<家族連れにもラヲタにも広く愛される店>
所詮私はそういう男。実に執念深いというか・・・。先日訪問してあまりの混雑ぶりに、諦めて帰った店を今回は開店時間に合わせて突撃してみました。「麺場 壱歩」さんへと向かいました。こちらは駐車スペースが大きい上に、近くにイオンモールがあるので、買い物ついでにも利用しやすい。と、余裕を持ってたらなんとシャッター待ち状態の行列発生!!。しかもほぼ家族連れでして、小さいお子達がいっぱいー。どうもこの店、イオンモールの集客力の恩恵を受けているだけとは、思えぬ人気ぶりです。
駐車スペースだけでなく、実はメニューも豊富。味噌専門店でありますが、その味噌も基本ラインが「信州」「九州」「北海道」と分かれており、そこからデフォルト、「野菜」「肉ネギ」「炙りチャーシュー」「辛味」など、バリエーションがとても豊かです。らーめんポートフォリオ。しかも、味噌の説明が割としっかりとしていて、思わずメニューのそのページを写真メモしてしまいました。エリア毎の特徴や材料など、コンパクトによくまとまってますので、これは保存版です。
開店と同時に家族連れは、ボックス席へと一目散。私だけが右端のカウンター席に一人逃れて着席。先客家族連れが、何食おうかとオーダーまとまらぬうちに、さらっと「信州味噌らーめん」をすり抜けオーダーいたしましたから、一番先に調理に取り掛かってくれました。ラッキー。
汁:「じんわり濃ゆい信州風甘辛味噌味に、淡くニンニク漂う香ばしさ!」
開店と同時に一気に20人ばかりの客が押し寄せて、店内待ちの客も後から増えるわ増える。厨房は男性2名という体制でフル回転です。中華鍋で具材と味噌とスープを炒め作業の連続で、ガチャガチャ鍋あおる音が止まりません(笑)。忙しくてもちゃんとしてて気持ちが良いですね。まさにラーメン屋とは肉体労働であり、芸術家でもあり、興味深い職業です。などと賢ぶって空腹感をごまかしていた所にちょうど配膳が完了。丼の端が一部注ぎ口担っていて、面白いなと感じます。
淡色でやや濃厚な味わいという触れ込み。実際に口に含んで見るとその通りでして、ベーススープの動物感はサラサラしているのもあって、味噌の味わいがストレートに響きます。辛さと甘さが両方バランス良いタイプで、味噌らしい熟成された香味も濃ゆく鼻腔を駆け抜けてゆきます。飲み干した後にはじわじわと淡い酸味も感じられる、味噌としては芳醇なタイプ。これは広くウケる味わいと思われます。奥の方に一味系のエッジもありますがこれはあまり気にならない。
その一方で徐々にトッピングのフライドガーリックが溶け出してゆき、ニンニクの香ばしさが滲んでくる。ピリピリと来ず甘さも感じるようなニンニクの味わいが、信州味噌の感覚に非常によく馴染みます。またモヤシのさっぱり甘みも後追いで足されてくる感じもあって、濃ゆいけどマイルドな味わいと思えます。この時点で炭水化物を余計に欲してしまう・・・・白飯を食いたくなってくる。
麺:「中太でボコボコしたフォルムが素朴! 引き締まり感あるモッチリ感覚が楽し!」
多加水系で締まりのある感じ。縮れというよりボコボコ感細かくてしっかりとついており、全体的には捩れが強い。モヤシとか挽肉を巻き込みやすい感じがします。前歯で千切ると最初はサクッと入りそうで後からプツプツとした切れ込みを感じ、思ったよりもハードさを持つイメージ。奥歯でプレスするとしっかりとしたヌチヌチ感覚があって、咀嚼で味噌の味わいと炭水化物の糖分が融合するのが美味いと思わせてくれます。
この形状だとズボボボボボボーーーっと力強くすすりあげて喉越しを楽しみたいのですが、熱いからちょっと無理っぽい。モヤシを絡ませながらワシワシっと、箸で口の中へ運ぶようにすすり食う・・・。途中、挽肉をそのまま吸い込んで変な所に挟まってしまったのでむせ返ってしまったのは失敗したけど(笑)。
具:「挽肉炒めにフライドガーリックが出汁の素!合いの手のようなモヤシと山菜」
具というより、スープの素材というか、出汁の素というか、挽肉とフライドガーリックの山が、全てって感じです。このひき肉があるからこそ、全部レンゲで救い食おうと丼の中を追い求め、結局スープをほとんど平らげてしまってから、最後に奥歯で一粒づつ潰しながら味わうことになります。モヤシは、もう少し多くても良いかな。決して少なくはないのだけど、もう少しワイルドさも欲しいと思えただけだけど。山菜は、あってもなくても良いけれど、ないと寂しいか。最近立ち食いそばを食わなくなったけど、山菜そばを連想してしまった。でも山菜って食い過ぎると腎結石には良くと聞いたので控えたいのだが、結局全部平らげる。勿体無い精神というより、食い意地。所詮私はそんな男。
総じまして、「優しいパンチと濃ゆい香ばしさ沁みる質実信州味噌麺」と言うそのまま何のひねりもない感想でごめんちゃい。はっきり言ってなめてたけど、この味噌ブランド店は、なかなか使えますし満足度が高かったです。しかも、680円というコスパも非常にナイスでして、お財布にも若干優しい(味噌ラーはどうしても少し高い傾向だから)。そろそろ二月も終わろうとして、日によっては春のような陽気に包まれますが、ゆく冬を惜しむ気持ちがあるうちは、もう少し味噌ラーメンを食い続けたいと思います。春は珍事が続きそうな予感もあるのでー(早くどっか異動してー)。などと良からぬことも考えてたらくしゃみがでた。俺の噂か?ただの花粉症か?鼻むずかゆい中で、とっとと詠います!。
空青く
春の温もり
まだ遠く
花粉舞い散る
味噌香をのせて
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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