ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2420】 中華そば 馥 (埼玉・松原団地) ねぎそば・平打ち麺+味付玉子


<ほのぼの中華そば店ー松原団地!>


 最近、仕事は、不利とわかっている前提で、相手と交渉事を続ける日々です。いやー、しんどいねー。胃痛が響く。この調子ではいつまでたっても二郎攻めに復活ができませぬ。そのくせ夜のアルコール摂取量は増えているのですが。こういう時は、「いい塩らーめん」を食いたいものですね。そこで週末の気分転換に、以前からネットで気にかけてた店にいよいよ訪問することとしました。その場所は「中華そば 馥」さん。








 この屋号は読めなかった流石に。これでも子供の頃は漢字テストは得意だったのですよ(笑)。何か薀蓄深い屋号ですが、いざ入店してみると・・・とっても気持ちが良い空間です。清潔感あるし、新鮮さもある。堅苦しくなくて接客も明るい。何しろ馴染みやすい雰囲気がいい。若くて脂ののったご店主と奥さま?かな・・・・、そして若いお姉さん店員さんの接客が全員ナイスでした。メニュー見てみると、どれも安いやん!ということで、ネギ星人な私は「ねぎそば」。またランチタイムサービスということで、味玉プラスとさせて頂きました。この内容サービスで750円というのは嬉しすぎます!。しかも、麺も選べるシステムだし。







 ところで関係ないんだけど・・・実は最近は、胃に続き「腰」も良くないんです。たまたま座った席の床が、一部だけ凸凹していて、椅子がいつも安定せず、動くたびに腰に負担がかかる。このためあまり集中できなかったことは、予め伝えておきます。







【ググッと冒頭からアピール満点の鶏のコク! 丸くてキッパリした塩のエッジング!】


 店内は狭いコの字カウンターになっております。片方はカウンターのままですが、もう片方はテーブル席?という作り。それは松原団地という土地柄を意識してか、そして子供連れを意識されてかですね。子供用の小さい器と、帰るときの子供用お土産お菓子など備わっていて、普段の営業状況が見えるようで、微笑ましいです。こういう心遣いが実に好きです。さて配膳。どうも写真だと迫力が伝わらないのですが、優しさと透明感、そして繊細さがとても伝わる麺顔。見た瞬間から「これは当たり!」と確信した一杯です。ラッキーなのか・・・なるとが二枚重なってた(笑)。


 さて味わいですが、この透明なスープをレンゲでまずはひとすすり。色合いからじんわりした穏やかな淡麗系かなと・・・勝手に思っていたのですが、思いの外、旨味のアピールがググッと来ます。冒頭から「うま!」のふた文字が頭の中で太字で浮かび上がります。ベースの鶏のコクが豊かであるには間違いない。だけど色気出しすぎることもなく、穏やかなんだけど旨味が濃ゆいという印象。それに、塩気が割としっかりと効いている。効いているけど塩っぱいことはない。エッジがはっきりしているだけかな・・・。








 この美味さアピールは、ネギトッピングが貢献しているかもしれません。初訪問なのでデフォルト中華そばを食してないので、比較できません。しかし、この美味さには、白ネギの香ばしい風味とそこに乗っかる塩気とスパイス感が、スープにも溶け込んでいると感じてしまう。よくある「ネギ油」というハッキリした余韻ではなく、もっとナチュラルに香る程度のネギ&スパイスエキスがたまりません。またひょっとして・・・勘ぐりすぎるかもですが、赤唐辛子のエキスはどうなのかな?。この部分はあったとしてもほのかすぎて不明。







 また、ねぎそばでなくても、似たようなトッピングパンチは効かせられるようです。テーブルセットには、白胡麻もあれば、フライドガーリック?みたいなものも備わっているので、いろいろ調整可能でしょう。自家製の炒り唐辛子とか、豆板醤もあるけど、これは味噌系のお助けアイテムでしょうね。それはそうと、魚介風味ははどこへ行ったか?鶏コクと塩気に気をとられてしまったけど、ベースの味わいというか、落ち着き感がさすがで、きっと良い出汁が効いていると思えてなりません。















【優しいグルテンの風味!ほぼストレートな平打ち麺!「春よ恋」使用】


 ランチタイムサービスで、私は「味付玉子」を選びましたが、そのかわりに「麺大盛」でも可能です。その他に、「ごはん」「のり」「肉めし」などが選べます。周りの客は「肉めし」が多かったけど、よくメニューを見れば、肉めしだけ150円で、その他は100円。なるほどみなさん冷静な計算をされてるのね・・・。


