クライアント先でも、自社の中でも、ブレストってのは非常に難しいもんです。なぜって? それは、日頃の会議に慣れ親しみ過ぎて、行動が抑制してしまうからです。考えてみれば、日頃ある会議って「意思決定」とか「セレモニー」みたいな趣旨であることが多く、反対意見を言うなど相当な勇気がいるわけです。いや、そんな大げさでなくとも、反対意見を言うのは相当な根拠がいるわけで、どんな意見でも正当性はそれなりにあるから、言うと被害を受けるかも。そんな環境で過ごしていて、「さあ、ブレストしましょう」と言ったところで、切り替えができないわけですね。
そんなことを考えいたら、唐突に新人の頃を思い出しました。当時、新人研修の中で、ブレスト活用ってのがあって、新人同士チームになってトライアルをしたことがありました。基本的に、「絶対に相手の発言を否定しない」というルールを言い聞かされたような記憶。しかし、私が調子に乗りすぎた発言が合って、「それはおかしい!」とメンバーから切り替えされたことから、その研修がややこしい事態に陥ってしまいまして・・・、誰も得しない結果に。
また、最近ではこんなことがありました。新しいプロジェクト発足にあたり、それぞれメンバーが思いをぶつけようとブレストを実施したのでした。それなりに大きなプロジェクトなので、某コンサルなんかも参加したりして。メンバーも会話が温まるのも時間がかかりましたが、それなりに盛り上がったかなと思ったところで、突如コンサルが「一旦、方向性を修正しましょう!このプロジェクトの趣旨は◯◯◯ですよ!」と軌道を変えようとした。そこで一挙に白けてしまったのだな。だったらそういう方向の話をしてくれとか、元を言えばブレストなんておかしいわけだ。
そこで今更ながら改めて考えるに、真のブレストをするなら、会社の中ではダメかもと言うこと。雰囲気とか場所も一新しないと有効的なブレストなどできっこないと。ではどこでやる? スタバでは目立つし、ホワイトボードも模造紙もない。理想を言えば・・・・居酒屋の片隅でやりあいたいが、アルコールが邪魔(いや歓迎すぎる)。いろいろ形から入ろうとすると難しいので、とりあえず、社内の会議室の机を移動させて小さくしながら、コーヒーやお菓子を用意するとかして、トライアルしようかな・・・と最近考えている次第です。
- 作者: 堀公俊
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/08/09
- メディア: 新書
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<明神下のキッパリ塩煮干し>
・・・・などと中央・総武線に揺られて考えつつ秋葉原へ。気になる新店舗があるもで訪問するとありゃりゃ・・・ここは「福の神食堂」だったところじゃん!いつ閉店したんじゃい・・・。結構好きなお店で、そんなに流行ってなかった意識もあり、これはすごく残念な気分にさせます。福の神さん以下の印象だったら、この界隈寂しくなるなと、妙なハードルを上げて入店いたしました。入店時、開店直後と計算した11時10分。満席!店内待ち5名。寒いので、食券を買って中で待たせていただきました。学生さんのラーメン好き同士6名さんがカウンターを陣取り、交互に別メニューを注文して、味の食べ比べをなさっておられる。あーいいなー。日頃のストレスなく、仲間と好きなものを食べ歩きしておられるのだろう。もしタイムスリップしたら、私も全く同じことをするでありましょう。病み上がりでまだ体調が本調子でもなく、一番控えめのメニューで今回はトライさせていただきました。「アジ煮干し塩中華そば」・・・久しぶりの「塩煮干し」なるジャンルです。
【複雑な煮干しで香ばしさが凛と響くタイプ?塩煮干し風格がキッパリ!】
配膳の瞬間が、これまた美しい!綺麗に澄んだ塩清湯のスープに柔らかく漂う鶏系の旨味脂。キラキラ光って淡いトパーズが敷き詰められたようではありませぬか。また、青菜系のグラデーションとコントラストが全体を引き締めます。デフォルトメニューでキッチリ仕上げてくるところがいいじゃん。
