ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1770】 つけめん 油そば 五丁目煮干し (東京・中野) 油そば


 引き続き同じ店です。決して前レビ引き続き店内連食ではありません。また、いやがらせでもありません。何かツボにハマったところがございまして、帰り道にどこで食っていこうかと迷うくらいなら、ここ行って1杯食ってスカッとしよう!という・・・単なるそんな感じだけです。また、決してこの店の回し者ではないのであしからずです。では、そろそろ本題に行きますか・・・・、ようやく「油そば」を食うことにいたしました。


  











【タレ:「苦味」「甘み」「酸味」「香ばしさ」「辛さ」・・・組曲「煮干し」といったスケール感】


<煮干しの苦味とタレの甘み!シッカリと煮干しの旨さを噛みしめる>


 やはり看板に偽りなしでんな!天邪鬼ゆえに汁系から入った私ですが、看板の油そばの出来は、結果から言えば偽りなし!これはうましです。まず、煮干しがキッチリと表現されているのが実に爽快ですし、一方で濃厚ゆえの乱暴さはなく、とても質実とした苦味のまとまりがありました。これだけでもナイス!と思えるのですが、この味に覆いかぶさってくるのが、醤油ダレの味わい。







 当然カエシの味わいというか「塩気」が効くわけですが、むしろ「甘味」のまろやかさが際立つといった工夫が凝らされています。味わうほどに、煮干しの「苦味」、醤油ダレの「塩気」と「甘み」が交差して、ほどよいバランスを保つ。しかも濃厚!これだったら、ご飯にもなりますし、酒のアテでもなりそう。そんなオールマイティーさを感じて、食い始めた冒頭から頭の中は、興奮状態です。








<煮干し苦味に山椒の香ばしさ!辣油と酢で更に昇華!>


 しかし本番はこれからであった・・・。混ぜ返しが甘かったのか、食い進めていくうちに全体的に味が馴染み出したところから、今度は山椒のキリリとした苦香ばしさが響き渡ります!これが実に、煮干しの苦味とものすごく合う!合う!!合う!!! この組み合わせは、味わったことないはずないのだけど、ダイレクトに結びつくと華やかですね〜・・・。いや、ビビりました。


 興奮も冷めやらぬうちに、定番の「辣油」と「酢」の追加投入。これで一気に仕上がりの極上へと昇華します。甘味だった味わいは酢によってよりスラ〜っとしたまろやかさに変化し、味わいもナチュラル。辣油のぴりり感はニボ苦味と山椒に響き、より食欲増進へと駆り立てます。いや〜・・・・、今から思い起こすと目新しいものはないのだが、久しぶりの汁なしということもあったのか、鮮烈な一杯でありました。













【麺:中太麺のクニクニ感と、ニュルニュルした滑り感を味わう!】


<ヌチリと主張する弾力と、スパスパッと切れやすさで楽しめる>


 これまで、汁系を2連荘で食いつづけてますが、しなやかで真っ直ぐな細麺は実に好印象。では汁なしでは?というと、真っ直ぐでなく、マッスルな感じがする縮れ中太麺です。やや平打ちというか、オーバルなタイプ。縮れはあまり強くなくナチュラルで、所々よじれが生じているのが印象的です。加水的には多方向か?と思えるような中加水タイプ。


 奥歯で噛み締めると沈みこむような感覚のあとに、ややヌチリと反発する弾力を感じます。そして最後は横ズレして潰れる。前歯のあたりはヌチリとして反発するかといえば、意外にスパスパと切れ込みがよく、食べやすいといった感じ。麺の潰しこみは、強いようでいて実は密度感はほどほどにキープされているのかもしれません。








<タレの絡みつき度が高くにゅるにゅるとしたスベリ心地>


 表面がやや張り付くような感覚なので、タレに絡みが異様なほどよい!なので褐色の地肌に染まったかと思うとタレの余分はほとんどなくなってしまい、すべてをまとわりつかせるといった感覚。なので滑りがとてもよい・・・・のか、ニュルニュルとして、中太麺の汁なし系の割にはスルスルっと胃袋に収まってしまう。途中で、メンマを引っ掛けながら、喉越しがとてもしっとりとしていて、ナイスな感じ。












【具:肉と野菜がこれほどまでに優しいのか!?】


<待ってました!サイコロ状の肉厚チャーシュー>


 これまでスライスしか食ったことなかったけど、やはりブロック大の、ここのチャーシューはよい味わいです!ロース部位と差しが入った部分がバランスよく、大きさも申し分なくて、噛み締めてとてもソフティ〜! おつまみセットで提供さられるようだが、こうやって油そばで提供されるなら、ご飯とアテを同時に食せるという感じでいいかも! 醤油ダレは、煮干しタレのベースになっている味わいを想像できる味わいで、甘辛くて薄く沁みている。周囲の部分も香ばしくてナイス。










<温野菜キャベツが実に嬉しく、和やかな味わい>


 温野菜がいいね〜!温キャベツのほどよい甘さが実にやさしい・・・。しかも茹で上げタイピングが絶妙!フレッシュさという芯が残った感じで自然な甘みが広がる。濃ゆいタレと混じり合ったところを食うと、やさしい甘みが覆いかぶさって、味全体をナチュラル方向へと広げてゆく・・・・。この味は、実に春めいた味わいですね〜。まだ正月終わったばかりなのに、春キャベツが恋しくなる。新春に食う温キャベツは心をあったかくします。












 総じまして、「味の詰まった感じがある質実な煮干し系汁なし!」というストレートな感想でごめんちゃい・・・・。だって、正月明けそうそう風邪っぴきで、休日出勤したため、正直意識があまりはっきりしていないもんでね・・・。そんなんでも明確にうましと感じさせるパワーがあったということで、今ここで紹介した次第。それ以外、何も考えられんのは、やはり風邪の影響か・・・・。だから今日は適当・・・・なので詠います!



   今日もまた
   行くとこなくて
   来てみたよ



   汁なし旨し
   明日はつけめん




お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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