久しぶりのジャンク系となります。春に訪問した西中島の笑福さん以来かという記憶。とにかく腹が減った月末のある日、ようやくこちら「武士道」さんを訪問する決意を固めました。テレビや雑誌の影響での一時期の賑わいが懸念されていましたが、平日午後7時半に静かに営業されてました。表向きは・・・・。
まず扉を開けて、「あ、ここ靴脱ぐんにやったっけ・・・・」と思う。すると店員さんがカーテンの置くから気配を察し、「一名様、ご来店でござる〜!」の大きな掛け声。そういう趣向を凝らしたお店なのか・・・・とちょっとこの時点で不安がよぎる。僕は通りすがりの単なるラーメン好きでいたいので、照れるな・・・・、苦手こういの。店内に通されると、テーブル席がメインのお店。幸いひとつのテーブルを占拠できて、メニューで一押しと思われる「大阪黒醤油ラーメン・野菜大盛」を注文しました。
滅多にたべないジャンク系ですから、待つ間いろんなことを考えました。
腹減ってたとはいえ、野菜大盛はやりすぎか?
背脂はなしにしといたほうがよかった?
ニンニク抜きにしとくんやった・・・家で何言われるか・・・
食べ切れんかったら、素直にあやまろう・・・
などと考えてた10分後、配膳完了です。ええい!ままよ・・・。と麺に切り込んでいきました・・・。
第一印象は、「この野菜大盛ってやつが、とにかく、熱っちぃー!!」
すでに3口程度で、舌と口中の皮がヤケドです。しっかり野菜炒めしてるということで、野菜炒めとしては及第点だとも思います。しかし、なかなか食べても食べても減らない・・・。麺にたどりつけんがな・・・・。もやしも濃い目のスープと混じっていい感じにしゃきしゃきしている。しばらくもやしを掘り続ける・・・・。野菜不足を補えて助かるぅ〜!というレベルではないですね・・・。しかし、何とか野菜にめどがついた。これは、野菜が旨かったからか・・・?
第二印象は、「黒醤油とはいえ、想像より甘いな・・・」です。
醤油の切れ味というより、背脂の甘みがカバーし、さらにニンニク方向に味の変化をさせているというイメージです。醤油が薄かったら、二郎系に近いスープの白濁がうかがえるのかもしれませんね。でも二郎ほどで偏ったものでもなし。辛味の向こう側にかすかに酸味を感じるのは、醤油のせいか、ニンニクが変化したものかは不明。とにかく、ニンニクが支配した味付けだでした。ニンニク好きにはたまらんでしょうねー(笑)。
続いての印象は、「結構、太い麺。細めのつけ麺並み」です・・・。
この一杯全体の味のデザインとしては、とても合う!と思います。太めでコシがあるというか、口にいれてから、ワシワシワシと歯で千切っていくのが醍醐味な麺です。このまま焼きそばにしても、旨いとおもうような、しっかり麺です。残ったもやしと同じ太さだったりして、一緒に食べるとシャキシャキと、ワシワシが一緒になって楽しい味わいでした。
最後に、具のコメントが抜けていましたが・・・・・、野菜以外に印象がありません。すみません! m(_ _)m 今回は余裕がございませんでした・・・。醤油で味付けされた豚のばら肉で、見た目より脂身が抑えられた味わいでありました・・・。
というわけで、何とか完飲果せたでござる。あっぱれーあっぱれー。
清算を済ませて、帰り際「お客様ご出陣でござるー!」との店員さんの声を背に靴をはき、扉をあける・・・。世の中、いろいろなサービスがあるものだ・・・。
総じて・・・・二郎系とは違うジャンク系としては、大阪では面白いと思います。しかし、二郎インスパイヤも着々と大阪市内に出店しだしているので、だんだん厳しくなるかな・・・と予想しています。店内の演出も面白いです。もう一本、看板メニューができればと思いますので、引き続き他の方のレビューをモニターさせていただきます。