長閑な街に大行列!もはや名物!
本当は静かに小手指のとある店で、静かに麺活動する予定でしたが、出向くと空調設備の故障とかで臨時休業。あっちゃぁー・・・この場所で代替が効かん。仕方なく一駅移動して狭山ヶ丘へ。行列覚悟でやってきたのが「鈴ノ木」さんです。開店時間少し前という一番行列が激しいタイミングでしたが、連休中だったので余計に混んどるがな:瀧汗。幸い日傘と本を持参してたのでゆっくり待つことといたしましょう。きっちり炎天下で1時間コースでしたー。
ご存知の方も多いと思いますが、TRY受賞歴・食べログ百名店両方獲得してる人気店。七彩・くじら食堂の流れを汲んでるお店ですね。となるとへへへ・・・ビールは赤星のはず。申し訳ないがそんなところも訪問したポイントだったりします。一応、ワクチン接種済みなのであしからず。
<酒> サッポロラガービール赤星!近年飲食業中心に人気爆発!?このご時世飲める時に飲んどけ!
それにしてもオリンピックが始まる直前、急に神奈川県は飲食店で酒禁止になりましたね。千葉・埼玉もそうなるのは時間の問題か?。なんか悶々としますね・・・。今、条件付きでも飲める幸せを味わいつくします。
さて巷ではビールと言えば、スーパードライのフルオープン缶が人気で品薄が続いてますね。ちょっとしたエポックですが近年は赤星人気も注目に値する出来事ではと!。スーパーにで回ったかと思うとすぐに売り切れで入荷待ち。そして拉麺店をはじめ、飲食店で見かける機会が一段と上がってる気がいたします。まさに飲めるのきに飲んどけって感じ。
特に今回は猛暑日で、特に暑い埼玉エリアでしたからもう汗だくでしたよ。喉がカラカラな状態で一気に味わう赤星の旨さハンパねぇっす!。言葉にできん今回だけは!。お通しサービスも嬉しいし、もう一気に飲み干してしまいましたよ!。追加でレモンサワーも追加しようかと思ったけど、大盛で茶漬けセットまで追加したから、お水で辛抱しました:汗。小瓶があったら絶対に追加してたー。
<全体> 猛暑の夏も食えばおさまる!香味増しの清涼感と出汁氷の冷涼感!美味しくキメる恒例夏限定!
実はこちらでは、汁なし系しか食しておらず。なので定番の特製醤油でもいただくつもりでしたが、暑すぎて暑すぎて思わず冷やし系へと流れてしまいました。限定15食とのことで売り切れる寸前で何とかゲットという流れ〜。それはこんな麺顔!。
おおお!定番の冷やしラーメンってな雰囲気ですが、見てるだけで冷たさが伝わる様子。何と言っても出汁氷が結構デカくて迫力。冷感をビシビシと感じさせます。それだけでなく、三つ葉を中心とした薬味が山盛りでこれもまた迫力。清涼感がありありと伝わってくるわけで、冷感と涼感で涼やかさが2倍って感覚です。そして冷や出汁は深い琥珀色で、味わいの濃さをイメージさせるような展開。肉も相変わらず旨そうです。こちらの煮干麺は、四季折々にバージョンを変えるようで、どうやらこれは季節限定なのだとか。気に入ったら毎年食おうかとこの時はそう感じておりました。
<スープ> 軽やかな甘味と香り高い苦味を放つ煮干感!出汁感濃厚・・・ひょっとして昆布水配合??
さてその冷や出汁だが、一口めからかなりハマった!。アニマルオフだと思うが、結構全体的に芳醇な味展開した。まず煮干しですが、イリコがかなり香ばしく上質な広がり。甘いのかと思ってたら苦味をしっかり効かせてます。いわゆるニボニボとした展開ですが、それがとっても軽やかで苦味が少ない。しかししっかりと香り高く伝わってきます。その一方でやっぱり甘味も感じさせますが、それもまた上品な広がりで、全く魚粉っぽくなくサラサラとした展開。後で蘊蓄書きを写真メモしましたが、鯵煮干しを使ってるのだとか。妙に納得いたしました。
ちょっと不思議なのが昆布の風合い。これが結構濃ゆい。濃ゆいので昆布水でも使っているのかと思いきや、それほどの粘りはないんだよねぁ〜。しかしサラサラってな感じでもなく、微妙にまとわりつくような流れ。この昆布の出汁感がまた全体を円やかに仕上げているような感覚です。
そして何と言っても出汁氷がいいね!。カリカリに凍っているので、最後になっても溶けきらず。また溶けても当然味の薄まりがありません。また時間が経っても冷えたまま・・・ってのが嬉しくて、最後の出汁茶漬けが楽しくてなりませんな!。
<麺> 自家製麺!平型中太ストレート多加水麺!品やかな腰ツキに絡みとる持ち上げ感!仄かな甘味と滑らかなスベリは超一級!
