ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2452】 らーめん でびっと 狭山店 (埼玉・狭山) 芳醇醤油らーめん


<静かで長閑な駅前にホットスポット?>


 本当に久しぶりに青空を見た気分です。週末って感じがしますよねー。早朝から目が覚めて、自宅周辺を散歩したり、コーヒーショップによって本を読んだりと、いろいろ爺さんチックな余暇を過ごさせてもらいました。しかし、それでも時間が余るので・・・ちょっくら埼玉西エリアへでもと繰り出してみました。やはりラ活は止められないオレなのか・・・。午後1時までには戻ると妻に告げていざ出発です。目指すは「でびっと 狭山店」。有名レビュアーさんの紹介を見て、およよ!?と反応してしまった次第です。








 それにしても晴天のプチ旅行気分は、ストレス発散にはもってこいですね!。日曜日午前中の狭山駅は・・・つくづく平和な雰囲気。また新しいくこじんまりした駅舎がある。駅前ロータリーが広くて人とタクシーもまばら。広がるのは青空ばかり・・・うん!埼玉っていいところだと本音で思いますよ。西武鉄道エライ!。・・・などと感じながら、目的地の店へと向かいますが、「あれ!?デビさん!!!」と思いオーナーらしき人影を発見したが・・・人違いだったりする。少し早めに店に到着したら、なんと既に開店シャッター待ちの人影がポツリポツリとおらます。あらら・・・この閑散とした時間帯とエリアで、もうそんなに人気確率ですか!?。これは期待をしてしまいます。並んだところが、看板の目の前。なんだか・・・「でびっしゅー」と読めてしまう(笑)。


   











【芳醇でスッキリした滑らかさある鶏エキス!軽やかなカエシと熟成感ある醤油ダレ!】


 開店してまだ二週間程度らしい、華やかさと緊張感がいいですね。開店前で並んでいたら、朝礼や注意事項などの情報のシェアぶりが伺えて、なんだか微笑ましい。しかし、皆若いスタッフですが、コアなスタフもおられて、なかなかツボを押さえた的確な指導が好印象的です。とにかく具体的。日が浅いバイトさんに合わせた指導が、なかなか参考になる・・・。拡大する店には、そういうノウハウの伝授とか、仲間を思いやる空気感ってのがあるのだなーっと、空腹を抱えつつ思わず観察してしまいましたわー。








 そのご指導の通り、店長が麺の湯切りをしだしたら、そのタイミングで配膳に向けた受け取りポジションに移動するバイト女子。ここからはテンポが加速するのでポイントなんだってさ!。本当にその通りであっという間にトッピング投入が終わり、私の元へと配膳がスムースに進みます。やっぱ教育係のお姉さん!あんた凄い!。・・・そんな感じで配膳完了。オーナーのデビさん・・・見せてやりたいよ、この奮闘ぶり。







 さて配膳の瞬間、なかなか今風の背が高く鋭角めいた丼が到着。気取った丼だなという印象。しかし、スープの質感とかチャーシューのレアぶりから、そこそこのオーラがじわじわと感じ取れる麺顔です。実際にスープを見てみれば、清らかな透明感あふれるブラウンの色合い。秋の季節なら夕焼け、宝石ならトパーズを連想する色合いですな。そこに漂う節系のカスだとか、また鶏のエキスだとかがとてもキラキラと見えます。そして味わうと・・・第一印象は「スッキリ」感覚といったところか。







 味わうと「芳醇醤油」という命名が的を射ていると思えます。熟成と言えば、醤油の主張感を強く感じますが、醤油は色合いの感じ方よりかなり控えめで、香ばしさとか下支え的な役割に感じます。そしてメインは、「鶏系のコク」に他ならなく、しかも重くない仕立てが上品に思えるか。香味油の影響もあって動物系の旨味が深いですが、その動物系はシャープな印象。じわじわと節系のニュアンスも溶け込む余地があり?。全体的に、鶏エキスの上澄み感がよく表現されていて、相対的に「スッキリ」と感じつ仕立てになっています。








