ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2177】 らーめん とくいち (東京・三鷹) 正油

 言い出しっぺが責任を持つ。少し前ですが、前に属していた組織で、そんな暗黙の了解が成り立っておりました。その代わり、自分の裁量で自由にできるという条件つき。週に一度ですが、集まっては課題や問題点を述べ合い、お前だったらどうする!?ということを話し合っておりました。私は最初のうちは傍観者だったのです、明らかに。しかし、うちの会社も捨てたもんではないなと感じたのは、そういう場でも、意見を出す奴て必ずいるのよね。それでそこから何やら私も刺激されたようで、思わずあることで、手を挙げてしまった・・・・。今、なぜかその延長戦で、いろいろなことに巻き込まれています。


 でも、結構自分としては、巻き込まれた被害者意識はあるものの、心のどこかで、すっきりとしているかも。とにかく厄介な仕事なんだけど、100%他人に言われてやっているわけではないので、少なからず、自分自身には納得できる部分があるような感じです。事なかれ主義で、平々と過ごせていける時代でもないし、またそれでいいのかという克己も自分にはまだ残ってたのですね・・・。これから年度末に向かい、また新年度に向けて色々と改革も進めねばなりません。死んだか・・・と思っていても、まだ復活の脈動あり。少しづつでいいから、この脈動をはっきりとした鼓動に、そして大きなウネリにへと育てたいもんです。冬の嵐が抜け去って、明るい春の日差しを浴びながら、そう思いました。


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<春先の胎動・・・・再開発で味も生まれ変わる!?>


 ・・・・などと考えながら、日曜日の昼過ぎにふらっと床屋へ。私の剛毛とくせ毛はお金をかけても全く意味がないので、三鷹駅前のQBハウスでチャチャっとカットを済ますだけです。いつもは大混雑なのに、春先の陽気に誘われてかガラガラなので、あっという間にカットが完了しまして、時間をお持て余してしまいました。さて・・・ドトールで茶でもシバくかと角を曲がろうとすると、そこには見慣れぬラーメン店の存在に驚き! 毎日通り過ぎてても、全く見逃してるスポットだったのです。どうやら、南口再開発に向けた仮店舗営業な様子。その名も「とくいち」。三鷹駅南口で、とくいちとくれば・・・・「北海道ラーメン 特一番」がピピン!と頭に浮かびます。そうか・・・潰れたんじゃなくて、再開発仮店舗営業ということなのね・・・・。一杯ひっかけてから帰ることとしたしましょう。







 仮店舗とは言え、真新しいような感じで明るい店内。家族経営的で皆さん対応が明るいではないか。あれ?こんなに愛想の良い店だったっけ?と以前の暗がり店舗のイメージとは裏腹でこれも驚きです。厨房は奥まっていて、大将の姿は見えないけど、ありがとうございましたー、いらっしゃいませーの掛け声は響いてくる。お姉ちゃんの接客も丁寧だ。なんだか凄く生まれ変わった様子が、初々しくも思えて、春先の再スタートといった清涼感も感じますな・・・。


   











【北海道系から脱却!?街中華っぽく、しかも価格ダウン!!】


 配膳の一瞬は、「これが特一番!?」と驚きを隠せません。以前の北海道ラーメンどころではありません。どちらかというと、八王子系とも見紛うほどの、ゆったりとした大衆中華そばではありませんか!その価格580円!以前より価格ダウンしとるがな!この点も凄く感動ですよ。確実にこっちの方が好き!!半濁りの正油スープはとても明るくキラキラ光るような濃ゆいトパーズのような色合い。表面に軽く香味油を浮かばせますが、その合間に鶏ガラの旨味っぽい油分が真円となって、ゆっくり漂う姿は、完璧に私の好みです。







 味わいは、ゆったりとしつつも、軽くエッジを効かせた醤油ダレの塩気です。しかも円やか。酸味は弱くてコクがしっかりとしている、大衆系の正油です。しかも、野菜の優しい味わいも溶け込んでいて、それが円やか・・・・。薬味の玉ねぎ微塵がこれまたいい仕事をしていて、独特の甘みを忍ばせます。







 油分と玉ねぎが入り交じるところがいいね!両方尖ったところを相殺するようでもあり、高め合うようでもあり。噛むと玉ねぎの汁が口に広がるところもあり、見た目よりさっぱりといただけるところがいい!













【つけ麺級の極太手揉みから、すっきり懐古調な細麺に変化!】


 麺もすっかりリユーアルだね! 確か以前の「正油ラーメン」は極太だったような記憶。密度感はほどほどだったけど、そのゴワゴワとしたフォルムと滑りのザラつきが印象的だったと記憶。それとは全く逆の今回の麺でして、これがまたスープとの調和を深く感じさせます。







 そんなに崇高な感じはしないんだけど、やや黄色い色合いですがナチュラルな風合い。多加水からやや低めっぽい感覚で、前歯でスパスパと小気味よく千切れる反面、グルテンにスープが染み込んだような味わいがいい感じ。後半はスープを吸い込みますが、クチクチと奥歯で潰れる様がなんとも言えず安らぎを感じる。品質の良い日常感というか、すっきり懐古調なすっきり麺というべきか・・・。ともあれ、サクッと食える満足感が気に入った!


    ほぼストレートで角麺が膨れっ面した様な切り口。よじれが少しあって、淡くボコボコとしているフォルムも懐古っぽいニュアンスをたたえます。すべりとスープの持ち上げは軽やかで、いくらでも啜りたくなるような快感がスバラシ!







【ほどほどのクッキリ塩気を保つロース肉・・・バラから変化?】


    メンマはほどほどのサイズと言うかやや小さめ。柔らかくてクニュリとした歯ごたえで、繊維質も細かくて一般的です。


    チャーシューは、ロースっぽい部位でやや小さめだけど不満はない。固そうに見えるが、そんなでもなく解れるような噛みごこち。脂分が少なく甘みよりも、肉質の味わいとか漬けだれのエッジングを楽しむタイプか? 確かにやや深めの正油ダレの味わいがいい感じ。ビールのアテにはとっておきの仕上がりです。













 総じまして、「すべて再スタートで清々しき仮店舗での一杯」と言う感覚。どちらかと言うと、再開発が完了しても、このまま仮店舗の雰囲気をキープしてもらいたいと言う思いが強いかも。これは、俄然通いたくなるよね〜。次回は塩を試すことに決定です。またチャーハンとのセットにも力を入れているようなので、こちらもいずれ試してみます。ああ、最寄駅でいい発見をしてしまって気分もいいね! このまま一気に春が来てくれないかな〜。やはり暖かくなると、気分も前向きになるしね。 ということで・・・・なので詠います!



   風温く
   気持ちも緩む
   陽気かな



   破壊と胎動
   感じる春先




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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