ピロピロ手揉み太麺がイメージの店ですが、一転して整ったストレート細麺です。形状はやや平型で中太タイプ。加水は高め。なので腰つきが品やかなだけでなく、麺と麺が寄り添いやすくて出汁の持ち上げが最高に良いです。平型もまた喉越しのシルエットを感じさせ易くて啜りが楽しく思えてくるイメージ。大盛無料対応ってところもまた心憎いのであります。
性懲りもなく、今回もチャーシューで巻き込んで食ってみましたが、冷えた出汁と肉と麺の絡みがまた面白い!。そして薬味を増したのでそれも混じらせながら食らいますが、冷や出汁と混じる優しい麺の甘味が、ザクザクとした清涼感と一体化するので、これまた楽しい展開です。
<薬味増し> 三つ葉多めで茗荷と葱をプラス!冷や出汁に浸しながら!麺に絡ませながら!ザクザクと食らう痛快さ!
200円プラスで薬味が増せます。薬味好きなら激しくお勧め!。三つ葉と茗荷とネギの構成ですが、三つ葉がとても多め。三つ葉の清涼感って茗荷と混じると、一段と風味を増すって感じで、これが煮干しの軽やかな苦味とベストマッチです。煮干しの苦味が美味く感じるし、出汁全体に溶け込むので出汁の旨味が力強くもなる!。冷や出汁だけを味わっても具材のように楽しめし、いいことばかり!。
<チャーシュー> 低温調理系豚肩ロースの大判スライス!最後まで熱ることなく半レア感で肉本来味を楽しませる逸品!
思い切った大判ぶりですね。それが2枚。比較的脂身が多めに差しております。冷えても旨いというか、低温調理肉って熱ると色や風合いが変化するので、いつも気にしながら食らうのですが、冷やしだとそれがないから楽ですね。一番赤身本来の味わいが楽しめる状態で、ゆっくり堪能します。煮干しの苦味とも妙に合うから酒がまた欲しくなるじゃないか。
また脂身もしっかり噛み締めるとゆっくりと甘味を増してくるので、赤身と口の中で旨さがじわじわとマッチする展開・・・。本当は冷酒なんかが一番似合う旨さですね。次回はおつまみセットで肉も楽しんでみたい!。
<〆飯> サクサクあられと柴漬け乗せて・・・冷えた煮干の出汁茶漬け!雅やかに〆る旨さ!
冷えた煮干し出汁には、昆布がしっかり溶け込み、三つ葉茗荷の薬味もふんだん。これを白飯にかけるのだが・・・・旨いに決まっとるがな。ツーかフツーに崇高にも感じるな味わい!。カラフルなあられも散らしますから、見た目でも味わいでも風雅風流な展開です。文句の付けようがない!。山葵の展開もいい感じ
面白いのはシバ漬け。私、京都生まれ京都育ちですから、漬物で茶漬けってのがググッとくるのですが、とても優しいシバ漬けと感じます。ジリジリとするところは低くとても食べやすい。それどころか甘味すら錯覚してしまう旨さじゃないか!。サラサラ〜っと一気に食べきって、ううう・・・・大満足でフィニッシュ!。
総じまして「芯まで冷える痛快さ!風雅を感じる質実さ!猛暑蹴散らす崇高冷や煮干麺!この夏一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。いやぁ〜並んでこれに辿り着くまで相当暑かったけど、苦労はすっかり忘れます。むしろ暑くとも並んでも食うべしかと!。夏の恒例メニューのようですから多分また来年も食らうと思います。何食っても旨い店ですが、あるうち食っとけって感覚。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!