<とある臨休ショックを見事なるリカバリーショット!>
休日明けってテンション上がりませんよねー。こんな日は、朝ラーメンでもして気合を入れたいところですが、朝いつもの通りに起きれなくて、始業時間ぎりぎりにオフィスにたどり着きました。その後もどうも仕事にノレない。しかたねー、ちょっと昼飯はいいもん食うか!と武蔵小杉へ向かいます。狙いは「麺や でこ」で香味煮干を食らうこと!。ところが、こういう日に限って臨時休業してまして・・・・目の前が真っ暗でござますよ。もう他へ移動する時間もない。ま、押さえと言えば申し訳ないが、近くにある「Noodle Kitchen GUNNERS」へと逃げ込みました。
休日明けってテンション上がりませんよねー。こんな日は、朝ラーメンでもして気合を入れたいところですが、朝いつもの通りに起きれなくて、始業時間ぎりぎりにオフィスにたどり着きました。その後もどうも仕事にノレない。しかたねー、ちょっと昼飯はいいもん食うか!と武蔵小杉へ向かいます。狙いは「麺や でこ」で香味煮干を食らうこと!。ところが、こういう日に限って臨時休業してまして・・・・目の前が真っ暗でござますよ。もう他へ移動する時間もない。ま、押さえと言えば申し訳ないが、近くにある「Noodle Kitchen GUNNERS」へと逃げ込みました。
ありゃりゃ、いつの間にか全面改装してましたこの店箱。二階が使えるようになっただけではなく、入口の位置が表側から路地側に変更とあって、逆に不便じゃないの?と思えています。風水の都合かしらん。しかし行列で並ぶにはちょうど良いスペースがこれで出来たような気がします。気分的には、ショックのあまりもうこれ以上悩むのやめにして、醤油か塩のデフォルト食って帰るつもりでした。ところが「限定」が目に止まる。
「蛤と鯛兜の酒蒸そば」・・・なんとまあ、魅力的なワードの羅列なんでしょう。店の雰囲気とは真逆の純和風なるイメージと音の響きですよ。迷わずそれの券売機ボタンをプッシュ!。早速カウンター席へと誘導していただきました。嗚呼、一時はどうなるかと思ったけど、まさに拾う神ありじゃな。
<見事なる酒蒸こぼれ汁の味深き哉!蛤の滋味が濃ゆく、鯛の風味が上品にまとう!>
久々にここに来たけど、以前よりも流行っている感じがありあり。以前よりは客のバリエーションが増えていると思われ、普通のおばちゃんなんかもサクッと食べに来てるっていう様子。二階席作ってより発展してよかったですね。と思いながらスカパーでプレミアムリーグか何かの試合録画なんか見て、ぼんやりと待ちながら過ごします。丁度いいシーンになったところで、配膳が完了!一気にサッカーからラーメンに気持ちを切り替えました。そんな切っ掛けを作った麺顔はこんな感じ。
おおお!まさに蛤のお出迎え!単なる出汁だけでなく、身もトッピングにふくまれておりますよ!。しかも引き算せずピンクのチャーシューもご立派に鎮座してる!。薬味も鮮やかな緑と紫がいい補色関係を形成して、見た目にも鮮やかで盛り付けもうつくしいい。そして汁が・・なんとも仄かに霞んでいて、海系のエキスの芳醇さが見ただけで分かる。少しまえは落ち込んでいたのが嘘みたいに、食う前から「これはヤバいやつかも」と期待が高ぶってしかたありません。
蛤の酒蒸・・・これは、日本酒はおろか白ワインでも簡単に作れる上に滋味の深さは半端ない。この一杯は、醤油か塩かを選べるのですが、酒飲み野郎なら、おそらく塩を選ぶのではないでしょうか。静かにレンゲですくってまずは一口味わう。すると、あの酒蒸しの汁そのもののエキスが実に深く染みわたる!。ヤバウマってやつでして、蛤の滋味がじっとりと響くのに、出汁そのものはサラサラとしてます。これは出汁茶漬けでもできそうな高級な仕上がり感。ベースの鶏ガラも邪魔をせず、旨みを増幅させているかのような福よかな味わいがいいね。またそれだけでなく、鯛の兜も酒蒸しにはエキスとして溶けているようで、言われなければ気づかないほどではあるが、風味がやわらかく広がります。
また薬味がいい仕事ぶり。アーリーレッドのみじん切りは、見た目以上にその独特な清涼感が、蛤エキスを刺激し、また三つ葉の千切りが白ごまと和えられ、その断面からフレッシュな苦みと香りを感じさせます。それらが蛤の貝出汁で非常にヴィヴィッドに感じられ、歯応えと共に相乗効果を発揮してます。たまたま通りすがりで食ったけど、これは最高の偶然だ!。
<トッピングは蛤の剥き身!ふわふわジューシーで唸るしかない!>
興奮が収まらない。トッピングの蛤のむき身が、ツマミにできるほど多めに投入。しかもよく見ると、貝柱の部分もちっちゃいけど含んでおります。実際に食うと、予想をはるかに超えて、ぷりぷり&ふわふわジューシー!。マジでこれだけで、立派な一品料理になるのでは?と思えるほど質感が高い!。こりゃ唸るしかない旨さですよ。興奮で箸を持つ手の震えが止まりません。
<低音ピンクの豚ロース肉チャーシューも滋味深く!噛むほどに旨し!>
蛤主役と言えども、肉の引き算はなくてよかった。豚のロース肉でしょうか。脂身が少な目で、赤身の素直な味わいがいい感じです。スープも適当に染みこんで、それはそれで旨いのだが、ベースの肉味が品よく、軽く薬味を振って食らうとなお旨し。歯応えが適度にあるので、噛んでこそ肉味を楽しめというかんじです。飯よりもお酒に合うタイプ。貝出汁を少し吸ってうすい塩味になった肉も、かなり旨い。
<ストレート細麺!淡い歯応えの後は汁浸透した旨味に溢れる!>
スープとトッピングにすっかり魅了されてしまって、麺が後回しになってしまいました。単なるレビューの順番でなく、その時その場の雰囲気としても。とてもナチュラルな色合いが印象的で、加水は中程度。密度感がそんなに高くありませんが、食べ始めるところは淡くクツクツっとした歯応えがあります。汁を吸い込み勝ちなキャラと感じますが、直後からクスクスとした前歯の当たり方に変化し、奥歯で潰すとクチリと淡泊に潰れます。
麺と麺の隙間でスープを持ち上げるのも得意そう。こういうのはレンゲで下支えしながら食らうと(一部では女食いという言われた手法)、スープ旨みとふんだんに混じるからとても美味しく食べれまさす。粉の風味よりも、スープと一体となったときの甘味旨みに優れたタイプだいうのが私の個人的な印象です。
総じまして、「大人の塩そば!酒好きの塩そば!今だけ限定の塩そば!」と言うなんだかまとめて切れずに、ごめんちゃい!。これはいい蛤が出回る春あたりだから限定メニューなんでしょうが、できることならレギュラー化してほしいかも。それは無理でも、毎年定期的にやってほしいかと強く思いました。貝好きな方なら、一度は食っておくことをおススメしたい!。日本酒があればグッドなんだろうけど、ハイネケンが備わってました。また食いに行くかもですかな・・・こんどは醤油?。ともあれ昼飯難民をすくってくれたばかりでなく、感動もくれて感謝極まれり。それを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
炎天下
昼メシあてが
大ハズレ
拾う神なる
酒蒸沁みる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!