ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1867】 つけめん TETSU 武蔵小杉東急スクエア店 (川崎・武蔵小杉) 中華そば

それにしても気候が穏やかになって麗らかな空気だというのに、真逆に忙しくなってきたのです。この時期は異動発令と重なるので、引き継ぎや何だかんだでドタバタするしかありません。過ぎ去ったあとに桜が散るということか・・・。本当は、内示があった時点から引き継ぎ開始をしたいところはやまやまなんだけど、それしたら内示の意味がなくなってしまうからね〜。まあ、宮仕えの苦しいところです。本当にいやだったら宮仕え止めるしかないし・・・。そんな私の多忙を後目に、妻子は春休みの旅行へ出かけたとさ。


 そんな感じで時間がなくて、昼飯ピーク時に乗り換え駅で食うしかないが、体食いそばも満席で行列発生。こうなれば、改札すぐの「TETSU」で食うしかありません。本当は・・・・「麺や でこ」に行きたいけど・・・。つけめんだと時間がかかることが予想され、仕方なく「中華そば」という、なんか消化試合な感じがする昼飯。しかし、それでもTETSUはTETSUであります。とても混んでたけど落ち着いて食えました。













【店:春休みな客層が何となく新学期新年度始まるって感じにさせるよね】


 それにしても異様に混んでいるのはなぜかというと、学生がこの時間に結構流れてくるからですな。しかも高校生もちらほら。今はちょうど春休みなので、午前中だけのクラブ活動の帰りの若者や、お父さんと食べに来たという子供たちが結構いるのだわ。桜も満開ということもあって、ちょっと外で出て、ご飯たべてから遊びに行こうということかな。割とビジネスマンが少なかったので、なんだかむしろ気分転換になって良かったかも。混雑していても幸せそうな顔が多いと、苦痛ではなくなるみたいね〜。


  











【スープ:判を押したよないつもの定番感!甘系煮干しの軽やかさに醤油のカエシが円やか!淡い豚骨感が和む】


 休み時間が少なくなるのをハラハラしながら待ちますが、想像以上というか、異様に早く配膳が完了で嬉しいね〜。満席の店の中で私だけが「中華そば」。あとはみなつけめん。順番越えが最高に前倒しされました。こうなれば心の余裕と言うか、よく味わって食えるというもの。どれどれと味わい出すと・・・うううむ、いつもと全く同じです。ブレが全くない。嬉しいのだけど変化がないのもつまらなかったりする天邪鬼な私。







   軽く甘い煮干し感と多少淡泊な豚骨出汁で、ライトに食えてしっかり腹に溜まるタイプやね〜!


 香りがいいんだよね〜。微妙に柚子の香りがあるのだけど、味わいにはほとんど柚子は影響せず。第一印象は軽く芳醇な煮干しの甘さが響き渡ります。そこに豚鶏のエキス感がしっとりと深まり、味を立体的に感じだすんですが、そこに醤油と塩気がピッチリと味輪郭を際立たせるというイメージ。意外にネギの風合いと、カイワレ菜のフレッシュ感がところどころ風味の主張をします。とまあ・・・これまで似たようなものを、何回も味わってきたんだけど、全くブレがないね。 






 






【麺:ややイエローのクニュっとしたグルテン感、表層の滑らかさは、まるで「きみはん」のフィーリング】


 ブレが無いと言えば麺もそうだけど、一時期は平打ちピロピロ麺に変わったりすることがる。しかし、今は一般的というか基本形にもどって漸く落ち着いたという感じ。典型的なストレート細麺で加水は多からやや中といったところか・・・。アルデンテを微妙に残す茹で上げで、グルテンの風味を微かに感じるタイプ。つけめんの風合いとは、種別の違いにも似たような乖離を感じます。







   きみはんみたいな、クリーミーイエロー麺!そして表面がきめ細やかでにゅるっと馴染むスベリ感覚!


 煮干しでやや黄色いそばと言えば、個人的には「きみはん」を思い出すけど、同系列だから当たり前といえばそうですね。あちこちに出店していて、味わいの質感はキープでブレがないというところに、組織力というのも感じます。ビジネスマンとしては、そちらの方が尊敬に値するんです。前歯のクツクツっとした切断感のあとに、舌で奥歯へと運び込み、プレスしていくとクニュ〜と横ずれしつつも潰るのがナイス。多少煮干しを感じた汁の中でも、食ってみたい。きみはんにも行きたくなってきた・・・・・。 












【具:豚肉がすごくいいのね!ちゃんと皮を残したコラーゲンキープで、解れる柔らかさがナイス!】


 濃厚つけダレに投入されても埋没感ないような、しっかりとした豚バラブロック肉。これがそのままライトな中華そばにも投入さえておりますから、重量級に感じます。と言いたいけど、ちょっと小ぶりすぎないか??? と頭の中では文句言ってみても実際食うとこれがまたナイス!解れる繊維の柔らかさも絶品ですが、脂が旨い!よく見れば・・・皮を残しておるではないか!この皮の部分が最高に肉甘いのよ〜。だからもっとくれもっとくれと、体が欲求してくるのがわかるよう。嗚呼・・・やっぱり、つけめんでこの肉を食ってみたいのが本音だわな・・・・。













 総じまして、「丁度良い中継ぎストッパーという地味でも良い仕事ぶりな一杯!」といったところかと。この日の個人的な都合と心象で中継ぎと決めつけてしまうのもなんだけど、食った帰りはほどよい気持ち良さを得た気分でした。後でまた気づきましたが、武蔵小杉の近くに大型商業施設ができたのもあって、家族づれがより集まるようになったのねだろうね・・・。だから、ビジネス街よりは、雰囲気全体が和やかだったのかもしれません。嗚呼、天気が本当に良い!しかしこれから会社へ逆戻りで重い打ち合わせさ・・・。スギ花粉の次はヒノキ花粉が増えだしたような微風を全身に受けながら、駅ホームへとまた消えて行きました。春はやっぱり憂鬱。なので詠います!



   春のどか
   仕事忙し
   休み無し


   
   乗換駅の
   そばでソバ食う (ひねりないね〜)



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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