ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1871】 風は南から (東京・武蔵小山) 特醤油 〜どこか男っぽい優しさ感じるような濃ゆい醤油味!

 2014年度最後の日は、最後の最後で少しずっこけもありながらも、無事に乗り切ることが出来ました。出来ましたというか、やるだけやったという感じでしょうか。年々厳しさを増す環境ですが、泣いても笑っても仕方ないと胆が座った感じですね〜。ま、もう少し肩の力を抜いて何事も取り組みたいと思います。手を抜くじゃなくて。


 ということで例年になく比較的早く切り上げることができまして、以前から気になっている店へと遠回りして一杯ひっかけてから帰宅いたしました。「風は南から」・・・なんとなく清々しい店名です。井田商店の2ndブランドの独立展開とは知ってはおりましたが、それだけで実力の裏打ちはされたも同然。何かから解き放たれたかのような軽い気分で武蔵小山に降り立ちました。ここは城南エリアらしい商店街の雰囲気がいいね〜。立ち飲み一杯ひっかけのお店から、小洒落たバル、資本系居酒屋など受け入れ度量の深さは半端ありません。そんな武蔵小山は、実にいいラーメン店も近年軒並み開店してますから、実にラ活には熱いエリア。さぞかし混んでるかな〜と思って訪問してみたら、ちょうど帰る先客と入れ替わりで、貸切状態。ま、タイミングがたまたまだったんでしょうね。













【店:元気よく清々しい男っ気が滲んでるような雰囲気で、とっても気楽な大衆系寛ぎ空間】


 テーブル席とカウンター席が半々程度の使いやすい店箱。厨房からお兄さん方の「いらっしゃい!」の勢いと張りのある声が気持ちよいね〜。男っ気の中に清々しさがあるというかそんな感じ。店内も眺めてみると同じように思えてきて、オーラの立ち込みを感じます。年度末終了〜の記念ですから、今回は「特製醤油950円」ということで図に乗ります。お店の方のお声の元気の良さも特製へ後押ししたのかも・・・。


  






 食券を通してから深いため息をしつつ、改めて店内を眺めてみる。すると、赤基調のテーブルと「ラーメン」という真っ赤な暖簾がいかにも大衆ラーメン屋の定石を踏んでいて気持ちが良いね〜。濃ゆい醤油と赤い暖簾・・・とくれば、京都人ならあのブランドを連想しますが、食した感想は別の個性でした。ではどんな「濃ゆい醤油感」だったかということで、以下に続きます。











【スープ:醤油のズドンとした逞しさに、背脂の甘い優しさ!いい男気感じるフィーリング】


 配膳の瞬間、スープの濃ゆさを感じる黒みが深い醤油感がとても印象的! 同時に、端正な具の配列、さらにその密度感から、まるで「ソース顏の男前」のような麺顏イメージを覚えます(醤油顔ではなくて)。まずはレンゲを沈ませて濃度を確かめようとすると、レンゲにするっと入り込み背脂プカリふわふわ〜と泳ぐ。それを捉えて一気に口の中へ流し込みます。







  肉厚な醤油味の雰囲気あるけど、カエシの角がとても丸くて円やかな豚コクの甘みがナイス!しかも風味程度の背脂がいい仕事してますやん!!


 見た目以上に醤油感はマイルド。また味の肉厚さも感じるのでして、鶏ガラはなおのこと豚コクの豊かさがとても感じます。カエシが円やかなれど、あとから水を欲するようなギチギチとした感覚はなくて、とてもやさしい仕上がり状態。男っぽい醤油と見受けたわりには、とてもやさしい味わいに唸りますな・・・・。ピッチリとシャープな感じでもなく、どちらかというとズドンと来る醤油感なのに、味わいがとてもやさしい。たとえるなら男のやさしさ(笑)。そんなもの分からんけれど、「逞しさ」と「柔らかさ」が両立するような醤油感が、たまらなく好きになりそうです。












【麺:濃ゆい醤油をしっかりと受け止める密度感!そして適度なしなやか感あり風味良し!】


 しっかりしたスープには、それを受け止める麺も重要!とばかり麺を底から箸でリフトアップさせると、見るからに密度感をたたえる褐色の地肌が目に飛び込みます。基本的にはストレート麺で膨れっ面したような感覚。濃ゆい醤油を少し滲ませながらも誠に旨そうに誘いかけてくる感じ。








   淡いクツクツ感の後に広がるグルテンの風合い!旨味!醤油との絡みでグイグイと食欲を引き込まれますね〜!


 ザックリ申して、醤油スープと炭水化物の浸透と交じり合いで全く旨い!加水はやや低めなニュアンスありますが、パツパツ麺と言い切るまでは遠いような感触。なので意外に見た目よりナチュラルにするすると抵抗なく口に入っていくしなやかさがあってナイスです。少し汁を吸いがちなキャラがあるので後半はよりそういった印象が濃くなるかも。また、前歯の当たりは最初は低反発感ありますが、淡いクツクツっとした感覚でリズミカルに千切れてこれまたナイス! 束になったそれを奥歯でプレスすると毎度おなじみの横ずれになりつつクシリとした反発を覚えるといった具合。全体的には程よい粉風味、粉の密度感が楽しめる良麺ということが確認できました。












【具:どれも醤油感に染まって賑やかな一体感がアリアリ!】


 特製なんだから具がたくさんあって当たり前なんすですが、やはり賑やかなので嬉しくなりますね〜。950円という微妙な設定もいい感じ。1000円以上だと相当旨くても値ごろ感がそれなりに感じてしまいますから、「おつりが返ってくる」ということは大事なのです。


   ま〜どれも醤油の影響を受けてダークな色合い!しかし、その香ばしさで一体化を感じますね〜。


 まず味玉が泣けます・・・、半熟というかジェルというか丁度旨い具合をとどめて、またスープに溶け出さない程度の粘り度合がナイスすぎます。むしろ醤油スープをさらに吸収して味深く進化しているように思えます。素朴に見えて旨さとろけるといった感覚。






 チャーシューがまたロース肉系でしっかり歯ごたえタイプ。それをやや薄めに引いたようなスライスカットで、少し淡泊な肉味が歯応えとともに肉汁を放出し、また醤油スープを吸い込んでは吐き出すというような感覚。普通に白いご飯で食っても最高の性能を発揮しそうです。







 メンマはまたタレの漬け込みの深さが印象的でいかにも関東のメンマという感じ。スリムできめ細かい繊維部分がタレの浸透を深く止めるといった風貌。しかし実際に味わうと醤油辛いというところは全くなく、むしろクリアな香ばしさが鮮烈。歯ごたえはコリコリ度合を抑え目な感じが、またいい感じです。薬味のネギまでが青ネギ統一で嬉しい限り。濃ゆい醤油にはやはり青ネギですよ!そいいった趣向も私とはドンピシャでした。












 総じまして、「どこか男っぽい優しさ感じるような濃ゆい醤油味!」と言う感覚で、女子にも是非食していただきたい次第! 醤油以外にも塩などバリエーションも豊かで、またまったり背脂醤油も得意そうなお店。どこかエネルギッシュな武蔵小山によく似合う感じもいたします。どハマりな醤油であり、これは定点観測間違いなし!これは、年度替りのタイミングで、幸先の良い出来事かもしれない? まー前向きに捉えましょう。なので詠います!




   異動して
   伸るか反るかは
   わからんが



   幸運巻き込む
   風は南から



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




  






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