ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1979】 雲林坊 日本橋室町店 (東京・新日本橋) 本場成都の汁なし担担麺+サービス半ライス


 「一日一麺」と、基本的には心に決めているんですが、どうも・・・・この日昼間に食った汁なし担々麺が量が少なくて、午後から心のスキマが埋まりません。これは・・・明日に引きずってはいかんと自分に都合の良い理由を捏造して、帰り道の都内までみち草がてらに寄り道&一杯食おうと、今回は平日夜に珍しく神田まで足を伸ばしてみました。通常なら、横須賀線利用で品川乗り換えで、山手線か京浜東北線で向かうのですが、ホント疲れが取れなくて寝過ごし・・・・。新橋でも、東京でも、爆睡が続き、気が付いたら錦糸町!? 慌てて新日本橋まで引き返して、狙った3店舗のうち駅から1番近いところにあった、「雲林坊@日本橋室町」さんを訪問しました。













【店:ビル街の谷間にひっそりと・・・サラリーマンなら妙に落ち着く晩飯ポイント】


 神田界隈って、室町に向かうほどオフィスビルが多くなるので、裏表の顔が夜になるとはっきりしますね。そこそこ、新日本橋から神田にかけて飲み屋もあるのですが、ガヤガヤっとしたボルテージは低くて、どちらかと言うと私好みの店が多い感じ。そばの砂場もこのあたりにあるし、この界隈に職場があったら、ラーメンよりもそっちの方でお小遣いを使い切ってしまいそうです。さてビル街大通りを少し路地に入ったところに、少し明るいお食事スポットがあるなと思いきや、そこが目指す「雲林坊」さん。

 店先に券売機があって、食券を購入して入店すると、そこそこ小綺麗。綺麗すぎないところが、落ち着くという天邪鬼な私。でも基本的には綺麗好き。女性客も男性客と同じか少し少なめな入りだったか・・・・女一人で汁なし担々麺を食いたい夜もある!というメッセージを感じさせる先客に挟まれて(誘導されて)、着席いたします。食券を出すと同時に、「麺大盛りか半ライスか、どちらかサービスいたします」とのことで、迷わずライス! その一杯を待つ間約6分前後。それだけの時間があれば、一人脳内で反省会が開けます。自己反省しきったところで配膳が完了です。












【タレ:円やかさと異国感、厳しさと優しさが織りなす本格派】


 段々と食べ慣れてきたのか・・・本場成都の辛痺れが、妙に馴染んで感じる風合い〜!もはや私は四川人なのか?








<中華系醤のしっとりベースに辣油はまろやか>

 言わずと知れた「非芝麻醤系」の王道的な感覚。一口目から目が覚める凛とした旨さがひろがります。何醤というのだろうか・・・・非常にまろやかなソース感で、XOとかオイスターとか、いろいろ呼び名があるのでしょうが、四川系の攻撃的な辛さは少なくて、実にまったりとしたコクが印象的。そして見た目でとても存在感を示していた辣油は、どこかしら円やかな味わいに転じています。なので「本場成都」という日本人離れした味わいはなくて、とても食べやすく感じつつも、しっかりと大陸的な味風景も感じさせるようです。誤解を恐れずに言うと、超高級ウスターソースのような、フルーティで辛さが染み込んでいるような感覚かも。だからうまい!辛いのも、旨味を感じられる!


<山椒痺れも程よく旨味の範囲!>

 成都というと、本格的な痺れをビシバシと感じさせそうですが、こちらも辛さと同様に痺れもどこかとても常識の範囲。安心して痺れを味わえるスタンスで、これは後半のライス投入の旨さを予感させます。とは言いつつも「痺れ山椒は抑えめなんだな・・・」舐めておりましたが、お冷を飲んで落ち着こうと思って飲んでみたら、舌が冷水に反応して、軽い麻痺感を覚えます。そう、痺れてないと思ってたのは謝りで、ほのかに痺れが忍び寄ってたんですねー。こういうところがとても面白い。辛くて痺れを感じさせても、そこにはどこか旨味を感じるエッセンスがあるのですね。












【麺:コペコペせずに、ニュルニュル滑らかで質の高さも感じる〜】


 もっちりしていそうで、軽い密度感なんだよな〜・・・・重そうでさらりと食える安心感!







