またどこか未訪問の大勝軒を求めて、今回は新宿御苑まで来てしまいました。新宿ならラーメン探訪にはことかかないのですが、ここまでくる道中、後ろ髪を引かれる店多数。しかし、「野菜もりそば」への興味が私をここまで引っ張ってきたのでしょうかね〜。などと考えながら、昼外出でとても中途半端な時間に来たので、多分がら空きだろうと思っていたら、結構な客入り。カウンター席のちょうど空いていた席に案内されて、食券を渡します。あつもりか、ひやもりかと聞かれますが・・・発訪の店はひやもりでと決めています。それにしても、小盛りで880円は少し痛かったかも。食べ残すことができない性格なので、野菜トッピングの胃袋スペース考えてしまったのだがね・・・・。メールをスマホでチェックして8分程度の後に配膳が完了です。
【つけダレ:王道のシャバ系ライト豚魚のつけダレ!魚介先行で香ばしく!】
見栄え、味わい共に、大勝軒のつけだれというイメージ通り!というのが個人的な第一印象。やはり、多少シャバっとしているのが大勝軒のつけそばという感覚。見栄えについてもスープの色合いが、メンマにも似た黄土色で、しかもマットな風合いがいいね〜。こういうところが、いかにも「ライト豚魚!」というイメージ通りなのです。
実際に味わってみると・・・豚骨ベースのしっとりしたコクを感じながらも、やはり魚介の甘さが多少勝つような甘さが広がる。そして香ばしさもしかり。崇高感はないのだけど、庶民感覚として和むニュアンスです。そしてやや塩気の高さを感じるのは、汁なし系つけだれゆえかな? 塩気を多少感じているものの塩っぱくないところは、具として投入された野菜エキスの中和があるのかもしれません。尚、醤油系でないため、酸味や一味系のエッジングは皆無。魚介を楽しむことに集中すべしといった構えです。
【麺:丸い形状の多加水ストレート細麺!ズルッと食うのが最適!】
ラーメンと共通か。汁系としてはやや太めで、かつ汁なしとしては細いと思える。多加水の風合いはとても色艶に出ていて、特に形状が丸そうで真っ直ぐなストレート麺。全体としては、シャバいつけだれに投入して、ズルーーーーーーっと一気に啜りあげられる感覚。蕎麦っぽく食える。前歯での千切りはプツプツと小気味よく、また束になったところを奥歯でプレスすると、明るいモチモチっとした弾力を感じるタイプです。
細いゆえに具材との絡みがよく、モヤシをはじめ野菜のかけらをほどよく引っ掛けてくれる。歯ごたえも麺のモチモチ感とモヤシのクタシャキっとした感覚が挟み撃ちになって楽しい。細つけめんというのは、久しく食っていなかったので、この点ではとても新鮮な感覚で楽しめた一杯でした。控えめに「小」を頼んだけど、これとわかっていたら、間違いなく「中」を頼むべきでしょう。
【具:ライト感覚とコスト感覚のバランス】
<モヤシメインのライトな野菜トッピング>
つけだれに投入タイプの茹でタイプの野菜で、人参・キャベツなどありますが、ほぼ、モヤシが主役な野菜トッピング。ただ150円トッピングとしては量が少し少なく感じてしまいまして、この点でも麺量を「中」にしなかったのが悔やまれます。温度的には舌触りに低さを感じたかも。一方で、海苔ななかなか肉厚で風味もよく好印象。
<チャーシューは自重でほぐれる柔らかスライス>
見栄えがとてもいいバラ肉の三層で、しかも醤油だれの染み込みと香ばしさが深いかも。塩気を割と含んだ味わいで、酒よりもご飯に合うタイプのチャーシュー。ただスライスが少し薄かったかも・・。うまかっただけに、もっとくれ!と心の中で叫ぶ次第。
総じまして、「大盛りを食うべし・・・・を強く意識したオーディナリー大勝軒」でありました。風合いとしてとても分かり易かったのでとても和んで食えた。しかし、小〜大まで同一価格なのに、野菜の余地を意識して小にしてしまって、全体バランスが崩れたかもと、己の選択を悔やむ・・・。これは、またリベンジでもう一回食わないといけないなと感じつ、JR新宿駅を目指してとぼとぼと帰りました。花が咲く頃、カメラ持って新宿御苑へ行った帰りにでもまたお願いしたいです。なので詠います!
よろよろと
緩い豚魚を
啜り食う
寒気の緩みに
気分も緩む
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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