ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン393】 北野坂 奥 (兵庫・神戸三ノ宮) 味玉らーめん・大盛

【高倉二条のお弟子さんと聞いて、これは行かねばなりますまい・・・】

 京都でお気に入りの店のお弟子さんが、神戸三ノ宮におられるとは・・・情報の疎さが不覚です。先輩レビュアーさんのレビを拝見して以来、ようやく訪問にこぎつけました。それにしても、駅から3分でアクセス良し。だだっ広いホールのような店内が清潔で、JAZZがいい音またいいことだこと・・。この時点でもうお気に入り店ですが、先客おらずで一人貸しきり状態でした・・・。時間が少し早かったのかな。さて、今回は、先輩レビュアーさんが、つけ麺をご堪能なので、この板充実のためにも「ラーメン」大盛を注文させていただきました。それと、味玉。何かレードマークみたいなもんでして、お好きな方の参考にしていただきたく・・・・。



【うおぉ・・・、無カンスイの麺ってこんなのだったのか・・・・・】

 珍しく麺からレビ開始。だってこちらの売りは「無カンスイ」な麺なのですから。若くて少し恥かし気なご店主が配膳して、まず目に付きますのは、「何て白くてキレイ!」という感じかな・・・。ラーメンとしては明らかな太いめの角切りストレート麺でして、スープに浸かっていても風味が伝わってきそうです。

 そして一口目の感触ですが、モチモチ感がない代わりに、「クッシリ」とした密度を感じる歯ざわりです。そとからやや中までは、均一につぶれていきますが、やや芯を残しており、風味豊かに最後にプツリと千切れていく感覚。

 のどのスベリが良い!たしかに、うどんライクなしあがりな麺です!それにしても粉の風味が新鮮!これは・・・・食べたことがない・・・。『あ・・・、これが無カンスイってやつか!』と初めて新しい感覚です。今までのは、無いと思っていても多少入っているのでしょうね。 そして食べ進めていくにしたがって、「段々とうどんに近づく・・・・」ような妙な気分です。高倉二条で同じメニューを食しましたが、あちらはまるで「そば」。そしてお弟子はまるで「うどん」。これは、シャレなのでしょうかね!



【丁寧で和を感じる豚骨魚介・・・師匠と同じ方向性ですね】

 高倉二条と、和醸良麺すがりの間に位置するようなイメージかな。とんこつのボディーは割りと控えめで、魚介のパンチもそこそこにして、バランス重視の食べやすいスープです。しかし、魚介が薄くない・・・・むしろ濃いかもと思わせます。良質なグルタミン酸がたっぷりという感じでしょうか・・・。全体的に、まろやか豚骨魚介。名づけて・・・『和風こっさり』スープ(こってりと、あっさりの中間)。



【トッピングは、シンボルですね・・・・メンマ】

 材木メンマの濃い目の味付けは、高倉二条と同じ。やや、歯ごたえがあったほうですが、悪くはないですよ〜。糸とうがらしも、あれば全然見栄えが上品にかわりますね。

 チャーシューは、上品ですが一般的かな。普通に旨い。歯ごたえがあるタイプで薄味なところが、また全体バランスを考えていて良い。スープのこっさり感に合っているね。

 そして味玉は、良い!です。黄身が半分くらい水羊羹のごとく「しっとり」していて中心部だけトロリ〜。群青の味噌味玉を思いおこさんでもないな・・・。 

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 総じまして、豚骨魚介というもはや目新しくもないカテゴリーで、新しさを感じたのが収穫です。それほど、麺に対するイメージが全体を支配する一杯。また、麺哲系の麺とは、ある意味対極でどっちもすごいけど、食べ終わるころは、うどんに近いものを感じる。これは・・・・・カレーラーメンに合うかもな〜・・・(またカレーって・・・しつこいか・・・)とはいうものの、オーソドックスな中に目新しさを感じ感動させていただきました。ありがとうございます。そして、今日も本当にごちそうさまでした。

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