祐天寺の名店2ndブランド!TRY入賞おめでとうございます
最近疲れると言うか特に体力の衰え感じますなー。たった3時間の仕事やお勉強に没頭すると、もう疲れてやる気が失せるし眠たくなる・・・。そんな感じで休日に目が覚めたらもう昼近い時間でした(汗)。そう言えば最近都心の拉麺店開拓も全くしてないや(瀧汗)。たまには行くか!って三鷹から中央線に乗って新宿へ。神田か本郷三丁目辺りを狙いたかったんだが、やっぱり今回も行列並ぶのが面倒臭いというか嫌気がさして、また新宿御苑界隈で手を打ちましたー。
まるで当てずっぽうではありません。実はずっとここ狙ってたのですが、行列と開店時間が微妙なのがありずるずると未訪問。今回はある程度は意を決して訪問したのかもしれません。何たって祐天寺の名店2ndブランドですから期待が上がる。それに案の定TRY入賞ですからね。
<スーパードライ> 初動のインパクトはさすが!キレと冷えがキーンと伝わる苦味が鋭いね!
実は酒呑む気満々だったのですが、スーパードライ小瓶しかなかったので、素直に従ってこれです(祐天寺1st店は冷酒も麦酒もこだわりあったはずなのだが:汗)。まぁこれはこれで良しといたしましょう。
この板で何度も口が酸っぱくなるほど伝えておりますが、最初のひと口目で言うなら、スーパードライの右に出るビールはないかもしれません。欧州系のホップ感バリバリな麦酒や、日本のズシリと感じるブランドも良いのですが、最初の喉越しの後のキーン!とする刺激感がスーパードライが素晴らしいイメージです。なので夏場の自宅麦酒ストックはこれが多くなってしまう。しかしやっぱり基本的に酒好きなので、正直言って小瓶では口寂しさを感じてしまいますー。
<全体> 華やぎと明るさ映えるコンテンポラリー泡系拉麺!麺顔がまるでキャンバス!
しかしいざ券売機の前に立つと気が怯んでしまった。物価高は仕方がないんだけど、いつもは特製!と行きたいところだが小瓶麦酒と合わせて2千円。だったらデフォにしようかと考えるが、鶏白湯という鶏にこだわってる店で味玉をスルーするのは勿体無い気がしてね・・・・そんな流れでこのメニュー。背後に立つ後客の「おっさん早よせえよ!ボケ!」といった無言のプレッシャーも感じておりました:汗。
さてこの一杯。いわゆる「泡系」です。泡系鶏白湯は、関西生まれなの?と言う印象を持っているのですが。なので高田馬場で実食済みで初めてってわけでもないのですが、やっぱり配膳の瞬間は興奮してしまいます。とてもホイップ感が際立ち泡立ちに弾力すら感じる風貌。肉が乗っても端から泡が盛り上がるようなふわふわ感です。そしてカイエンペッパーが絵画的に降りかかってる。艶かしい肉の表情と相まって、とても絵画的に感じるのは私だけだろうか。
<出汁> 重くない鶏白湯!されどコク深い!ふらふわクリーミーな泡で一層円やかに広がる!
