神無月の夏日に中華王道汁なし系と言えば炸醤麺
荻窪駅北口のラーメン屋密集エリアの路地裏にひっそりとオープン。ポツポツと狙っていたのですが、結構並びが発生してたので後回しにしてたのですが、すぐ座れそうだったので思わず入ってしまいました。
濃厚タンメンと濃厚担担麺の専門店のようで、どっち食おうかと迷っていたら、ジャージャー麺のボタンがあったもんだから、気がついたらボタンを押していたオレです。実に久しぶりのジャージャー麺・・・、新入社員の頃、上位上司に良く飲み食いに付き合わされ、一時期こればかり食ってた記憶ですが、まだお元気なのでしょうか・・・色々説教とご指導いただいた○川さん。
<ハイボール> クラブソーダの直注ぎ!それだけで少しだけプレミアム感!?
本当は、ビールが未提供だったからそのまま退店しようかと思ったのですが、ハイボールがあるからまぁいいかと言う流れ。どうせビールジョッキに氷多めで薄いハイボールなんだろうなぁーと、さして期待してなかったんだが、オイオイ、しっかりウイスキー入ってて、しかもボトルのクラブソーダをセットで提供じゃないか!。
クラブソーダの直注ぎ!それだけで少しだけプレミアム感!?。結構それだけでテンション上がったりするー。
<餃子> ひと回り大きめの焼き餃子4ピース!挽肉肉汁と野菜甘味がカリカリ焼きめに染みる旨さ!
タンメンが看板の店だから、餃子は当然あります。配膳時は、値段設定から6つを期待してて肩透かし気分だったのだが、良く見ると4つとも一回り大きめサイズで、皮が肉厚焦げ目カリカリ感がうかがえて旨そうじゃないか。
大きめなのもあって、挽肉がしっかりと包まれているようで、しかも肉餃子なりの食べ応えありつつも、野菜もしっかり練り込まれてるようです。噛むと肉汁溢れる中に、野菜の甘味もしっかり感じる次第!。皮は期待通りで、半面はカリカリしてる一方でもう片面は蒸されたようなモチモチ歯応え。しかも皮も風合いも味わえるという感じで、これは酒を進ませる仕上がりです。
<全体> 湯切り完璧の熱々麺に存分に垂れかかる熱々炸醤挽肉餡かけ!
どうしても、他客の野菜豊富なタンメンと見比べると質素に見えてしまうが、ジャージャー麺ってのがそもそもそんな感覚なので致し方なし。
ただ、全体から黙々と湯気が立ち上るのが好印象で、麺の茹で湯気だと思ってたら、ジャージャー餡かけからも湯気が立ち上るのでした。なかなか、炒めのテクニックを感じる仕上がり!。旨そうなのだが・・・欲を言えば胡瓜がもう少し欲しいところ?。
<挽肉餡かけ> 甜麺醤のコク深みと優しい甘味!ふわふわ柔らかお粗挽き肉の旨味汁プラス!
中華と言えば、豆板醤の方が先に頭に思い浮かぶ人多いかも。しかし私の場合、回鍋肉好きとしては、甜麺醤がファーストです。醤油感が深いのに麹が効いた甘味が深くて、それでいてコクが濃密!。それだけでなく、挽肉がふわふわに炒め仕上がっており、そこから溢れる肉汁が溶けているようで更に旨さを高めるようです。北京ダックのタレよりも馴染みある大衆感覚の甘旨さ!。饅頭の皮にネジつけて食っても旨そう!。これが徹底的に麺に絡むと、ソース焼きそば以上の深い茶褐色に染まり、艶かしく光り輝いて旨そうに見える。
<麺> スリムな平型で軽いボコボコフォルム!甜麺醤と挽肉旨味を素地の風合いが受け止める!
大盛でも軽く食えそうです。コクが極深い甜麺醤の味に埋もれることなく、しっかり素地の風味を楽しませてくれます。フォルムは平型で中太なれどややスリム?。そして軽くボコついているので、粘度ある炸醤餡を徹底的に絡めまくって持ち上げます。
噛み締めると挽肉の粒と麺の素地が一緒に潰れて味わい広がるようで、甜麺醤の甘味と肉汁の旨味がそのまま麺の地肌に貼り付くような感覚です。あゝ、もし瓶ビール出してくれるならもっと嬉しいのに・・・と改めて思ってしまうー。
総じまして「タンメン専門店にして本格中華の炸醤麺!酒のお供に是非是非!」
・・・と言う感動。やはりタンメンから食らうべきかと思う一方で、本格的な炒めのテクニックを感じた次第!。タンメン&担担麺一周した後激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!