<風味を感じさせつつも、スパスパと小気味良い切れ味付け>

 麺がほどよく軽い。見た目は重そうですが、前歯でのあたりはサーーッと麺の腹に差し込み、モチモチ感も低くて、あとは顎の重みだけでスパっと小気味よく切れる感覚が、とても上品に感じます。グルテンの粘りが抑えめなんですが、かといって練り水の個性で締め付けられた風もなく、ナチュラルな潰しこみ。奥歯でのプレスでもクチリという水っぽい潰れこみではなく、クスクスっと淡白で音を立てずに静かに潰れこむようなフィーリング。大陸的な見栄えがしなくもない中太麺なんですが、いかにも日本人好みしそうな、繊細な咀嚼感がなんとも言えず良いですね!








<タレの滑らかさがコーティングしたかのような、軽いタッチ>

 またタレの絡みつき、麺の染まり具合がとてもよろしい。重そうに感じる麺は、滑りにおいてもかなりの軽さです。これは勢いあまってタレをあたりに跳ね飛ばすタイプかもなので、入り口近くまでわざわざ戻って、備え付け置かれている紙エプロンをゲット。タレにノビがあるので、麺表面全体が軽くコーティングされたかのような染まり具合です。そしてすすりあげると、想像以上に軽やか・・・。したがって口当たりがとても軽やかで、内頬や舌触りがとてもシルキーと思うほどに滑らかです。ところどころ、具材の挽肉を引っ掛けてくるのでうすが、今回はゴマの貼り着きが多かったかな・・・・。非常に悪くないスベリ心地です。












【具:定番の挽肉もさることながら、周りの演出がいい!】


 挽肉、箸休め青菜、薬味・・・・そしてサービスライス!すべてが纏まりある高品質!


<挽肉が自体がほんのりと暖か!味わいも感触も柔らか>


 ある程度、その日の目安で調理済な挽肉でしょうが、そこはそれで・・・・今回食した挽肉はとても淡い味付けでタレに染まるのを前提にしてるような感覚。くどくないというかナチュラルな挽肉の旨さを感じます。そこに赤い唐辛子の欠片やら入り混じり、優しい味わいと思ってたら、手痛いしっぺ返しを食らうかの如く・・・・ピリっと感じさせる肉味です。意外に芸が細かい?







<ふんだんに使った胡麻、それと椎の実がクランキー>

 ゴマのふんだんに投入された感があって、麺に張り付くところは多いのですが、今回のナッツ感の歯応えとサイズ、香りはなかなかベストマッチです。中国のナッツといえばいろいろあるのでしょうが、これは椎の実なのかな? とても香ばしくて量も多く、カリカリ感と香ばしさがとてもタレにマッチしておりました。最後の最後まで、カリカリとした椎の実は、ピーナッツほど主張しないけれど、オリエンタルな落ち着きある歯応えと香ばしさがナイスでした。


<サービス半ライスにしては嬉しいトッピング>

 これ!うまかった〜。まずサービスとは言え、八分の一にカットされた味玉の味わいがナイス!白身と黄身双方に深い醤油ダレの存在を感じます。味わうと塩気か甘さかわからないほどに、濃厚な黄身。それらを一気にライスもろとも余った担々タレの投入してぐっちゃぐちゃにかき回します。そして食む! 冒頭に狙った通りに・・・・このタレはライスに非常にあう。ライスの量も半ライスにしては少し多め。こちら、ライスか麺の大盛りかサービスを選べるのですが、やはり汁なしではライスに限るね・・・・。














 総じまして、「本場成都の日本人肩入れな、ナチュラルに旨い担担麺」と言っておきましょうか? 成都どころか、四川とか中国すら訪問したことはないのですが、かなり食べやすい「本場成都の・・・・」です。ランチタイムでは相当混みそうですが、週に1回でもコンスタントに通いたいと自然に思えてきますな・・・・。できれば、このブランド。中央線の西エリアにも進出していただければ、相当通いまっせ!そんな情報と可能性が微塵もないけど。ともあれ、この日この一杯を食って仇をとったような充実感。また別の支店にでも出没して、これ食いますね。なので詠います!



   疲れ果て
   眠りこくって
   日本橋



   寝ても覚めても
   汁なし担担



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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