レンゲを差し入れると、さらとした清湯。ここで思い出した! 本店では確かとろみがあったんだっけ。あれはあれで美味かったなー、フコイダン攻撃が好きなものでして、それと思わず対比してしまうけど、これはこれで、透明度が素敵だったから良しだね。味わうと・・・おお、いきなり煮干しの香ばしさが染み入る。焼き煮干しか?と思えるほどに香ばしい煮干しの香りが柔らかく、そして肉厚に染み入る。アゴとかカタクチとか・・・何の煮干しかと分かるのど長けてないので不明だけど、軽やかさご分厚さが共存するなんぞ、かなり複雑な味わいじゃんとひたすら感心。隣の客席が空いた時、タイミング見計らって「こだわり書き」を拝見したけど、こりゃ参ったね!5種類程度の煮干しをブレンドしておられるとは、そこまで想像できんかった。私なんぞの駄舌を圧倒するわけだ。
煮干しもさることなれど、それを支える動物系のこくが非常にすっきりしていて、キレがいいのも感じさせます。塩気がとても効いているように思えるけど、まる鶏のまろ味が下支えしているようにも思えます。塩気の影にはしっとりとした甘みもありまして、鶏の甘みと昆布や椎茸の味わいが響いているようにも感じます。さらに、後半に成ると麺から滲む粉の風合いも入り交じるから、さらに塩気と甘みが一体化するようにも思えます。前半のキレ、後半のまろやかさ・・・好きな仕立てで個人的には納得。
【マイクロ平打ちストレート麺!見栄えや舌触りが割と好みかも!】
綺麗なスープには、キレイなストレート細麺がよく似合う。これもそんな感じで、角麺のキリリとした見栄えがとても流麗で、スープから透けて見える。白目の地肌がすぐに見て取れて、これも好みにマッチします。箸でリフトすると、プラスチック箸で滑ってうまく撮影できなかったけど、本当はとてもまとまりがあって、キレイに揃う。
前歯を軽く押し当ててみると、淡く淡白なクツリとした感覚があって、そのあとはスパスパと小気味よく切れ込むタイプ。そしてすすり上げると舌触りがとても際立つ。その際立ちに「マイクロ平打ち麺?」というようなひらめきを与えます。角麺と思ってたけど、微妙に正方形ではなくて、平打ちけいに潰れた長方形な切り口かもしれません。なので舌に当たる角度や面積がランダムに、そしてキッパリと感じさせるため、とても面白く滑り心地に感じます。
奥歯でプレスするとクチっと短いたっぷで潰れ混む。そして麺の風合いを淡く鼻腔に感じさせて、あとはあっさりと消えゆく・・・。そして喉奥へと落とし込むと、喉元を駆け抜けるシルエット感が素晴らし!
【具材の隅々に配慮の行き届いた感がある質感あり!色のバランス感がスバラシ!】
配膳の冒頭で目立つこの青菜。何という食材なんでしょうかね。葉の青々としたところは、苦味少なく良い食感。箸休めには最適。そして長く伸びている茎の部分が真っ赤!緑と赤は補色関係にあり、それだけでとても際立た心象を与えます。中央の薬味ネギとゆずがこれまた塩煮干しには、ベストマッチとも言える仕事をしてくれます。
メンマは太めで繊維質がとてもきめ細かく、前歯を垂直に当てて噛みちぎっても、引っかかることなくシャクリ!とした感覚でキレイに千切れます。味わいも薄めで非常に好み。またチャーシューは豚バラロールタイプで、仕上げに軽くハンディーバーナーで焦がし炙ってあります。割と大判ですが、箸で引き上げると自重で砕けるほどの柔らかさ。味わいはもうしぶんなし!塩気と脂の甘みと香ばしい焦げが、絶妙のバランスです。これなら何枚で無限大に食えそうなロールチャーシュー!
総じまして、「コンテンポラリー塩煮干し!今後のバリエーションに期待寄せる!」と言ったところでしょうか。特に、塩と煮干しのバランスが好きで、塩っぱさと苦味のハイブリッド感がなかなかツボにはまった感じ。すでにまぜそばや、究極のかけそばなる、挑戦的な取組みも始まっているし、これは再訪問は確実でありましょう。帰りがけ、醤油はいつ頃になるんでしょうかね・・・などと、ホール担当の方に聞いてみたら、来週くらいからでしょうかね〜とのこと。こちらも期待が寄せられますな。「福の神食堂」の居抜きで少し寂しい気分もあったんですが、これからも頑張っていただきたい次第。オイラも・・・これから年度末を本格的に迎えるにあたって大変なので、お互い頑張りましょう。なので詠います!
冷たさと
追い込みきつい
如月に
暫し温もる
アジ塩の出汁
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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日本が愛されるワケをアキバで見つけました。 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
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