ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3070】 はなまる (東京・中延) ピリ辛ねぎラーメン ~横丁の気軽さと丁寧さが光るピリ辛葱麺!

【東京都内で「辛ネギラーメン」ならここ!シリーズ その10】
<昼酒も似合う気軽なカウンターがいいね!>
 

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 今回は「浅草線」を使って外出。実に久しぶりですが、「麺処けんじ」があった場所には、また別の店が入っている・・・ラーメン業界は競争厳しいんですね。その前は「熊野」という店だったんですが、どっちも旨かったのにー・・。そんな寂しい思いをしながら、近くで着々と営業を続けていると思われる「はなまる」さんで「ピリ辛ねぎラーメン」を頂いてまいりました。こちらは、ちょっと変わったラーメンを提供してるので、前から気にはしてたんですが、今ハマっている「辛ねぎ」シリーズきっかけで実行に移せました。

 

 
 それにしても、何がすごいということはないんだけど、入るとホッとする雰囲気です。長いカウンターだけのお店なんですが、壮年ご夫婦が元気よく仕事をなされているのが、じわじわと伝わります。第二京浜を駆け抜ける冷たい冬風で冷された心と体が、思わず緩んでしまいます。そして先客が居て実に羨ましい。平日真昼間から、仲間と楽しそうにビール交わしつつ、ラーメン啜っておられる。まさに理想的にまどろんだ雰囲気がいい感じです。大田区じゃなく品川区なんですが、中延も実に人間味が溢れる町みたいです。
 こちらは「ピリ辛」シリーズが人気みたいで、「ねぎ」の他に、「レタス」とか「もやし」とかラインナップが見られます。また長芋ラーメンなんかも興味をそそられますし、食う前から既に定点観測しておくべきと心に決めてしまいましょう。後客もパラパラと混まない程度で入ってきて、寂しさなんか感じさせません。
 
 
 
<辛さが旨味を邪魔しないマイルドなピリ辛ねぎダレ>
 
 ランチ時にライスをサービスするのはよくあるパターンだけど、やっぱり嬉しいもんです。お茶碗一杯のライスと漬物が希望すれば無料でセットしてくれます。これで700円というのだから、こりゃ近くにあったら間違いなく通うわな。それに、実にキッチリしていて、先にご飯とお漬物を出しておくのではなく、ラーメンの提供とそれらセット物を同時にあわせて提供してくる。ささいなことなんだけど、実に気持ちがよいもんです。それがこんな麺顔です。
 

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 意外とネギが白かったりする。それなのに「ピリ辛ねぎ?」という謎が浮びましたが、どうも「辛ねぎダレ」がかかっているタイプらしいです。辛ねぎダレには、細かくみじん切りされた葱が投入されており、少しばかりの辣油をベースにしながら、赤唐辛子の粉と合わせてあります。これが「ピリッ」と来る感覚が非常にやさしい。薄いのではなくやさしい。ベースの醤油清湯とケンカしないし、マスキングもしないで寄り添う。そんな共存するような辛さが心情的に温かく思えてなりません。
 

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 そのベースの醤油清湯は、さらに優しい味わいで、どちらかといと甘みを感じるタイプで塩気が低め。円やかな醤油にあっさりとした鶏ガラと野菜の汁が溶け込んでいるようで、女性や子供でもスルスルと抵抗なく飲み干せましょう。要するに甘さと辛さがいいバランス感覚で、それでいて盛り付けもキレイだから余計に美味しく感じますね・・・。 
 

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<ジワジワとスープから辛味が染み込む白ネギ!ブロック状チャーシューもボリューミィー!>
 
 こちらの辛ねぎラーメンも、汁の辛さから葱が染まっていく方式です。半分づつ盛り上がっている葱をスープに沈めて、辛味をしみ込ませながら、麺とネギを味わいます。シャリシャリとした歯応えと淡い苦さが清涼感を誘います。この程度淡い辛さと苦味なら、小学生でも問題なし。特にチャーシューも同時に巻込んで食らうとご飯にも合います。
 

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 チャーシューも中々ですよ。大き目のブロック状で、口の中に頬張るのにちょうどよいサイズ感。脂身が少ないロース肉には醤油ダレが深く染みこみ、甘さと香ばしさがある。そこにスープを吸い込んだ辛めのアッサリさが加わってご飯に合うんです。しかも、結構ゴロゴロと多めに入っており、中には材木状の肉塊があったりして、実に嬉しい。くどいですが、このセットで700円ならお値打ちです。

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<明るくて柔らかく弾む多加水縮れ麺も合うね!>
 
 一見して、モチモチとした多加水麺だと感じますね。やや透明感のある乳白色が、やさしめのピリ辛には合いそうですし、微妙に辛葱タレの破片が絡まったりして、気分をそそる麺面がナイス!。前歯に力を入れるとプルっと揺れつつ刺さり千切れる感じ。密度感は低めですが、その分しなやかさが伝わりますし、啜り上げがライトに感じられます。
 

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 縮れたフォルムですから、内頬をタッチする感じも微妙にあるし、ちょっぴり艶めかしいー。奥歯でプレスするとクチッと短いタップで潰れこみますが、あっさりした麺なので、グルテンの風味は低い感じでしょうか。その分、スープのピリ辛がダイレクトにキャッチできるようです。
 
 

 

 
 
 総じまして、「横丁の気軽さと丁寧さが光るピリ辛葱麺!」と言う何の捻りない素直な感想でごめんちゃい。こうなると「ピリ辛レタスラーメン」と比べたくなりますが、なんとなく味のよそうが出来たりして(笑)。それでもいずれはチャレンジさせてもらいますよ!。食い終わってからも気持ちよく声をかけてもらいました。店を出るまでがサービスなのよねーっと、改めて感じ入るお店です。この界隈はあまり用事がないのが非常に残念です・・・。そんなことを思いつつ国道を越えて駅へと向かう。嗚呼、もう町の商店街はすっかり年末の雰囲気だー。クリスマス音楽を流れているうちは、まだ余裕があるんだよな・・・なんて毎年思う。そろそろ自分も「働き方改革」をしたいもんだわ。なーんて結局最後はブルーになってしまいましたが、旨さの感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って締めることとしますー。
 
 
 
   年の瀬に
   懐寒し
   風寒し
 
 
 
   気持ちホットに
   昼の辛葱
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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