ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1605】 麺処 夏海 (東京・赤羽) 豊穣清湯味玉塩ラーメン


 夏の週末、妻子は学校のお友達とイベントということで、私一人留守番です。留守番???、いえいえ家で一人ぼやーーーーーと過ごす私ではないのです。それならそれで、ラーメンハンターですよ! 


 これまで、阿夫利の旅を終えて、もうそろそろ別のものを狙うかと思えど、こうも暑くては重たいものを食いたくない。それでも一杯啜りたいので、せっかくの機会だからと塩が旨いはずの「ほん田」で啜ろうと、東十条までやってまいりました。猛暑なので長時間、シャターの前で待つこともしんどいのですが、30分くらいなら何とかと思い11時ジャストに、「ほん田」に到着。






 ・・・・人っ子一人いやしねえ。不思議だったので店の入り口に行くと、こんなメッセージが・・・










 私、呆然とするだけです・・・・・・。


 ただ、一度火がついた「塩ラーメン」への欲望は抑え付けられず、いろいろと代替案を考えます。「巣鴨に移動してあの名店で一杯!」と思えど、この状態で長い行列にへばりつくのはしんどい。ということで赤羽にやってまいりました。


  




「赤羽の同系列の店で同じようなものを!」ということで、「麺処 夏海」へとやってまいりました。だが、ここでもそれなりの行列が・・・・。なんとか最初の座席数に滑り込むことができましたが、最後の方だったから、待つこと20分少々で、配膳が完了という次第です。絶望から勇気!そして忍耐を経て極楽・・・という瞬間ですね。


  





 





【スープ:塩ダレ魚介のふんわりさ!鶏豚はしっとりで、プラスアルファな香ばしさが光る】


<魚介と鶏豚のバランス感・・・前半は魚介の柔らかさ!後半は鶏豚コクのしっとりさ!>


 ようやく巡り会えた塩麺顔です。やはりこの透明感ですよ!透き通っていて、琥珀とまでは行かない緩やかで素朴なベージュがさした透明度。塩ダレの崇高さと、ベーススープの丁寧さを感じますね。落ち着いた感じもしますし、この時点でなかなか魚介系の存在を予想したりします。






 いざ味わうと想定通りの展開。魚介の風味が柔らかくも厚みあり、ふわっとした甘みを鼻腔をくすぐります。味わうとファーストタッチは、やはり魚介!節や昆布もありそうですが・・・煮干系のやわらかい余韻もなんとなく感じる。メインではないけど、エグミと苦み・甘みが角がなく、円やかに染み込んでいるようです。思わずグビグビと・・・麺を啜るまえに汁を飲んで少なくしてしまいそうになる。


 味わって食い進んでいくと、徐々に魚介に馴染んできたのか、徐々にベースの鶏豚のコクが表に出て来るという感覚か。鶏ガラスープも濾したようなすっきりさがあり、そこに豚肉成分のしっとりさを感じる脂が滲んだかのような風合い。なかなか胃にしっくりくる食べ応えも備える感覚で、より一層グビグビと飲み干そうとする。するのだが・・・・また別の風合いを最後に感じる。








<香味付けが妙技なるか・・・甲殻類????の香ばしさ????>


 今更ながら「甲殻類」のような香ばしさが響く感じ。どこにそれが投入されているのか全く認めることができません。冒頭の魚介の風合いの中に、感じ始めてもいいはずなのだが・・・。トッピングのふりかけ状になるのは一味系。スープにぷかぷか浮く微妙な微塵が、その仕業なのか・・・。うーーーむ、写真を見るだけではまた、説明が難しいな・・・。ともかく、魚介×鶏豚×・・そして何かがある気がする。











【麺:保水と密度感が共存する細麺ストレートがナイス!】


<歯応えの密度感保ちつつ、しなやかな角細麺ストレート>


 うん!好みの細麺ストレート、そして歯応え有りのマイ・ストライクゾーンの麺です。しかも、角麺のカドがわりとキッチリと保たれているから嬉しいではありませんか。見栄えもキレイだし、茹で上げコントロールも「クッチリ」感を保つ、いい塩梅です。


 低加水でも多加水でもない感覚。保水感と熟成度を感じるグルテン感が、前歯で千切る度に、感覚と香りが仄かにあって嬉しい。ときどき、白髪葱とカイワレが麺に混じり合い、ザクとした歯応えが入り交じり、食感に彩りを与えますね。








<ピッチリ感を地肌に感じつつも、更級そばのごときの啜りやすさよ・・・>


 クッチリ感は、麺の地肌にも現れて中々の「張り」ですね。これは、「つるつる」と滑る啜り感の良さを感じさせますし事実そうであります。このスベリの良さが気に入り、わざと少なめに麺をリフトして、蕎麦の如くにずずずーーーっと啜るとこれまた楽しい。レンゲにスープを少し張って、ミニ丼にして啜るとこれまた麺とスープの両方が味わて、非常にナイスですね。この麺も好きかも!







【具:さすがの質感!レアチャーと味玉のそれぞれの風味感と食感】


<絶妙レア加減が、肉質の本来旨味を深く留める感覚・・・酒のアテでも通用する質実感>


 このレアっぷりが非常に品質の確からしさを表しています。しかも、しっかりと成型された肉片。カットの切れ目も角張って際立つという感覚ですね。味わいは薄い塩味。塩味が肉本来の味わいと区別がつかないほどの淡い味わい。これなら、私もクドい男で何度も繰り返すが、酒と一緒にやりたい仕上がり感と申せましょう。かるく一味がかかってしまっているが、このニュアンスもまた良いかも。この肉質なら何しても旨そうな懐深さを感じますがね・・・。







<見事な「玉子本来の甘み」を感じる・・・タレの染み込み具合がナイス!>


 味玉が良い意味で「甘い」のであります。塩ダレ?醤油ダレの薄漬け込み?か不明ですが、塩分の妙で、卵黄が甘く感じさせるのです。いや・・・今思うと白身もぷるぷるとしあがらも甘かったかも・・・・。玉子本来の味わいを堪能させていただきました。












 総じまして、「訪問どたばたありましたが、本望成就な塩ラー」といったところかと。ほん田系の塩ラー食いたいと思い、諦めず追い求めた甲斐がありました。いやはや・・・これだから、ラーメン探訪はやめられない。なので詠います!




   適わずも
   ただあきらめず
   追い求め



   ドツボ嵌るも
   なりゆき楽し




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  


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