一時期、都内では濃厚鶏白湯が少し流行った時期があったように思いますが、その記憶もあって「鶏白湯は濃厚」「鶏白湯は胃に重い」と言う先入観を持ち合わせてしまってますが、そんなオヤジにも驚くほどこれはすんなりとナチュラルに染み入る鶏白湯でした。全く重くない!それでいて旨味は重厚!それに何と言ってもふわふわな口当たりが素敵!。
そうそう「天草大王」と言うブランド鶏だそう。コンセプトとしては、祐天寺ではこの鶏を「清油」に仕上げるが、新宿御苑では「白湯」で仕立てると言うもの。なのでイメージ的には清湯だったものが白湯に変化したと言うか・・・そんな感じ。鶏白湯のコラーゲン感がかなり低めに感じたので、スルスルと食えるのが印象的でした。また鶏油のバターの様な濃厚香味もなく、ナチュラルに染み入る。泡立ちのソフトさを通りすぎても、あっさりとコク深く味わえると言う味展開に思えました。
実はそれだけじゃない。隠し味がある。面白いのはフライドオニオン?。これが香ばしさと甘みを足すので旨味が肉厚に感じたりします。更にカイエンペッパー。これ皆さんどのようにしてるのだろう。半分以上は丼の縁に貼りついて勿体無い。そのまま放置してる方が多いようでした。私は勿体無い精神で、トッピングのレモンの切れ端を使って、そのカイエンペッパーを拭き取る様にして出汁に溶かし込んで行きましたがー。このカイエンペッパーが鶏出汁に合う!。フライドオニオンの甘みと対立的な味変化が楽しめましょう。
<麺> 泡が麺の隙間に絡み張り付く展開!鶏出汁をがっつり受け止め素地の甘みを伝えるストレート細麺!
何気に麺と出汁のバランスがとても考えてると思わせます。中加水の標準的なストレート細麺でありますが、個人的には微妙に外カタな茹で感で、柔らかくモチモチとせず、ハードにクツクツとせずといった感じ。微妙に後者か?。なので個性的な泡系出汁の旨さを受け止める素地感がある様です。
さてその泡だが徹底的に麺の隙間に絡みまくるのが楽しいです。最初の方はその泡立ちと麺を一緒に食う様な感覚で絵しょうか?。やがて中盤には泡立ちは殆ど胃袋に収まってしまいますが、そこからも出汁の浸透をゆっくりとした感じです。完全に染み込んでクチクチにならずに風合いを少し残すでしょうか。
<チャーシュー> 高級オードブルに匹敵の低温調理の豚ロース!赤身肉味と脂身甘味が鶏白湯にもマッチ!
絶妙の半レア感!トレンドとしては低温調理の超レア感から、香ばしいスモーク系にゆっくりシフトしている様な個人的感覚ですが、やっぱり肉そのものの味(肉味)を楽しむならこの低温調理系ですな。まさに絶妙で赤身は芯まで熱入りされてるのに生の様なピンク色を残すよう。そして脂身は煮豚の如き乳白色に熱った色合い。薄味なのに旨味が足された様な肉味が溢れる旨さ!。
そんな感じでとても堪能したチャーシューですが、帰りの電車で画像に残した店蘊蓄を見て愕然。「国産豚ロースのスモークチャーシュー」とのこと。そうなのかー・・・どこかにスモーク処理してあったとは、全くもって駄舌してゆえ感じ取れんかったー。
<味玉> 芋羊羹状ハード・ジュレ状・トロトロ状・・・グラデーション絶妙の茹で加減!舌に濃厚に絡みつく!
これも全体的には薄味で、白身も気味も卵本来の味を残して堪能という仕上がりです。サイズ的にはM。なので卵黄が味が主役でした。
とにかく卵黄の仕上がりが絶品。よくよく見ると三層構造?が見事です。芋羊羹状ハード・ジュレ状・トロトロ状・・・グラデーション絶妙の茹で加減!舌に濃厚に絡みつく!。さすが1玉200円。冒頭で券売機の前で躊躇したオレですが、やっぱこれ頼んどいて良かったかと!。
総じまして「華やぎ溢れる色合いと出汁の泡だち!見栄えも味も芸術的な鶏白湯麺!」
・・・と言う感動の嵐!。いやーこれは見た目も味わいも楽しめましたよ!単なる泡系と思うこと勿れ!白湯のコク深いさとすっきりさに魅了!。そして鶏白湯専門店と言うこともなく、手もみ中華の醤油系もレギュラーだし、追加のエスプーマがどうにもこうにも気になって仕方がありません。多分再訪問すると思うー。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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