ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1051】 そば処 為治郎 (東京・八重洲) 鶏そば

  いい加減、東京駅のラーメンストリートの朝ラーメンも飽きて来た(笑)。しかし、時間がないので今ここでしか食えん!という必死の思いで思いついたのがこちらです。いつもなら富士そば等立ち食いですませるのですが、今日も、ラーメンを食うのだというモチベーションでやっと出勤する気持ちになったのだから・・・・・・嗚呼、今日も休日出勤。天気がとてもよく、家族連れが秋の行楽なのか新幹線窓口を闊歩する姿が眩しい・・・。友達からもらった「としまえん」のチケットは、こんな父親不在のまま、妻子と親戚の子に引き継がれ、楽しく遊んでもらうこととなりました(・・・とここで友達に報告〜)。心の中で一年間だけは一緒に辛抱してくれと、家族に拝むような気持ちであります・・・。





【スープ:ライト&クリーミーが・・・はんなりと広がる鶏白湯】

<一見クリーミーと感じるライトボディ系>

  配膳の瞬間、まさしく「はんなり」とした風貌の鶏白湯。これは、まさしく一般的イメージな京都を連想しますが、いやいや・・・・あの天下一品を生み出した京都スタイルとは、正直別もの。でも、商業的には良く出来ているなというのが正直な感想ですな。というより、京都ラーメンの再現ではなく、京都オマージュな一品と言えましょう。京都出身なアタクシとしては、天下一品の創業期を知るものとして、今の天下一品も当時とは別物なのだけど・・・・、でも、今のスタイルでこれほど広く愛されるとは何となく自慢(なんでやねん)。

  本当に入っているわけでもないのですが、例えるなら、豆乳のような感覚がある鶏白湯スープです。あっさりとしたクリーミー。まさに、鶏そばと言い切れるサラサラ感が売りでしょう。一口飲んで、鶏の味わいありながらも、ライトな感覚があります。ゆえに朝ラーメンとしては実にぴったりな一品。ゴクゴク飲める濃厚系という矛盾を含んだバランス感覚が映えます。 


<鶏骨個性少なく塩味がじんわり>

  鶏コクの味わいは・・・・非常にすっきりしたもので、塩味すら非常に丸いのが印象的。鶏骨の髄エキスなど微塵もないのか?と思えるほどすっきりです。そして・・・・アミノ酸の助けを借りたと思える後口も・・・・遠くに感じなくもない。八重洲の一等地「東京駅」改札すぐに店を構える固定費を鑑みるとそれほどコストをかけるわけにもいかないだろうに、そこそこの品質はキープしていることに正直驚きはありますわな。店側としては、製造原価を気持ち的には半分広告宣伝費と思っているのかもしれまへんが・・・・・。それにしてもこの価格なのだが。






【麺:シルキーな柔麺がスープに絡む】

  麺もけちっている場合ではなく、意外に「お!」と思える品質あります。茹で方としては、柔麺派。かん水低めで白めな地肌が印象的。前歯の処理感は、どちらかというと、スパスパと小気味よく千切れて行くのが面白いです。少し細めなボディーが、毛細管現象のように、まったりスープをよく持ち上げます。何の油か不明なれど、香味を与える油が麺の地肌に貼り付きまして、味わいも加わります。白髪葱ともよく絡む麺でして、二種類の歯応えが面白いですな。





【具:鶏肉もっとくれい(笑)】

まあ・・・・鶏肉チャーシューというのは、実に難しいテーマなれど、もう少し厚みと枚数をくれと・・・・。その一方で、味玉は、そこそこ白身の方の味の浸透具合が良くて満足感ありましたわ。黄身は羊羹状でして、人によっては好みの別れるタイプですね(笑)。






  総じまして、作られた京風という・・・・京都人なら感じるところもありますが(ラーメンだけ)、マニュアルなのだろうが京都弁を聞くのは、ちょいと嬉しいもんです。あ・・・・ちょいとここで青い新幹線に飛び乗れば、2〜3時間後には故郷の京都に帰れるのやと・・・心が締め付けられる思いもしたもんですが、もう少し結果をだして、胸を張って帰りたいもんであります。なので詠います!




  秋深し
  家族行き交う
  ターミナル


  しばし辛抱
  我が家族也



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 



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