 また麺もここでは選べます。「平打ち麺」と「細麺」。常連さんは、比較的「平打ち麺」の注文が多そう。また「春よ恋」というブランド粉を使用しているので、平打ちが人気なのかも。ねぎそばだから、細麺でねぎと絡めたいイメージもあったんだけど、この「はるよこい」に惹きつけられてそれを注文してしまいました。しかし「平打ち麺」は想像以上に良かった!。「もっちり感」、そして「汁の吸い込み感」がとても良かった。







 「もっちり感」は、よく街中で見かける量産的なモチモチーな明るい弾みとは別で、しっとりとした優しい弾みのような感じ。麺の密度感とか、潰しこみ感が高くないのだけど、グルテンの感じが淡くて、その分風味を感じさせる余裕があります。前歯ではスパスパと小気味よく千切れる。そして奥歯では「もっちり」と「もちもち」の中間のような優しいすり潰し。所々、ねぎが貼りついたり、巻き込まれたりして、ザクザクっとした歯ごたえもカオスで面白い。








 また「汁の吸い込み感」が私は好きです。特に後半はこれがあって、麺を咀嚼するにもデンプンの中の糖分が感じられて、塩気あるスープと混じり合うのがとてもうまい!。この段階に来ると麺のコシもよりしなやかになりつつあり、すすり上げもとても軽やか。太めな平打ち麺なのに、異様に後半のすすり上げる軽やかさが気分がいいです。


 ここまで来ると・・・「細麺」はどんな感じなんだろうと、別の興味もわいてくる。嗚呼、この時点で私はすでに、再訪問を心で決めてしまったかも。







【デフォルトでいろんな部位を楽しめるタレ香ばしいチャーシュー】


 デフォルト量のチャーシューなのですが、これがまた楽しめる!。多少深く浸み込んだ醤油系のタレ。それが香ばしくて食欲を誘う肉です。しかも、バラ肉、ロース肉、肩肉??のような部位が全部ばらけていて、これは計算なのか、たまたまなのかは不明。しかも、バラ肉は皮に一番近い部分もキープされていて、皮下脂肪の甘みをすごく楽しめます。脂が甘い・・・。そしてその他脂が少ない部位も、スープが浸み込んだり、またタレの染み込みと熟成が効いた感じで、とてもうまい。白飯でも当然合うけど、酒も合う。そんな感じ。







 また、海苔を簡単にコメント。この海苔は食うより「溶かす」感じ。いや「溶けてしまう」か・・・スープに。でもこれがまた良い。半分は麺に貼りつくのですが、もう半分はスープの中に溶けてバラバラになります。しかしそれがまたスープに落ち着きを当たる感じもして、中の魚介エキスと結びつく感覚。一見は頼り無い存在だけど、ちゃんとやることやってるね。







【完璧トッピングの味付玉子と白ネギ!】


 ランチタイムのサービスでもらったような味付玉子だけど・・・これ完璧です。薄い色合いしてますが、塩ダレの浸透がとても深い。白身がふるふるーな感覚で柔らかいのに味わい深い。そして、卵黄が塩ダレがしみていて、塩気の中に独特の甘みがある感じ。熟成された卵黄の深いコクが感じられます。サイズもL玉かな・・・申し分なし。それに温度がちょうどよい。卵黄の中まで温かみある。うまいのに卵黄の中が冷たい味玉ってこれまでたくさん遭遇してきたけど、これはそうではなかった!完璧かも。










 またこのネギの細やかさ。この繊細なカットが全部揃ってますよ、幅も長さも。この仕事ぶりだけでもお金を払う価値がありますよね。当然味わいもタレと絡んでうまいし、切りそろえられたパーツは、やはり食っても気持ちよい以上にうまいです。包丁が味わいを奏でます。







 総じまして、「シンプル&ハイコストパフォーマーな団地塩麺!」と言う感覚で何のひねりもなくて、本当にごめんちゃい!。でもね・・・本当に悪いところが思いつかない感じです。店も拉麺も。ただ今回は・・・私の腰が痛くてね、集中できなかったかもしれません。体調万全なら、どえらい高評価だったのかな・・・と帰り道に思ったりして。そして腰が悪いのクルマの長時間運転は禁物と悟りました。それでも美味かった!また来ますよ必ず。ということで・・・・なので詠います!



   炎天下
   怒涛の渋滞
   かき分けて



   それでも食いたし
   ほのぼの塩麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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