<マツコの知らない冷し中華を食べてみた結果……パート2>
また「マツコの知らない」冷し中華を攻めてみました。場所は浅草。真夏の猛暑という感じのうだる暑さとムシムシする湿気の中、強い日差しを浴びて何だか頭痛をしそうな真っ昼間に、「馬賊 浅草本店」へとやってまいります。しかしこんな中でも、働いている方が多いー。近くの工事現場の方々や、宅配ドライバー、観光客目当ての人力車さんなど、本当に頭がさがるよな・・・・。そんな中、私は少し早めのランチタイムをさせてもらうわけだから、多少後ろめたさを感じます。
場所はすぐにわかりました。麺を打つ姿が見て取れましたし。やはりこういうパフォーマンスはいいね!。それに結構な客入り状況でして、この辺りでは名店なのかもしれません。冷し中華も3種類あって名物らしく、結構オーダーが飛んでいますが、デフォルト900円という強気な設定です。ちょっとトッピングなどを楽しみたい気もしますが、英世オーバーは懐痛すぎますので、手が出ませんでした。しかし、高め価格のお店ではなく、ラーメンなどは650円というリーズナブルプライス。冷しだけが高めだ。それでも、他客の冷し中華オーダー率は高く、やはりテレビの宣伝効果ってやつかな?と穿った見方をしてしまいました。
<ヌチリっとしたハードなモチモチ感覚!密度を感じる歯応えがナイス!>
しまった!大盛りにしておくのだった!!!プラス100円でこの麺が大盛りになるのなら、絶対にお勧めは大盛り。麺が主役とはっきりと分かる存在感がすばらしいです。微妙に平ら形状な麺でして、冷麺では細麺定番で、それを食い続けてきた私としてはとても新鮮な感覚でした。しかも表面に光沢感じる多加水麺でありながら、微妙にざらつきがある地肌感なので、タレをキャッチするのに優れていそう。全体的には素朴さを感じる風体も旨そうに思います。
前歯を差し込むと、クッチリとした弾力が返ってきて、流水で冷さた引き締まり感あり。奥歯へ運んでプレスすると、グルテン風味を感じるし、また奥歯でプレスするとヌチヌチ!ヌッチリとした分厚い反発感があり。密度を感じる質感で、やや重さを感じる歯ごたえがむしろうれしいです。
これは、つけ麺でもかなり旨そうな感じ。いやそれよりも、焼きそばが気になるのですが、この麺で作ると相当旨そうな気がします。麺自体に風味が深いため、ちょっと期待しちゃいますねー。
<酸味抑えめのゴマだれ風が重厚な麺には合うね>
意外に不思議なタレでした。醤油と言いきれない黄土色の混じったタレ。そこには胡麻のエキスもしっかりと入っており、甘みを醸し出しますが、かと言って胡麻のペースト感がとても低い。素朴にすり胡麻投入かとも思いますが、醤油とゴマのハイブリッド感というタイプ。しかも酸味が抑えられている分だけ、まろやかさが引き立ちます。紅ショウガと和からしが滲んで全体的に、塩気と辛さで引き締まるといった感覚。気になる人は、テーブルセットのお酢で調整あれー。
<いつもの三兄弟にワカメがプラス>
これが全くのイメージ通りの大衆街中華系冷し中華のパーツです。錦糸卵、ハム、キュウリ、紅ショウガ・・・・そしてワカメ。お値段考えると、もう一種類・・・・と欲張ったワガママが芽を出しますが、サクッと食う分には、これくらいに抑えておいた方がお上品なまとまりがあるかもですね。特に今回は、ワカメはイメージ良しでした。中には、戻し不十分で縮れたまま・・・・てのを出すところもある中、ちゃんと全体的にフワフワとしたワカメでした。
総じまして、「麺打つ音と食する歯応えが迫力的な重厚大衆冷し中華」と言う感想でまとまりなくて、ごめんちゃい。マツコの知らない冷やし中華は、しらべてみると高級中華も含まれるようで、ちょっとそこまでは終えないのでここまでかと。しかし、目の前の過程がみられる手打麺での冷し中華ってのは、めったにないので貴重な体験でありました。日暮里にも支店があるようなので、こちらも活用したいと思う次第です。早く、ラーメン活動の呪縛から解き放たれて、焼きそばも食いたいし(やっぱり麺かよ!)。まだ夏の最中ですが、もう少し冷し中華を食べ続けますー。と言うことで、麺打ちの音を思い出しながら、さらっと詠って、明日に備えてもう寝ますー。
猛暑でも
旅人溢れる
雷門
路地の日陰に
響く麺打ち
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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