ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2447】 鯛らーめん 寿 (東京・雑色) 鯛らーめん・塩+鯛出汁ご飯(オープン記念サービス)

<すでに地元家族で賑わうー!鯱から巡り巡って・・・今度は鯛!>


 大久保時代の「鯱」。荻窪での「正路」。好きな系統なのですが、今度は系列として「鯛」の店がオープンすると聞いて、早速開店日に行ってまいりました。帰宅路とほぼ変わらないしー。


 開店日は、混んでいるのだろうなと思いつつ、暗い住宅地を抜けていくと、一箇所だけ明るいところで人が群れてる。案の定、ラーメン野郎が嗅ぎつけたかと思い近づいてみる。すると明かりは隣の飲み屋の灯り。人の群れは・・・ご家族客。しかもご家族ばかりで、店の前がママチャリでお祭り状態です。テーブル席とカウンター席には、小さいお子達も混じって結構賑やかー。とても気が抜けると言うから、和むねーむしろ。








 醤油と塩とどちらにしようか、正直迷ったんだけど、ご家族客のテーブルをチラ見して、美味そうに見えた「鯛らーめん塩」に決定。そしてオープン記念で「鯛出汁ご飯」がサービスと聞いてこれまた嬉しい!












【まさしく鯛!エキスと香りが押し寄せる迫力!!そして優しい塩気と上品さ!!!】


 おお!新店舗オープンとあって、荻窪の正路店主も応援体制ですねー。こいつは気合が入っております。思えば開店日といっても、贈花の飾りもなく、代わりにママチャリが店前を賑わしますが、もうすでに前から営業してる人気店なのかと錯覚をしそうです。隣のお子様連れのお母さんは、子供の相手をしながら、子供のあまりそうになるのを食しておられますが、若いお母さんにも逞しさを感じます。鯛出汁ご飯を食べて、おいしーと可愛い声をあげる幼児が愛おしそうです。下町感覚もあって雑色もいい街だなーって思えてなりません。そんな感じで目を細めて微笑ましく眺めていると、結構早めに配膳が完了。麺とご飯を同時に受け取ります。







 さすがは「寿」ですかな・・・真っ赤な器がどこか象徴的です。そこに注がれたスープは、軽く濁っていますが粒子は細かく感じて、霞みがかっているような上品さを湛えます。これはお子様向けではない麺顔だな・・・・確かに。レンゲで少しすくってみると、仄かに漂う鶏系のエキス脂が綺麗に光ります。たまらず味わうと、「鯛鯛鯛鯛鯛!」ってな感じでブワーっと口の中と鼻孔に広がる感覚はすごいね。とてもサラリとしている鯛のづ風合いのはずが濃ゆい。先人の事前調査が、こう言う時にとても役に立ちます。鯛のアラと鯛煮干し。そして塩ダレにも鯛のエキスを封じ込めると言う、鯛のトリプル攻撃。思わずマッシュ、ガイア、オルテガ・・・と脳裏に浮かんでしまいます。鯛ご飯をいただいたときに感じる白身の風合いすら、思い浮かべてしまうほどの鯛の香ばしさも漂う・・・。日本人の喜びを感じました。やはり鯛は、日の国のDNAを感じさせますよ。








 ちなみに、完全にアニマル系封じでもないところも、個人的には感じています。わずかに漂う鶏の出汁?。魚介一辺倒でないところも奥ゆかしく思えるんだけど、この辺りは先人と諸兄の調査力とセンサーに期待します。後でわかるととても良い参考になるだけでなく、感動を共有できそうなので。ちなみに、鶏チャーシューの上にのっている柚子が、スープに溶けるとこれまた風合いが変化していい感じ。柚子避けてる方にもひょっとしたら分かっていただけるかも。苦くもなく酸味があるわけでもないフレッシュさが、不思議と鯛の出汁に合うのがこれまた秀逸です。














【淡くクッツリした歯応えと風味、汁吸ってからの滑らかさの両立するストレート細麺!】


 麺もうまいね。出身の荻窪の正路では二種類の麺を使い分けるんだったっけ。おぼろげな記憶ですが、それともまた違うオリジナリティを受け止めますがいかに。イワシ系の煮干しでは、パツパツとした麺が合うと思うのですが、鯛の出汁は優雅なのであまりパツパツしてもどうかなー、と思うところをちゃんと計算に入れているよう。淡くクッシリとさせておいて、グルテンの風合いを優しく感じさせる程度の前半のすべりだしです。出汁と混じり合う味わいがいい感じ。咀嚼で糖分の旨みを感じさせる愉しみがありますかね。







 やはり、少し出汁を吸い込んでからの麺の方がうまいかも。これは横にある「鯛出汁ご飯」の影響かもしれませんが、鯛出汁は緩やかな炭水化物の風合い・味わいの方がフィーリングに合うと言う感じでしょうか。








 スベリは緩やか。角麺ですが表面は半透明な薄皮があるような面持ちで、この部分がスベリに滑らかさを与えるようです。徐々に時間が経つと消えてゆく反面、中心部全体に行き渡る感じがして、よりしなやかになる。すすると鯛出汁を感じる度合いが増す。嬉しさと楽しさも比例して増す。750円の愉しみとしてはさすがです。







【シッカリ感覚あるのにとても柔らかい鶏肉!さっぱり胡椒と塩気のレベルもナイス!】


 たった一枚と言うことなかれ。これは酒の肴にもなる絶品です。和風でも洋風でもないところが嬉しい。数分前までは半レアではなかったかと思うほどに、柔らかくて風合いがフレッシュ。そこにいい塩梅の塩気とかすかなペッパー?が感じ取れ、鯛の味わいとは別というか抜きん出た?と思える味のベクトルがあって非常に面白いです。巷でよくあるパフパフした感じでもなく、綺麗な繊維質を断ち切るように千切る快感があります。












【食うべし鯛出汁ご飯!汁かけて食うと絶品!!】


 普段は、あまりサイドメニューを頼まず、ラーメン一杯に対峙することが多い私。サービスと聞いて図々しくも、貧乏たらしくも、いやしくも、頂いた次第ですが、これが100円であるならば頼まない手はありません。ラーメンのスープをかけてからいただきましょう。そのままでもうまいのですが、割と薄味に仕上がってます。スープの塩気でちょうど治ります。仄かに炊き込まれた鯛出汁が、スープをかけてググッと勢力を掻き立てます。本当に最初の一口食って食って唸ってしまった・・・・・隣の子供にばれないように。








 総じまして、「大人愉しく、子供に安心なる質実鯛出汁! 地元に根付けー!」って感じですかねー。東京って広いから、毎日どこかで新しい店がオープンしますから、あっちもこっちも通うというわけにはいきません。なのでここはいい店!と思ったら私は、ぜひ地元民にファンができればいいなって思ってしまう。今回は開店日ではありましたが、地元民の方にも好評っぽいと安心します。屋号に「鯛」と「寿」ですしねー、めでたい船出になれば良いと応援モードです。また来ますよ。次回は醤油で。鯛出汁ご飯も付けて!と言うことで・・・なので詠います!



   暗がりに
   家族賑わう
   和やかさ



   鯛の香優し
   夜の雑色



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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