ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4625】 柳麺 呉田-goden- (さいたま・北浦和) ざるチャーシュー + ハートランドビール + 純米吟醸 雪の茅舎 〜円やかな出汁!甘味と風味の優しい麺!夏に限らずオールシーズン酒と合わせたい崇高ざる中華!

期間限定より・・・いつでも食える「名作」を愛してしまう

※オリンピック開幕直後の実食

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 ワクチン接種も終わったので、少し悪いと思うが酒と麺を求めて北浦和まで遠征。少し遠いと思ったのだけど、新宿・赤羽経由でなくとも、中央線西国分寺経由で武蔵野線を使えば楽にアクセスできると分かったので、突撃してみました。少しでも密を避けられるしね・・・。思惑通り、南浦和まではガラガラだったけど、そこから先は混むのだった;汗。やはり埼玉南部って人口密度高いよね。
 
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 なぜか「ざる中華」っぽいのを食べたかった!そして良い酒飲める店。今回はそんな動機です。訪問すると意外と混んでおらず、アクリル板で仕切られた席も少し空席あるような状態。これなら安心とビールの他に冷酒も注文してしまいました。この日は、ちょうど新しい限定冷やしがリリースされたタイミングだったようで、それを狙った客ばかり。店内の片隅にはそれ用の山芋の段ボールが山積みです。しかしね・・・すでに知ってる味だとは言え、私は基本的には、限定より定番を選ぶ保守的な人間でして、やっぱりこの店では「ざるつけ麺」一択なんですよねぇ〜。店のPOPでは、チャーシュー追加の方が人気が高いようですので、素直にそれに乗ってみました。
 

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<酒①> キリンハートランドビール!軽やかさとズシリ感が両立する麦芽100%麦酒!素材感すら覚える旨さ!

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 実に久しぶりのハートランド。本当はグリーンボトルを拝みたかったんだけど、グラスに注がれた生ビールです。ま、私どん臭いというか、注ぐの下手でいつも泡ばかりだから、この方が都合がいいのかもしれません。さてこのブランド・・・やはり上手いね!。キリンブランドでは間違いなく一番好み!。ブラウマイスターより好き!。若い頃から飲んでる。勝手な妄想なんですが、このビールは素材感すら覚える旨さです。コーンやスターチがあった方が親しみやすいのだろうけど、ズシリの苦味の効いた麦芽とホップの風合いが素晴らしい上に、重くさせないのが印象的。同じようなことを、ハイネケンでも感じるのだけど、それよりは遥かに軽やかな飲み口で、いくらでも飲み干せる気にすらさせます。なのでおつまみ不要かとも感じるほど、ビールそのものに夢中にさせてくれる。わざわざ来た甲斐があったと言うものです。
 

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<酒②> 純米吟醸 雪の芽舎!飲めば華やか!酵母風合い豊かで甘味すら感じる辛口吟醸!旨さ美しき!

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 食前酒としてハートランド。食中&食後酒としては「雪の芽舎」冷酒でいただきました。秋田の酒蔵。結構、目にする銘柄で人気も高いですよね。この旨さは実に分かりやすいし、アピール力がありあり。口に含んだ瞬間に華やかさが広がる感覚で、これは日本酒に日頃接してない方にこそ勧めたい気にさせます。純米酒の肉厚な風合いと甘味。そして吟醸らしいスッキリした辛口ニュアンス。双方がバランスよく、するすると飲めてしまいます。そして料理にも合いやすいと思われ、鶏豚のつけだれの濃ゆい味わいは、麺の仄かな甘味にすごく寄り添う日本酒。結構でかい器になみなみと注がれるので、飲み応えもしっかりとしております。大体2種類置いてあるようなので、お好みや気分でで選んでも良いですね。
 
 
 
<全体> ちょっとリッチな「ざる中華」!出汁の穏やかさに浸る豪勢な肉!美しく整う褐色の中太麺!

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 調べてみると、この店このメニュー5年ぶりです。そのころはちょうど本業でモヤモヤしてたわー。今でもそう変わらん状況だが:汗。全くいい歳して成長のかけらもございません。そんな自省を感じていたところで配膳されたのがこの麺顔!。
 

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 おおお!見覚えある麺顔風景だが少し進化した?。チャーシューが増えただけにしては、妙に整ってるぞ。しかも麺がとても旨そうに映えてるじゃないか!。醤油系のつけだれは、記憶の中よりも色合いは明るいし優しいブラウンが素晴らし。また麺はこんなに整っていたとは!。綺麗に揃って折り畳まれており、ざるの上にピッタリと貼り付くように乗せられた様子。みずみずしくも少し褐色めいた風貌がこれまた旨そうです。はっきり言って、前食った時よりも旨そうに思えるのだが!。
 

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<つけだれ> 優しい醤油輪郭に芳醇に染み入る鶏豚エキス!乾物の溶け込み豊かで旨さ円やか!

