【今週のラーメン４０３】支那そばきび　品達店（東京・品川）鶏白湯ラーメン

【何があっても元気で営業している品達は偉大だ！】

　どの店も大変混雑しておりまして、一番行列が短い「きび」さんにいたしました。それだけの理由です。また最近あまり食していない「鶏白湯」の文字が目に飛び込んできたものですから、速攻で決まり！って感じで。どうせなら、時間を潰そうなんて方も多かったのかな？けっこう、いつも以上にまったりとした感じで印象的でした。

【しかし冷静に思うと、天下一品を淡麗にしたようなスープだな・・・】

　配膳されたそれは、正直申しまして少し「どこでもあるかな」な感じでして、「達人」という崇高系ではありませんでしたね・・・・。言うなれば「大衆系鶏白湯」という感じでこれもまた捨てがたしとも思えます。初めて会ったのにどこかでも見たよなーと思える、一般的な濃さの鶏白湯・・・。御馴染の天下一品のスープを淡くしたらこうなるのか？と思えてしまうのです。

　スープカラーが、白湯というより鶏骨系？業務カラーっぽい。丸鶏の滲み出るような豊かな脂が乳化したようなボディーですな。その割にクセは少なく、素直な感じでぐびぐび、ごくごくと飲み干せてしまうライト系鶏白湯スープです。チャーハンとセットで８８０円という感じかな・・・。

【鶏チャーシューはスモークを感じるがごとく】

　蒸し鶏のほぐしみたいな清湯にあうチャーシューじゃなく、スモークチキンのごとく、芳ばしい鶏チャーシューです。ビールのあてとしてもＧＯＯＤだと思います。しかし、スープとのバランスがあまり考えていないというか、合わないわけないが、絶妙とも言い難い。

【麺は、それなりに考えられたものですね】

　標準よりやや太めな麺を少しだけ潰したような、わずかーな平打ち感覚アル麺です。中加水でクッチリとしていますが、外側がやや柔らかい・・・。適度にうねり、ちぢれがあり、スープの持ち上げは良いし、こうい麺は口の中に入ってからが楽しい・・。舌触りがずるずるしてね・・・・。「これ好き！」という一番タイプな感じじゃないけど、この一杯の中では一番好きなパーツです。

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　総じまして、よく東京に来て記念にこれ食べました！とは言えないな・・・・。品達だから、応援と期待を込めて厳しめなコメントですが。これは、神田にいかねばなるまい・・・・と改めて思うのでした。どこにでもあるロードサイドの店でこれを出されたら、それなりに愛する。ブランドに対してハードルを上げ過ぎた僕の勝手な思いですがね・・・。ま、そういうことで、今度は塩を食してみますので、頑張っていただきたいと思います。そして、合掌！今日も本当にごちそうさまでした。