ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1774】 おおぜき中華そば店 (東京・恵比寿) 追いりこ中華そば【限定】


 とある平日の夜、たまたま少し早く退社できたと思って乗り込む湘南新宿ラインが、恵比寿駅で唐突に長い停車となりました。どうも、先の池袋で埼京線の架線になにやら障害物が引っかかったということで。何だよ〜・・・・と多少クサる思いもしましたが、ここは恵比寿となれば、ラ活に苦労することはありません。目処が全く立たないということらしいので、さっさと頭を切り替えて、途中下車です。恵比寿なら・・・・「阿夫利」か「おおぜき」じゃな。どちらか迷いだしましたが、「一度もおおぜきの限定食ってない」という衝動が抑えきれず「おおぜき中華そば店」へと踵を返して訪問を敢行いたしました。


  






 「限定なくても・・・・煮干しそば食って帰ればいいや」と思っていたら、なんとありましたよありました!3つあるうちのひとつは売り切れでしたけどね。2つの中で迷いもしましたが、①表示の「追いりこ中華そば」から攻めていこうと腹をくくりました。なんだなんだ〜、いろいろあった1日1週間だったけど、いいことあるやん!まさに拾う神ありやね!












【スープ:追鰹ならぬ「追いりこ」は、苦味少なく小魚エキスやいろいろなエキスが濃ゆく広がる】


<小魚系のスパーッとキレを強く感じる香りと塩気が痛快>


 あまり足繁く通っていないものの、以前食った中華そばとは少し趣が変わる泡立ち具合を縁取りに感じます。レンゲですくってまず味わいますと・・・・これがなかなかのシャープな魚介の香り、そして塩気。いえ、決して塩っぱいものではありません。小魚系のさっぱりしつつも濃厚な塩気という感じです。たまたま座った席の前が、スープを温めなおすレンジの前でしたのでわかりますが、しっかりと「いりこ」のホールを鍋に投入し、そして熱を加えて追い煮出しをかけている。そいうのを目の当たりにするのもあるけど、痛快にも感じる小魚感がナイスなんです。決してエグ味などなく・・・スムースな強塩気。


 この魚介感にはニボ系の苦味はなく、どちらというと、塩気に誘われてかスルメの香りのような風合いも醸し出す感じです。それゆえにさっぱりとしているのに魚介系アミノ酸の味わいがより一層深くも感じる次第。醤油ダレの甘みはほんのりとしていて、存在感は隠れ気味だけど、やはりバランスの良さを感じさせるところが、限定品ならではの凄みを感じます。








<シッカリめに感じる鶏ガラと豚の清湯ボディー>


 当たり前なのだけど、追いりこに圧倒されていても、そのベースにある動物系の出汁は実にしっかりとしていて、個性を受け止めるといった余裕がありますね〜。後半にスープを飲み干す際には、しなやかな鶏ベースの出汁と、柔らかい甘みある豚コクの存在を感じます。昆布系の旨味は、いりこの影に隠れてしまったような印象だけど、清湯系なのにとても濃厚な一杯を食ったような充実感。いや〜、ようやくこのお店の限定にありつけたわけだが、満足満足!よかったよかった!!













【麺:いつ来ていつ食っても安堵するパツパツストレート細麺!】


<相変わらず密度感ありありのパツパツストレート細麺>


 こちらの麺はとても好きなのです。基本的なほどにオーディナリーなサイズのストレート細麺なのですが、微妙によじれた感じがまたナチュラルに感じられていい。またしっかりとした潰しこみを感じる密度感。その歯ごたえは、まさにパツパツといった感覚で前歯の千切りがいちいち楽しくてなりません。奥歯でも横ずれしながらクニクニっと束になったそれを押しつぶして、粉の風合いを楽しめます。個性的なスープの中にあっても、ほのかな爽やかさを感じさせる良麺ですね〜。








<少しだけきめ細かくざらつくような蕎麦感覚がイイね>


 表面は、何気に見栄えに関係なく、舌触りとしては細かいざらつきを感じるようなタイプ。低加水っぽい風合いがそうさせるのか、塩気のスープをよく引っ掛けるような、よく持ち上げるような、からみつくような・・・・とにかうスープとのマッチングをとても濃ゆく感じる滑り心地。スボボボボボボーっとすすり上げる感覚もどこか蕎麦ライク。まさに「中華そば」ってな感じがあって、ここも好きなんだよな〜。







【具:汁や麺に負けないしっかりとした質感!深みを感じる味付け感】


<シッカリ歯応えと味わい深い二種チャーシュー>


 注文を受けてから、ハンディバーナーでしっかりと、そして丁寧に炙る肉達。こちらの漬けダレは少し甘めの醤油味で、少し深めに染み込んでいるタイプ。それでも味は濃すぎない。バナーで炙られた焦げ目に近い部分の脂が実に甘く感じられる。豚はロース部位できめ細かい繊維質がとても深くてうまい。そして歯ごたえが適度にあって、肉を食っている感覚を脳裏に焼き付けます。また、鶏肉は皮部分にもしっかりとタレが染み込み、また焦げ目が気持ちよいほどに香ばしさを引き立てます。豚と比べて一転して柔らか。皮が外れることなくサクッと千切れていくところがとてもナイス! この丁寧な作り込み感から、できれば焼酎ロックでゆっくりと味わいたい品質を感じます。


  







<深く味が染み込んだ穂先メンマも大胆に>


 限定だからか知らねど・・・・少し多めに投入されている、大きめの穂先メンマ。味わいとしては申し分なく、タレは少し深めに味として浸っている感覚。サクサクと柔らかめに前歯で容易に避ける。少しだけ大胆なメンマ使いに、心地よい達成感みたいなもんを感じたりして陶酔してしまいます。







 総じまして、「ちょっとだけ魚介主張でオシャレな定番中華そば」という心地よさを保つ一杯。ちょっと些細なトラブルがあったけど、それゆえにこういう素晴らしい一杯に出会えたというのだから、何があってもイラっとせず、丁寧に落ち着いて対応するといいことあるな〜・・・・なんて感じながら店を後にしました。人の出会いもそうだけど、ラとの出会いも似たようなものかも。なので詠います!



   電事故も
   気にせず笑う 
   恵比須顔



   良麺食らって  
   塞翁が馬



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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