ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1728】 塩らーめん専門 ひるがお 大岡山店 (東京・大岡山) わんたん塩らーめん

 訪問時、駅前は帰宅を急ぐ人たちで、ややあわただしい中、北口の商店街へと歩を進めると「ひるがお」さんがそこにあります。知られた塩専門のブランドながらも、この界隈は、J系や台湾系などパワフルなお店がありますので、そちらへ流れそうと思えるのですが、そこそこ人が入っている様子。もっともラヲタ以外にもラーメン好きな方はたくさんおられるわけで、特に女性が一人でさらっと食事をするには、入りやすいし、味の安心感もあるのでしょうね・・・・。








 狙いのわんたん塩らーめんは、券売機のポールポジションとは対極な位置にあり930円。うう・・・この30円が気になりますが、予定通りにボタンを押します。丁度座席が空いて小さいテーブル席を占領いたします。この日は、とても頭が疲れていてね・・・、分かりやすい一杯が、気分に合っていたかもしれません。


  











【スープ:塩・魚介・鶏豚それぞれがみな「軽やか」で、アオサの香りが包み込む】


<軽やか魚介にアオサの風味が実にイイね〜、甲羅も仄かに香るか・・・>


 いや〜実は、他店舗展開化・・・・と思い少しなめてた「ひるがお」ブランドですが、新宿ルミネで食って以来悪くないと思う。私のレベルにはちょうど合うのだわ〜。強く惹きつけるというオーラ感は、あまりないのですが、マイナスがあまりないという印象で、個人的には「合う」のです。マイナスだらけの私なのに・・・・。







 見た目から「アオサ」の鮮烈な深緑に目が行きますが、味わいもアオサの風味をつい探してしまう。魚介が優しく響く味わいでさらさらさらさら〜とした魚介がとても印象的です。そこに、トッピングに少し振りかけてあるオレンジ色の粉が、甲殻類の風味を淡く漂わせる。ああ・・・別にトンがらなくてもいい味わいと感じ入りますますな。でも今回は「わんたんめん」。それだけに、ワンタンの餡とか、わんたん自身のグルテン感が、ちょいとスープに滲むかも。薬味もじわ〜っと染み入ります。









<豚鶏もあっさりと滲み、円やか塩加減!>


よくよく味わうと、動物系がとてもあっさり。しかし頼りなくない。イメージに引きずられた魚介系以外にも、なかなかしっとりとした個性がある。豚鶏半々くらいか、やや鶏メインの動物系がいい感じで「あっさり」と感じさせます。鶏ガラの芳醇な味わいもありますが、少しばかり豚コクのニュアンスがあると、おお・・・豚肉の出汁感もなかなかやさしいな〜・・・・なんて感じたりして。







 そして、塩加減がナイス。他店舗展開侮れずです。尖った感覚はまるでないものの、淡麗というあっさりすぎるようでもない。塩味がもはや出汁のような存在感ですが、日頃馴染んだ感覚が、私には合うのです。













【麺:量販な風合い少なく、質実としたクッシリ度が楽しめるしなやか細麺(割と好き)】


<ストレート角細麺が、アオサに絡まりて尚風味よく>


 個人的には、アオサが麺に張り付くところが、とても気に入っております。欠片のみなのですが・・・・。麺の啜り加減で、わずかばかりに口元に引っかかりを覚えるところが、アオサの風味を感じるポイントです。啜ったあとに鼻腔に広がる海藻の風合いがほのか・・・。アオサの風味を味わおうとすると、麺のグルテン感が押し寄せてくる。それで、また啜るとアオサ風味が「また会いましたね」とやってくる。そうしたら次に、麺グルテンが黒板消しのように、アオサ風合いを消し去って、麺のうまさを響きかせる。








<やや淡くクツクツとした、ややアルデンテ越えの歯応え感>


 大手・有名店の麺となれば、そこそこ量産系な没個性が先入観として浮かぶのですが、いやいや、ここの麺は結構好きですよ。正方形に整った形状がストレートに伸びて、見た目も流麗。密度感も少しあって、前歯の感覚ではクツクツと小気味よく切れ込む感じもしっかりとしている。それに奥歯でも束になったそれをプレスし、すりつぶしに入ると、アルデンテとはいかないものの、グルテンの風味感もしっかりと伝わるというもの。汁を吸ってからもダレることなく、最後の最後まで気持ち良く啜り食える。大盛りにしても良かったのだけど、それだと英世1枚オーバーしますんで、自重し、ワンタンに集中することに・・・。












【具:肉々しい餡で・・・ビールを欲してしまいそう(わんたん)】


<肉ワンタン!という感覚の餡重視なタイプ、シンプルなうま汁と塩気>


 わんたんめんとくれば、もっと麺顔でそれをアピールしても良いのでしょうが、埋没気味。しかし、一つ一つは大きめで、4つ投入されております。いかにも、肉ワンタンという感じで、肉餡の量がアピールしてきます。豚の合挽きといった感覚で、生姜というより、薄塩胡椒な味わい。どちらかというと、ビールのアテに別皿でいただきたいような気分になります。わんたん皿は420円もしますので、そんなことはできず。やっぱり、わんたんトッピングで十分かも・・・。ともあれ、シンプルな肉汁旨味と塩気、そして大きさがとても印象的でありました。








<割と引き締まった感覚のチャーシュー>


 トッッピングでは主役を奪われた感がある肉片という感じですが、密度感ある感じで燻しがとても効いたような焦げ目がとても旨そうです。肉質としては、しっかりと歯ごたえを感じさせるタイプで、汁が溢れるというより咀嚼しながら風味を感じるといった個性。これもお酒のアテ系ですかね・・・。








<アオサの貢献度は高いね〜>


 毎度、こちらのブランドにくれば、アオサが気になります。というか、実に全体貢献度が高いです。それ自体も風味豊かで箸休めになることは必定ですが、汁に風味を与えて出汁の素としても貢献。さらに、麺に張り付いては風流さを与える。なかなか広範囲に活躍ですよ。これがあるとなしでは、この一杯の印象と味風景は、全く違って見えるでしょうね・・・。













 総じまして、「ちょいと見直したメジャーな塩専門のわんたんめん!アオサ好きなら尚更!」というそのままの感覚でごめんちゃい。ラ活を続けいると、どうしてもメジャーよりも小さくても努力家な店を応援したくなるものでして、それがまた偉そうなことを書くのも何なんですが・・・、一周回って・・・・メジャーも旨いやん!と単純にそう思った大岡山の夜。会議が長引いて、あれこれと仕事で悩みつつ、今晩何を食おうかと考えるのも面倒な夜。クドクド考えなくても、ひょこっと立ち寄れる安心感ある品質レベルというのがいいかもね〜。アオサもありそうあまりない個性ですし、おそらくまた立ち寄ると思います。ただ、わんたんめんはお高めね。わんたんはぜいたく品なのかもしれません。



   こりゃいかん
   会議またして
   長引いて



   ワンタンならぬ
   ワンパターン哉




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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