年末ですからね〜、呑んだくれて〆で一杯!というのが本当はいいのだけど、仕事で朝帰りしてしまいました。このまま真っ直ぐ帰宅するのが実に悔しいので、朝6時まで営業という「俺流塩らーめん@神楽坂」さんへとお邪魔してみました。下調べはついております。塩専門店で、ワンタン麺があれば、それはもちろん塩ワンタン麺!計算は当たってたのですが、なんと海老ワンタンではありませんか!おまけ付きで嬉しい限り。
さて店内。テーブル席は酔客団体で埋もれてまして、騒ぎの勢いがまだ収まらぬよう・・・。そこでカウンター席へと向かうが、しっとりカップル3組という、濃密な空気感。たまたま、お一人様向けのテーブルスペースが壁際にあったのでそこで落ち着くこととさせていただきました(空いててよかった:汗)。
【スープ:普段着感覚の塩スープ、普段のオレって感じの俺流?】
<「あっさり」と「淡麗」のきわきわ〜なバランス感覚のようです>
配膳の瞬間にして少し見切れた感が出てしまったのだが・・・こういう穿った見方はいかんいかん。と思いつつ、全体に右下シフトした麺顔は、実にアンバランス。いいか、その分画角をずらしてしまおう。
啜り上げたそのスープは、実にあっさり。場所が神楽坂だから、酔客趣向に合わせたのか、淡麗好きの私にとっても実にあっさりと感じます。淡麗とあっさりのいいところとそうでないところは、紙一重のような気がします。余計なものをそぎ落とし過ぎても、ボディが薄く感じてしまいますから。なんとなく、そんなことを想像しながら啜り食うスープで。いわずもがな、鶏ガラ主体のじんわりとした味わい。節系の魚介系も多少感じる程度で、塩の尖ったところはなくスルスルと胃袋に染み入る濃度感。〆の一杯としてはちょうどいい塩梅。
<ほのかな柚子の香りとワカメの風合いは、じんわりと染み渡る>
そんなあっさりスープだから、ワカメトッピングの風合いがほのかに広がり、海藻出汁感が少し広がる。それに呼応してか、ほんのわずかばかりの柚子皮がほのかに風味広がる。ワカメと柚子のほんわか〜とした風合いが、なんとも言えません。海老感じる前にワカメと柚子を感じて楽しむ。
【麺:透明感と強めの腰つきが印象的なストレート麺】
<透明感あるヌチヌチとしたストレート細麺>
カタメに調整させてもらました。そのせいもあってか、透明感あふれる見栄えながらも非常にヌチヌチとした食感が印象的。前歯で千切る動作も、いつもの通りスパスパっとはいきませんね〜。歯ごたえを楽しむタイプです。奥歯での潰しも横ずれするようにクニリと潰れる感覚。キッパリと角麺のように見えて舌触りは丸く感じます。
<口元の滑らかでスルスルと高速に駆け抜けていくスベリ>
表面は見るからにツルツルとしているので、口当たりはとても優しい。箸でリフトしても比較的よく揃うので、啜る抵抗感も心地よい。すすり上げるのが容易な一方、スープの持ち上げという点では、あまり印象に残らなかったかも・・・。ま、これは私個人の記憶力の問題として、あしからずです。
【具:こちらも普段着感覚で、気楽に食えるのがいいかも・・・・】
<ちょうど耳たぶのようなサイズの形状、海老の歯ごたえもほんのりと>
サイズ的にはレンゲのくぼみにすっぽり収まり、例えるなら耳たぶみたいな形状。ワンタン本体(皮?)は少しだけ肉厚タイプで茹でで崩れたり千切れたりせず、ちゅん!と心地よく喉奥に落ち込む感覚が楽しいです。肉餡は、合挽き肉とに海老肉を配合したタイプ。少しだけ海老を潰しているようで、プリっとした海老の弾力を程よく感じる仕掛けです。生姜や胡椒はないか低めの味付けで、塩メインで肉汁とあっさりと喰わせるものです。4つ入っておりました。
<素朴な味わいで楽しむ塩味玉>
若干、中心部の冷たさがきになるが、標準的によくできた塩味玉です。塩だけに、白身の味わいも本来的ですし、黄身も明るい甘さをダイレクトに感じとれるような気にさせます。うまいと思います。いつもなら、チャーシューをコメントするところだが、器用に薄くスライスされた肉は、自重で崩れるというより、箸で持ち上げるとすぐに崩れ落ちて砕けてしまった・・・。欠片を寄せ集めてレビューしようと思ったけれども諦めました。
総じまして、「非常にあっさり・・・淡白な俺!」という感覚で語彙と表現力が少なくてごめんちゃい。なんだか、気分が乗らなかったような全体感ですが、通し営業で早朝6時までという姿勢は、評価に値しますよ!この界隈で機会があれば考えます。考えるといえば・・・そうそう、来年の職場初詣はどうなるのだろう。職場が神奈川に引っ越したからね・・・・。土地勘ないし、知らね。なので詠います!
年の瀬に
来る年思う
坂道で
転げ落ちるか
登り上がるか
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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