ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン454】 喜楽 (東京・渋谷道玄坂) 中華麺

【渋谷の関西人道玄坂で道に迷う・・・】

 地図アプリの反応がいまいちでして、なんか・・・・こう・・・・エロい地域で少し道に迷いました。以前東京に住んでたとは思えぬ恥ずかしい気持ち。ええい、うるさい、エロく誘いかけるな俺はラーメンを喰いに来たのだ!と閉店間際と思われるこちらを訪問。なんか・・・・膝が落ちるほど、この一角だけ暗い感じがしまんな。入店すると、亀仙人みたいにアバラ骨浮き出た胸をはだけて、薄汚れた白い調理用上着を着た年老いた大将が、「いらっさい」と片言ではなしかけるのがイイネ!なかなか本当の本場の感じしてるやんと、変態なアタクシは逆にそそられます。家族連れではまず訪れない場所と清潔感。ラーメン変態な仲間ならダレでも・・・・・お気に入りなことでしょう。いかにも、家族経営なスタフ面々。みな結構いい年。それに、ネットのランキング紹介にして高ランクなこの店は見逃せない何かがあると確信しましたよ・・・・。まずは、デフォの「中華麺」なるメニューをチョイス。ちゃんとメニュー名通りに告げたのに、「ハイ、ラーメンいっちょうねー」とオーダー通されるのも・・・味わい・・・・というやつか。





【こんなに旨いトッピングのもやしは、食ったことねー!!】

 いやはや初めてトッピングからまず伝えたいという熱い気持ち!このモヤシは旨いわー!シャキシャキと、アチアチと、芳ばしさが何とも言えんわ・・・・。しっかりと、中華料理の手順でたっぷりラードを敷いて炒めているのが伺えるというやつですか。このもやしだけでも、食べに来て儲けもんと思いました。一方、それ以外の具は、印象なし。半分に切られた玉子にいたっては、代わりに作ったろかとも思うほどの・・・・固ゆでで、味の染み込みが少なく(見栄え濃いのに)、正直残念。しかし、大衆中華料理屋の一品だと思えば、いちいちムキにならんでもよいか・・・・。



【スープが、また・・・・昔ながらの東京の大衆中華を感じさせる】

 こんなスープも未体験。というか昔ながらの・・・とも思えるフォルムながら、他には思い当たるのなくて意外。スッキリ透明系で、動物系がしっかり入った醤油スープです。これに、焦がし玉ねぎがふんだんに入っていまして、これは、大阪・塩元帥の比ではありません。玉ねぎを揚げた後の焦げる手前な・・・・濃厚な甘さが、ブワブワブワーっと広がります。過ぎた言い方をあえてすると、「まるでクノール、オニオンスープやわぁぁ・・・」とあいなる(話半分以下でよろしくです)。 また、もやし炒めのラード油も少し付加されますから、スッキリ醤油ながら、オイリーな甘さに支配されます。また、甘みの影に、濃い口醤油の醸し出す少しすっぱい酸味も確認できますし、これは中々・・。醤油コクと、玉ねぎ甘さが広がる・・・・見た目以上に味わい深い品です。



【麺がまた・・・・組み合わせが意外】

 スタンダードな中華屋仕様の縮れ麺か、中細ストレート麺で関東風を決めるかと思いきや・・・・・、ワシワシ麺でございます。それでいて、表面はラードの影響もあってか「つるっつる」です。中太やや平打ち麺。芯というほどでもない・・・・中心部のか固い部分が強く歯ごたえを主張します。中から低の加水率。歯ごたえも最後に「グニリ」と面白く感じる・・・。喉越しがまた良く、口の中で遊んでは胃に落ちてゆく・・・・。いやはや・・・・ワシワシ〜な麺は、濃厚つけダレか・・・・J系だけのものと思っていたアタクシがバカでした・・・。バカバカバカバカぁ〜、とまそんのばかぁ・・・。で、そんなアタクシは、個人的に、「ウェーブィーつるワシ麺」と名付けたい。




 総じまして、これは他にも餃子とかチャーハンとか期待させるいい中華店です。最後にちゃんと「アリガトね」と大将忙しそうでも忘れず声かけるのね・・・。そういうところも好き。ラーメン評判ええからやってるけど、本当は餃子とか他の中華がしたいねん!的な、斜に構えた営業スタイルがまたいいですね。わしらは「中華屋」や!とのパッションが伝わりそうで。こんな道玄坂に、こんな店があるんですね・・・・。最高のマッチングかミスマッチか。ともあれ合掌!今日も本当いごちそうさまでした。

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