ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4977】麺処 源玄(東京・阿佐ヶ谷)冷製塩煮干しsoba + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜見た目の華やかさと裏腹に計算され尽くした和洋折衷な旨さ!華麗創作冷やしニボそば!

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※7月実食!まだ溜まったレビューが続いてごめんなさい!
類は友を呼ぶ

 

 

 開店時間が、11時45分という微妙なタイミングのお店。時間通りに来てみると、いつもは開店目がけてくる客もいないしシャターも閉まってる。なんだ今日は臨時休業かよぉ〜と踵を返して立ち去ろうとすると・・・・目の前に、日頃とても懇意にさせてもらってるレビュアーの「やっぱりネコが好き」さんとばったり鉢合わせ。
 

 
 ははは!っとお互い思わず笑いつつ、「今日は閉店かぁ・・・」ってぼやき始めたら、いきなりシャッターがガラガラと開き出す。そして我らと店主と新たな鉢合わせ。妙な展開ですが、この後に続く客もなかなか来ずで、ゆったりと3人で過ごさせていただきました。今思い出しても楽しかったなぁー。ご店主とネコさんには感謝!。
 

 
 
 
<酒> サッポロ赤星!分厚いボディとしっかり苦味!なのに後味に軽やかな甘味が調和する

 
 あゝ今日も当然赤星です。隣のネコさんだってそう。貸切状態の店内で飲むのが実に楽しいね。相変わらず分厚いボディとしっかり苦味!。へへへ・・・これから冷やし系を味わうのに少し残しておかねばと思うんだけど、ついつい飲んでしまう。サービスおつまみのスペアリブも超ナイス!。冒頭からほっこり気分解放です。
 

 
 そのスペアリブなんだが、肉はラフティーか!と思うほどトロトロ柔らかい感覚だが、オーブンされた風合いがまたいい感じで肉ハズレがよい。差した脂身部分から解れて、赤身は脂身の甘さが滲みつつ、肉繊維が解けるような歯応え。そしてジューシー。更に骨まで食える柔らかさと言うのが素晴らしい。カレー風味の味付けがまたビールをそそらせるのであった!。サービスおつまみの域を超えております。
 

 



 
<全体> 見栄えは明るく洋風パレット感覚!されど出汁や薬味は現代的和風感覚?

 
 ラーメン屋さんの「あるある」で、暑くなりそうだから冷やしメニューを開始し出すと、急に天候不順で注文が出なくなる。そんな感じで一旦封印の方向だったようですが、これ食いにきたと伝えると少しならまだ提供できそうです・・・と気を利かせてくれたのでした。感謝!
 

 
 トマトとヤングコーンで見た目は洋風に感じます。しかし白青薬味ネギと大葉茗荷のダブル和風薬味という構成。そして出汁には塩煮干しっぽい力強さが伝わるようです。見栄えは明るく洋風パレット感覚!されど出汁や薬味は現代的和風感覚?。遊び心とテクニック感が伝わるようです。
 

 
 
 
<スープ> 程よい塩気!優しくしっかりした煮干エキスのハーモニー!アニマルオフ!?冷えても豊潤な旨味!

 
 今年の夏は、忙しくて冷やし系自体を食えてませんから、とても新鮮に感じます。一応、アニマルオフですかと確認するとそのようでした。煮干しスープを冷やすと魚の脂が薄らと膜を張ることがありますが、それが見当たらんので確認したー。まるで脂が煌めくよう。そして後味の残る豊潤な旨味。とってもそれが塩気と融合しているのです。ニボ感は抑え目で上品なので、片口よりは「うるめ」と妄想したりして。
 

 
 ただ今回は、塩気がとても効いているのに円やかだったので、思わず「カエシに白醤油使ってる?」と聞いたら素直に笑ってそうと教えてくれました。とある有名店主が、そう語ってたのを急に思い出したもので。個人的には、魚介と塩のマッチングには白醤油が合うって、うっすらと感じてた次第で、近年の今風塩系のラーメンが旨いと感じる一因だったりしてね:爆。
 

 
 
 
<薬味> 白と青に交錯する薬味ねぎ!大葉と茗荷が入り混じるオヤジ泣かせな清涼感!

 

 

 何気にすごく薬味にこだわってる。葱は九条葱の青と白の部分を混ぜてアレンジしている様子。素材に対するセンスと愛情を感じます。そして大葉と茗荷の合わせ刻みが泣ける・・・これ万能ですぜ。自宅ではこれを冷奴に乗せて食らうのですが、無限大に食える気がするほど旨いです。実はもっと言うと、紫玉葱微塵も出汁に溶けて貢献しているのでした。この一杯の薬味の多さとバランス感覚が素晴らしい!。
 

 
 
 
<麺> 冷やされて引き締まりつつスベリはシルキー!出汁を持ち上げつつ素地は味わい深し!

 
 麺の地肌が、乳白色の大理石のように艶やかな色合いで、しかも揃ってるから美しいです。茹で加減多めで冷水で急速締め上げですから、緩やかに靡くような麺線でありつつ、柔らかいかと思えば、歯応えがしっかりしてるのです。そして冷やし系ならではの素地の風味と味わいが強いね。改めて奥歯で噛み締めると甘味すら覚えるようで、そこに出汁の塩気が混じって、旨味へと昇華します。
 

 
 とにかく全体が纏まるようで、出汁を持ち上げるのも優れている上に、隙間に薬味を絡めまくります。なので滑りはシルキー感覚この上なし!。
 

 
 
 
<チャーシュー>低温調理の鶏胸コンフィ!素材の上品な淡白さに冷煮干汁と一体感が進む!

 
 あゝ・・・安定感すら感じる鶏胸肉コンフィもナイス!。実に淡泊な素材に下味がこれも実に染み入ってます。大葉や茗荷、そしてネギ類の薬味との相性よく、噛み締めると鶏肉の滋味に香味の華やかさが広がる!。
 

 

 

 
 
<具材> トマトとコーンで洋風野菜のオンパレード!長芋とオクラで和風滋味な展開!

 
 実は、とっても計算された盛り付けなんです。和風のオクラと、洋風のヤングコーンが✖️形式で飾られ立体を感じさせる。その和風オクラの下敷きには洋風のスライストマト。一方の洋風ヤングコーンの下敷きには和風のスライス山芋。単に、トマトとコーンで洋風野菜のオンパレード!長芋とオクラで和風滋味な展開!って思ってたけど、このトッピング具材の味わい構成には、計算がし尽くされた思い入れすら感じます。
 

 
 
 
総じまして「見た目の華やかさと裏腹に計算され尽くした和洋折衷な旨さ!華麗創作冷やしニボそば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。静かに店舗移転計画も進んでいるようですが、どこに行こうとこの味わいと質感ならばどこでも追いかけたい!。この夏、中央線でひとときラーメンで過ごすなら要チェックでしょう。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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