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 なかなか穏やかで、フツーのラーメンより少し濃ゆいめな醤油ブラウン。そのままでも飲み干せそうな感覚です。脂を見ると鶏ベースのエキス感を感じますが、鶏醤油と言うより色々複雑な旨味感ありか?そんな風貌。実際に味わうとイメージ通りで、ベースの鶏豚エキスがしっとりと溶け込んでいるようです。チャーシューからも脂が溶けているような妄想もあり。濃ゆいけどしつこくない分、旨味はまさに芳醇と言ったところでしょうか。
 

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 そして醤油系のカエシが全く尖ってないところが、円やかと全体を感じさせます。むしろ甘味すら感じるほどで、その優しさからは生醤油?生揚げ??などと想像してしまいそう。そんな優しいカエシに呼応するのが、乾物系の溶け込みと言えましょう。一通りメジャーなものは溶けていると思いますが、比較的節系の印象でしょうか。甘味があることからイリコも少し頭を過りますが、イメージとしては節メインと言った印象です。また妙に香りに甘味が残るところから、ねぎ油の存在も感じますが、ちょっとそこまで自信は持てず。その一方で、薬味の青ネギのフレッシュさがいい感じで、甘味と清涼さを引き出してます。
 

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 あまりにもいい塩梅でゴクゴクと無意識で、そのまま最後は飲み干してしまったが・・・あ!スープ割もらうのも忘れてしまった!汗。それほど抵抗なく飲める濃ゆさとバランス感覚。ざるが麺の水をしっかり切ってくれるので、味が薄まることもなく一貫して楽しめることでしょう。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!モッチリしつつも引き締まる食感!タレを貼り付かせる地肌感!素地の甘味と風味も豊か!冷酒にピッタリ!

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 雪の茅舎を頂きながら麺を味わう。まずは2~3本たぐってそのまま何も付けずに食うと、素地の淡白な甘味がほんわりとあと口に残るよう。そして小麦粉の香りが、瑞々しくも柔らかです。これが冷酒にはとても合うんだよねぇ〜。和蕎麦でもやる仕草ですが、この麺質感なら同じように楽しめるはずです。
 

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 地肌は褐色をしており、全体の風合いは加水やや高めと言ったところでしょうか?。前歯で千切ると軽い明るみを覚えるような弾力感がいいですね。強い引き締まりが出てきます。モッチリしていそうで、中はヌチヌチとした印象。奥歯へ運びこんでプレスをすると、芯が残っているわけでもないのに麺の素地から感じ取れる粉の風味が広がるようです。
 

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 また、ざるが敷かれているので水切りは完璧。全体的に瑞々しさがあり、すすりも軽やかな印象?。一部貼り付くような部分もありますが、つけダレと絡めるとスルスルと駆け抜けてゆく感じシルエット感がいいですねぇ〜。サクッと手繰り食っては、チビチビと冷酒を流し込む。嗚呼、夏気分で最高の贅沢って感じでしょうか!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 大判肉厚豚バラ肉ロール!つけだれの熱で蕩けるチャーシュー!脂と肉味が溶けて円やかな旨味!

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 デフォルトの具材は、極細メンマと、薄切りスライスバラチャーシュー。チャーシューは中央に浮いてますが、メンマは底に沈んでおり、短尺なのもあって麺に絡み安くなってます。そこに追加して大判で厚みのある豚バラロール肉が3枚投入。器の内壁に貼り付かせるように立てられてます。箸で持ち上げようとすると自重で千切れそうなほど柔らかい。なのでこれを内側に剥がすように、つけダレに浸してゆきます。
 

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 薄味タイプかと思えば、下味があってフツー以上に旨い!脂身の甘味がしっかり引き立った甘口タレ。そしてそれが赤身にも浸透しております。一気に口に運ぶと、吸い込んだつけダレの円やかさと、元からの脂身と赤身の甘味が、すでに一体化した旨さ!。白飯に乗せたくなるし、酒にもそのまま合わせゆきたいと思わせる、ポピュラーな肉旨味がナイス!。また途中から、崩れたチャーシューと麺を絡めて食うのも当然旨し!。できれば大盛設定なども今後考えてもらいたい次第!。
 

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総じまして「円やかな出汁!甘味と風味の優しい麺!夏に限らずオールシーズン酒と合わせたい崇高ざる中華!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。いい酒・いい肉・いい出汁・いい麺!まさに気分ゴージャスな盛夏の休日昼飯!。駅からとても近いし、車窓からもわかりやすい場所。コインPの真横です。この先コロナがどうなるか不透明ですが、飲めるタイミングなら尚のこそ、飲めなくとも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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