ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3383】 新橋 纏 (東京・新橋) 特製平子煮干そば 〜新橋サディスティック路地裏崇高煮干そば!

ディープ過ぎる路地裏に長い行列〜煮干魔力で引き込む名店
 
 とある平日、オフィスで雑用こなしていると、急遽都内で打ち合わせの連絡あり。比較的時間の余裕があったから、これ幸いと昼飯ラーメンの物色に入ろうかとしたら、ランチミーティング+1時間延長というバカげた時間設定!。そりゃないよぉ~・・・(号泣)。諦めが悪いオレでして、どうしてもどこの日、このタイミングで腑に落ちる一杯を食いたい。いろいろ計算したところ、「新橋駅近くで11:00開店。一巡目で食う。」と言う条件しか成り立ちません。ならば・・・・と思いついたのが「新橋 纏」さんです。気分的に煮干だったから。
 

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 こちらの特徴は何と言っても「路地裏の極致」というロケーションです。いつも工事をしているビル用地のすぐ横に暗くて細長い路地裏があり、むしろトンネルと表現したほうがイメージに近い。だから平日開店直後にだれも居ないだろうと・・・・思っていたら大間違い。すでに暗がりで行列が発生中で、危うく1巡目を逃すところでした。しかもどんどんとその行列が長くなり、それは路地裏から溢れてしまった。こんなに人気継続だったとは、久しく訪問インターバルが空いてて知りませんでした。
 

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 「濃厚鶏つけ麺」ってのがメニューにあったのが記憶違いでなかったらメニュー追加ですね。これは全く知りませんでして、大盛まで同額というサービスぶり。これに非常に強く惹かれる~。しかしこれ食って満腹だと絶対に打ち合わせで居眠りするので、当初想定通り、久しぶりに「特製平子煮干そば」をいただきました。
 
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明るさと上品な甘味の煮干感!醤油の円やかさ&あっさり鶏豚がベストマッチ!
 
 まだ夏休みなのでか、大きなコロコロスーツケース持ってる客も居たりして・・・・狭い店が余計に狭い(笑)。カバンを上着用フックにぶら下げたりして、お店側も丁寧にご注意されるが、言うこと聞かずー。決してインバウンド客のことを言ってません。郷に入れば郷に従うということを、学校では教えなくなったのかと、多少寂しい思いをかみしめていたところで、案外早いタイミングで配膳が完了したします。それがこんな麺顔。
 

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 おおお!お久しぶぅ~りぃねぇ~♪貴方に会うなんてぇ~♪。実に久しぶりなので忘れてしまったのか、この一杯ってこんなに海苔アピールあったっけ!?。嬉しいけど!!。また肉が海苔で隠れてしまってるが、結構のボリュームがあり、こんなに肉感あったっけ?。嬉しいけど!!。デフォルトと特製の価格差は200円。味玉が100円としても、あとの100円でこのサービス相当だったら、これはとてもお得な特製だと思えます。
 

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 いきなりトッピングで感動した流れで、落ち着いてスープを味わうことといたしましょう。とても穏やかな清湯鶏ガラエキスを感じます。表層を漂うキラキラエキスなんてすごくキレイ。そして醤油色の琥珀はとても落ち着いた風合いながらも、魚介のためか軽く霞んでいるのが分かる。そんな二層に分かれているところをレンゲで1回上下させて軽く攪拌し味わいます。
 

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 ううう!正しく魚介の柔らかい風合いでこれは煮干!って感じがありあり。しかもニボっとした苦みが一切なっくてむしろ甘い。甘いといっても魚粉のような分厚さはなく、濾過されたような軽やかさ。いや上品さ。これが平子煮干の仕業なのだろうか。ベースの鶏ガラも相当スッキリしているためか、平子の広がりがとても隅々にまで感じられます。
 

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 また醤油の感覚が平子とも結びついて面白い。甘みと結びついて円やか醤油のエッジ加減。とても優しい醤油味で、食い進めていくと麺から滲み出る炭水化物と混じって、また別の部分で甘い風合いが流れます。またまた後半以降になると、チャーシューの脂身も少し味を移しているのかも。チャーシューを食いつつ麺と汁を味わうと、肉の甘味が加わり、ますますカオスな旨さが高まります。後味には、醤油由来の微かな酸味も片鱗としてかんじさせる。平子にばかり目が行くが、これはスッキリ醤油そばって感覚も少しありますねー。
 
 
 
 
 
三河製麺:軽いボコボコ感に俄に密度ある中加水な細麺!汁吸い込んで旨し!
 
 場所が狭くてスペースを有効利用。券売機の上に麺箱が山積みになってたから、製麺所はすぐにわかった(笑)。玉子とほどよい練水の反応が伺える、健康的な薄黄色が旨そう。基本的にストレート細麺ですが、少し捩れがあるのか、麺線が整うという感じでもありません。それが少しボコボコとしているようにも見える。
 

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 加水は高めかと思ってたけど、程よい加水と密度感で、モチモチ反発の中多少のボソボソ感がある。前半だと前歯の当たり具合はそんな感じで、スパスパとリズミカルに千切れます。芯は視認できませんでした。時間経過で汁が染みていくのが分かります。後半はしなやかさを増して、プツリプツリとライトに切れます。束になった麺を奥歯へ運んで力を入れると、クチっと短い瞬間で麺と出汁が融合する旨さ!。
 

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 当然見た目通りにライトなすべりで申し分なし。ずぼぼぼぼーーーと快調に飛ばし、あれだけいた前客をすっ飛ばして一番最初い食べきって退店しました。落ち着きのない食べ方なオレです。
 
 
 
 
さすが特製!何だかんだでチャーシュー6ピースはお得感!
 
 なんと数えてみたら6枚あった。夜なら酒が欲しいぜー。これだけあると、麺の最後の一口を食べきる直前まで、チャーシューを自然にキープできました。部位的にはいろいろあったみたいだけど、肩ロースがメイン。いわゆる煮豚タイプでスープにもエキスが生かされているものと想像します。脂身は余計な部分が削がれていい甘さだけが残る。肉質は一見スカッとしたようだけど、スープを逆輸入してスポンジのように吸い込んでいます。これを奥歯で噛み締めるときの、肉味と出し味の一体感が素晴らしい。適度の歯応えもあるし、この特製の肉追加はパフォーマンスが高いです。
 

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味玉にハズレなし!出汁の甘味がしっとり染み込み和菓子のような甘味?
 
 味玉にも3種類ほど味の表現があるし、また卵黄の仕上がり加減もいろいろあるから、これらを掛け合わせるといろんな味のバリエーションがある。そんな中で、こちらは、やや薄味かと思われるつけダレに、しっかりと中まで浸透させたものです。しかも出汁の甘さが印象的で、卵黄の仕上げはややトロミがありそうなジェル状態。粘りのあるゼリーのような食感とその甘さです。卵黄がナチュラルに出汁で甘く染まってる・・・・そんな印象。これは旨いぞ!嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして、「新橋サディスティック路地裏崇高煮干そば!」
 
 ・・・と言うことで、捻りないまとめ方でごめんちゃい。こんな場所でも旨けりゃ人は集まる。新橋って利点もあるけどねぇ~。さて食い終わってから店をでるが、人がすれ違うのもやっとな狭さ・・・・。カバンを両手万歳状態で掲げて横歩きで路地を抜けました。またこれも一興。この裏路地あってこそ、「纏に来た!」って感じもありますしね。これからも地道いここで頑張ってほしいと思います。そんな応援気分を抱えたまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   路地裏
   に引き込む
   煮干哉
 
 
   甘み香味の
   明るさ沁みる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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