ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1615】 新橋 纏 (東京・新橋) 平子煮干そば


 昼休みに食いそびれて、そのまま外出して、またいい時間帯に戻って来なければならない。凹むね〜・・・・・。しかも蒸し蒸しするではありませんか。このご時世、冷房効き過ぎの部屋にいたものですから、最初は良かったけれど徐々に汗が噴き出しそうになります。かといって・・・アイスコーヒーで時間潰すのももったいない。そんな感じで、軽くうどんでも啜っていこうかと思いきや・・・・名店「おにやんま」は休暇? 凹むわ・・・・・。








 しかし振り返ると、コインパーキングの奥に、回転準備をしている店員さんを発見!あ!纏があるやん!うどん気分でしたが、あっさりつながりで「平子煮干そば」にターゲットを絞りました!いやいや、これは我ながらいい機転の効かせ方だわ。


  











【スープ:ダレからも好かれる煮干醤油の風合い!カエシの風味と薬味も煮干に華を添える味わい】


<人に勧めるのに間違いがなく、ストライクゾーンが広い煮干醤油!しかも質感ありあり!>


 いろいろ広い東京にあって非常にベスポジに近い一杯のような気がいたします。まず品質的には全く問題なし。この品質で新橋のこの駅近ロケーションで700円というプライスは拍手ものです。いかにも東京らしい醤油のぴっちりとしたカエシ、そして程よい甘さと苦みが先行する煮干しの風合い。それらが相まって「大人好み」な醤油煮干し感があります。しかし一方で淡麗な味わいなゆえに、わりと広くウケると思う味わい。相当の麺好きを唸らせる一方で、デート気分で女性が食しても、するすると食えそうです。







 それにもう一度言うけど、ロケーションがいい。新橋という立地自体が便利というだけでなく、飲みの〆としてもなかなか崇高なる質感。気分を高めます。そして・・・この路地裏感がたまらんです。今は、隣のビルが取り壊されて入口が丸見え状態ですが、すごく奥まったところにありまして、迷宮か穴場か・・・といった特別感がいいです。東京のラーメンを案内するとしたら、この一杯はとても便利なような気がしませんか?









<カエシと煮干しのエッジングに・・・三つ葉の薬味がベストマッチ!>


 煮干しが淡麗でありつつも、軽やか過ぎず甘くない。塩気を薄くひいていて苦みと化合するような旨味ですね。甘味より苦みが先行するとはいえ、決して苦くはない。苦みが仄かに香る程度です。その香りに生醤油の風味が重なり合い、彩感じる醤油感覚がいい感じ・・・・。ここで薬味の三つ葉が実によい仕事をしていると感じました。塩気が主導する旨味と、三つ葉の清涼感は、なぜかすごく合う!もっとくれ!といいたい気分。玉ねぎましは+50円で対応可能ですが、三つ葉追加のサービスはにもよう。+30円払ってもいいから対応してもらんだろうか・・・。


 またついつい、平子煮干の風合いに気が行くが、豚鶏のコクもさりげなくよい煮出しぶりを感じます。軽い煮干感を崩さないさらーっとした動物系のコクがいいですね。魚介を下支えする豊かな動物系の出汁が、下処理の上手さを感じさせます。













【麺:細麺が流麗で美しく、それでいてクッシリとしているのが粋と感じます】


<やや細めのクッシリストレート!何となく芯を感じさせる、和風アルデンテな食感>


 筋が通っているというか、なんとなくビシっとくるストレート細麺です。極細までとはいかない・・・標準タイプより心持ち細いと感じさせる程度。角麺が膨れっ面したような切り口で、何となく前歯の千切りでクシクシと感じさせるものがあります。密度感がると個人的にはよく表現するのですが・・・そんなタイプ。かと言って切り口を見て芯があるようでもない。なんとなく芯があるというバーチャルイメージです。


 このクッシリさにプリプリさが少しはいると、アルデンテ!と心の中で叫びそうですが、クッシリさの中にしなやかさがあるような感覚。なので和風麺だよな・・・・とつくづく思う。あえていうなら、和風アルデンテというようなクッシリ感。奥歯ですりつぶすとクチリと低反発に潰れます。テンピュールの枕のような少し固めの低反発というようなイメージをしんがら咀嚼を繰り返します。









<表層にかるくぬめる雰囲気、後半やや汁を吸いこんでしなやかな物腰>


 汁の温度加減がいいのか、わりと汁の浸透度が少ない感覚。最後の方まで一定なクシリ感で食い続けられる。しかし最後の最後は、やはり吸い込んでしなやかになるのだな・・・・。前半は、表面の透明な層が多少ぬるぬると滑ります。しかし、後半はアルデンテが完全にゆであがって、ちゅるりん!とした全体の物腰柔らかさで、快適なスベリを演出してくれます。もともと、加水低めなクッシリ麺が好きな私ですが、しなやかな物腰しタイプもいいですね・・・・。








【具:香ばしい柔らかさがあるチャーシューに対し、香ばしいコリコリ感があるメンマがナイス!】


<白飯でも酒にも最高に合う・・・ローリングばら肉スライス>


 中々醤油ダレがいい感じで染み込んだ味わい。肉の旨味と醤油ダレの香ばしさが食欲をそそりますね〜。これは白飯を欲する!と思いきや、その質実さ、上品さから酒にも合うような感覚です。脂身が多いロール部分と、肉質メインなロール部がそれぞれ1枚づつ。デフォルトでこの大きさ品質、厚さで2枚というのはうれしいです。







 
<何となく関東流儀を感じさせるコリコリめんま


 細くてやや長いコリコリとした歯ごたえ。少し醤油ダレが染み込んで、コリコリと歯で噛み砕きながら食う。嗚呼、歯の隙間に入りやすい年頃になりましたが、やっぱり旨いね〜。なんとなく、深い醤油味を連想しだすと関東流儀と感じてしまうけど、関西オリジンな私でも、この品質感と味わいなら好き!














 総じまして、「これくってりゃ間違いないって!」という安定感ある煮干そば・・・・と言う感覚。どしどしと、ご友人にオススメいただきたいです。なお、私は時間をずらしてからこの店は訪問するようにしているのですが、すごく中途半端な時間でもそこそこ、客入りがいいのでピーク時には要注意かもですね。しかし、回転はわりと良いほうなので、午後1時回れば落ち着くのではと思われます。外回りの方は特権を活用して訪問されたしです。腹を減らしながらランチタイムまで仕事してて、相応にいいことあってもいいじゃない。いい一杯たべましょうよ。なので詠います!





   暑すぎて
   帰るもだるい
   夏の宵



   ようやく啜る
   今日の昼飯





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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