけ・・・・午後1時15分でっせしかも・・・・。日陰が一切ないのでこれは死ぬかもと思いきや、店先に待ち客用の備え付け日傘があるからそれに飛びつきますわ。40超えたおっさんの日傘姿・・・・背筋が涼しくなったでしょうか?




【わりとしっかりとしたお味つけでした・・・そんなトラディショナル中華そばです】

 以前に食べたのは、つけ麺でした。わりとピッチリと塩分を合わせてきた醤油系で、すっきりと酸味の演出があったかと記憶。その味付けで・・・・カドヤ系のじんわり醤油かと・・・・・配膳を待つ間に想像しておりました。男5人で食べにきた・・・・全員食べ終えるまで待とう仲良し軍団の対応に、やや汗をかいてフロア担当の女性も大変です。スープ割のタイミングまで合わせたのか合わせてないのか・・・、まあこれからも仲良くやってくれ・・・・とへそ曲がりな発想をしていたら、もう一人の女性からアタクシ向けに中華そばが配膳です。うおおおお・・・・・お師匠の系統を受け継ぐ麺顔でんな・・・・。もはや何かのマークのような堂々とした佇まいです。

 「ん?酸味封じの魚介系・・・・ですが思った以上にしっかり味だな!」

というのが正直なスープの感想です。つけ麺のイメージとはちゃうな・・・・。見栄えは統一感あるのに。なんだか、酸味が感じられず、しっかりとした魚介系の味が濃いです。濃いですがしつこくなく、よくあるガツンとした濃厚系とは、明らかに一線を画するニュアンス。どちらかと言えば淡い・やさしい系ですが、そのやさしい系の中で濃い部類ともうせましょう。

 魚介の・・・例えば煮干しなどの甘み旨味を結構だしているものの、関東によくある粋な苦みを一切排除。関西でイメージしやすい節系の出汁の個性に埋もれた性質なのですが、魚介もそのすっきり出汁の奥に濃いニュアンスをたたえます。味の輪郭も、醤油カエシや、塩分のものとはちがって、節系魚介系の濃厚からくる塩味とコクと申せましょう。しかし、食っているうちに全然濃いなんて感覚は霧散して最後はゴクゴクと飲み干してしまうのですけどね・・・・。少し辛い?と思ったのは何だったんだろうとすら最後は思えます(笑)。



【これでんがな、これでんがな!細ちじれ麺が好き】

 お師匠ゆずりのこの系譜・・・・いいですね・・・。細麺ながら、ウネリが強めのたまご麺。スープをよくからませ、そして歯ごたえもそこそこあり、クチの中へすすり上げてそしゃくする家庭で、ぶるんぶるんと踊りますがな! 中加水らしい最後のクチリとしてちぎれる感覚も好きだし、適度なうすいぬめりですべりもよろしい!




 総じまして、久しぶりの訪問でごめんね・・・・とお伝えしたいご店主に。レビュアーかけだしのころは、お世話になって、分かったふりしてたのが恥ずかしいやら・・・・。お値段高めの崇高系やら、どや!って感じで演出過多な一杯も多い中、このシンプルな一杯でまたシンプルなラインナップでやり通すのは、さすがと言うことですよ! 点数とか採点抜きにして、こういう落ち着いた一杯にいつも接していたいと感じますね・・・・。今日はご店主お忙しそうで余裕なさそうでしたが、またゆっくりと訪問させていただきます。なにやら・・・・・・いつからか、醤油党ラーメン派という保守本流に鞍替えしてしまった感があるアタクシ・・・・。明日もまた大阪をさまようか・・・・、ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

followme





麺屋 えぐち

食べログ 麺屋 えぐち