 白髪葱は、ハッキリ言って飾り。薬味として不足と言っているわけではなく、感じたのは「シンプルなトッピングで、薬味の影響も少なくまた必要とも思わせず、グビグビと一気に飲み干せる」ということ。胡椒やニンニク・生姜・青ネギなど追加に一切必要なし。デフォルトの完成度が高いスープ感覚です。こりゃ・・・まいったな・・・。







【クツクツ感覚が楽しくスベスベした地肌感でスベりも楽しい!角ストレート細麺!】


 この系列は「カネジン製麺」でしたっけ??私の記憶が正しければの話。間違っていたらごめん。この麺がまた素晴らしかった!。捩れの全くない、ストレート細麺。加水は低めですが「低加水」と割り切るまではいかない加減です。注文に応じて「カタメ」などの茹で方が選べるのは、後客の注文仕草でわかったこと。なかなか麺の風合いへのこだわりがうかがい知れますし、メニュー表見ても大盛り設定がないところで、その姿勢はうなづけます。







 よく見れば・・・かすかに全粒が打ち込まれているんですね。また全体的に練り水の個性は極力少なめにされているような印象。デフォルトの茹で加減でも、クツクツとした前歯の当たりが好印象です。その瞬間に風味が漂い・・・・淡麗なスープ感覚とすごくマッチしております。奥歯でプレスするともっと風合いを確かにします。かなり好きかも・・・この麺。







 また地肌も漆喰のようにナチュラルになめらかで、ライトな口当たり。蕎麦のようにズボボボっとすすり上げることができます。内頬よりも、舌触りと喉越しのシルエットを楽しむタイプかと。10月中は、替玉無料サービスとのことです。今回私はあえて替玉は辞退・・・・ちょっと胃腸が本調子でなく、二郎系も避けている状態で、無為に腹パンは後で苦しむ次第。







【ややスパイシー気味に香ばしいナイスなレアチャーシュー!】


 くどいですが、最近「レアチャーシュー」が席巻しております。良い傾向かと。本当にこの10年のラーメンで色々スープのトレンドは行き交いますが、チャーシューの質感アップはとても評価すべきですね。今回のこのチャーしゅーは、周囲の部分が特徴的。醤油系や塩系のタレというより・・・ペッパー系というべきか。ブラックペッパー系のスパイスがほのかに染み込む塩気がたまりません。スープに浸ってややとけ出すと甘さすら覚えます。








 また手切りの感覚もいいねー。機械もいいけど、ハンドメイド感しか出せない味わいって、包丁の使い方次第ってところもありなむですよ。たった今回は一枚でしたが・・・結構、語ってくる一枚。これはチャーシュー麺にして、肉の大合唱を楽しみたいもんです!。







 総じまして、「タレント経営とて決して侮れない本格清湯!いざ本店突撃モード!」と言う感じですかね。正直言って、タレント系の飲食って、これまでにあまりいい印象もなく、なめてたと思います。しかし、これは本当に美味かっただけでなく、タレント系の看板がなければ、もっと評価されていたかも・・・と穿った見方をしてしまいました(ごめん)。以前、とある番組で、修行時代の映像を見てきたから、ヤラセだとどこかでうっすら感じたりしてたのかな・・・。そういう思いもあって、ぜひオーナーのデビさんが調理場かフロアに立っている中で、食ってみたい気がしてしまいました。二足わらじという偏見は捨てるべきかな。ともあれ、素直に美味かったです。店を出て見上げると空がとても青く気持ちよい!。今日は南風が吹いて夏の気配に逆もどり出そうだ。じんわりと額にかいた汗をぬぐって・・さあ家に戻るか・・・・。と言うことで、なので詠います!



   久々に
   秋空晴れて
   天高く



   香る醤油の
   染まる蒼さ也



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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