ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2753】 平尾 大勝軒 五一 (東京・稲城) 中華麺+生卵 〜新興地に根付く五一系譜の永福町系うまし!

稲城エリアに根付く「五一」の系譜>


 ホント私はつまらんです、・・・通勤電車内の駆け引きに必死です。乗った電車の中の立ち位置は、毎朝高度な駆け引きが行われていて、一日の中で一番ギラつく時なんです。扉が開いた瞬間で、パッとどの位置に、どのつり革に、どう足と体を収めるかを計算しなければ!。「どの乗客が近くの駅で降りそうか」を瞬時に判断し、その前のつり革を確保するのが勝負の分かれ目です。都会は朝からサバイバル!。しかし私は、「いつも同じ席に座るオジサン」を見つけて以来、毎日同じ電車、同じ車両、同じ席の前に立てば、必ず吉祥寺駅で座席をゲットできるのだ。情報というものの価値をこれほど感じることはありません。しかし、この春に異変!。そのおじさんが4月から居なくなったのですわ。いわゆる人事異動というやつの仕業かと、がっくりしていた毎日でした。








 ま、そんなことはどうでもいいと、休日に気分転換で津久井道をクルマを転がします。「読売ランド前駅」の人ごみを見ていて、なんとなくそんなことを思い出して、今回は、「平尾大勝軒 五一」さんへ訪問です。着いてみれば、ここは殆ど新百合ヶ丘の生活圏です。しかし、しっかり「東京都」なのであります。まだまだ新興の住宅地整備がなされたりしてて、平尾地区も新しい息吹が感じられる。駅から遠いので、週末にクルマを駆って行くしかないのです。とある野望の為に・・・。店の裏側にはクルマを置けるスペースがちゃんとしてるのポイントでして、個人的には嬉しい。コインPの負担がなければ、大盛りや追加トッピングなどしたいところなのにといつも思う。こういった心配りはいいね。なので今回は、「中華麺」+「生卵」とさせていただきましたが、どうせならもっと別の高いものを追加しろよ!と言われても仕方がない。今、気がついた次第。


     









汁:「豚骨系のクリア煮出し芳醇にて、醤油ダレの塩気ナイス!煮干し効き目で甘く芳しく」


 どうもこの日の一番客だったらしい。入店すると先客ゼロの午前11時過ぎ。ご店主の真面目な対応も見ていて、一日の始まりを覚える感じです。メニュー表を見ると初訪問なのに見覚えあり。なんと稲城大勝軒五一と全く同じだ(笑)。師弟関係というか、共同戦線というか、受け継ぐことの素晴らしさも感じ入ったりもします。配膳は、カウンターの高い台で、シルバートレーごと受け取るというスタイル。なんだか永福町系の楽しさを受け取るみたいな感覚です。







 さてその麺顔。どうして大勝軒は、東池袋系にしても、永福町系にしても(人形町はちょっとばらけるか・・・・)、同じニュアンスなのか!(爆)。当たり前のことのようですが、永福町系については、本家の躾というか、継承というか、とってもピュアな部分がとても残ってる。言い方を変えれば筋が通ってます。「ややクリア系に煮出された芳醇な豚骨出汁」「塩気をスパッと感じさせる役目の醤油だれ」「アイデンティティーを醸し出す煮干しの味わい」。それらがダイレクトに伝わり、うまうまーっと食って喜ぶ以前に、正統派な旨みを噛みしめますな。








 この一杯でとても印象的なのは、煮干しの風合い。割と煮干しのアピール度が高い永福町系ですが、その表現が「甘み」です。煮干しと言えば、ニボっとした苦味と香ばしさでシャープに決める店がウケがちな昨今ですが、こちらは甘みに特化しつつ、煮干しの濃ゆさも説明してくれてる・・・・うまし!。後半になって、麺からもエキスが溶け出して来ますが、その風合いと魚介系の甘さがとても相性が良いのか、中盤から突然上手くなる!。







 後半は、生卵とのコラボです。軽く生卵を溶いて、そこにレンゲでスープを3杯程度投入。ここで、つけ麺風に食うベースが出来上がったようですが、私は、ほんの少しだけ辣油をそこに追加投入します。そしてさらに後追いでかき回してでかがり。早速麺を投入して、卵黄と卵白の解けきらない部分をからめとりながら食う。至極の瞬間ですな。







麺:「王道の永福町系のややボコッとしたストレート麺!ちょっとカタメニュアンスが非常にナイス!」


 おそらく草野商店の麺。それなのに、微妙に個性を醸し出すのが「五一」ですな!。単に茹で上げタイミングだけなんですけど。永福町系の麺の旨さを理解したのは、つい最近かもしれません。3年がかりか?。永福町系の麺のダイナミックなところは、

 1)細麺でありながら微妙に麺と麺がひっつきあったりしない不思議さ
 2)麺の隙間に入り込むスープの存在
 3)上述を前提にして、なんでこうも柔麺なのか!と衝撃を与えつつ、噛むとしっくりくる落ち着き

 ・・・これに尽きますな。そこに、五一系の麺とくれば

 4)微妙にカタさを感じさせる妙義

 ・・・と申せましょう。普通ジャンルのラーメンならば気づかない微妙なカタさ。ご存知の方の中で、永福町系ならではのパラメーターで感じ取っていただければ幸いかと。








 余談ですが、生卵について。別器の中で溶きます。そこへレンゲで熱々のスープを3匙ほど投入。まずそこに麺を入れてつけ麺風にいただく。ジュルジュルっとした滑り心地がエロい!。今回は興味本位でここに辣油を入れて見ました。それも良い感覚で、辛さよりも胡麻油感が、美味しさを高めてくれました。いいかも!。






 





具:「テッパン級の固い安定度!ロース肉チャーシューは余分な脂なく、しっとりと出汁染みる」


 思い起こせば、大勝軒は100軒以上うそぶいてきた訳で、このような典型的なチャーシューについて、他に述べることごじゃいませんわ!。それでもクドイようでも言いたいのは、「スカっとした余計な脂のそげ」と「そこに染み入る薄味のタレ」の新党が、泣けてきます。熱々スープに浮かんで、多少上気した表情を浮かべますが、確かな仕事ぶり。うまし!。













 総じまして、「新興地に根付く五一系譜の永福町系うまし!」と言うそのままのひねりない感想でごめんちゃい。でも、稲城エリアに、「五一あり」ってのが伝わる気がする。先日、私の同僚が言った言葉ですが、根付いているわー。とても限定的エリアの話なのですが、「稲城大勝軒五一」「稲田堤大勝軒」「平尾大勝軒五一」の味連携は、多摩エリアに住まうラーメン好きとしては、今更ながら発見です。永福町系も、エリア毎に地域性を少しばかり華開けてもいいよねって思う。東池袋系に比べて、本家忠実さがありそこがまたいいのだが。ともあれ、いい一杯でした。次回は、つけ麺をいただきに参ろうかな・・・、てなことでとっとと詠って寝ます!。



   空青く
   初夏を思わす
   日差しあり



   食い汗かく
   五一の旨麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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