ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1599】 阿夫利 三軒茶屋店 (東京・三軒茶屋) 醤油らーめん・まろ味

 渋谷界隈で、スパッと淡麗なものを食いたいと思えど、思いつくのは阿夫利しか思いつきません。恵比寿に行こう!と思えど、たまたま地下通路にいたもので、JRホームが遠く感じられ・・・・「三軒茶屋」にアクセスしました。この渋谷から三軒茶屋までの間に、久しぶりに食いたい店が数珠つなぎなので、多少後ろ髪ひかれますが。


  














【スープ:醤油に鶏油が加わって・・・プラスされたのは円やかさと「香味野菜エキス」】


<油がプラスされて変わるところ・・・鶏より香味野菜エキス感倍増>


 さて・・・前回、麻布十番店にて同じメニューを実食したものの、今回わざわざ鶏油の量を変えてみたという次第。何となく前回と比較して・・・「少し濃くなる」、「うっすらがマッタリへ」、「淡麗が仄かに芳醇になる」などと予測します。でもね実は・・・、前提とした鶏の旨味より、【香味野菜の風味が倍増!】といった感覚かな?。淡麗味からまろ味に変えても、脱淡麗にはならないという確認はとれました。







 鶏油といっても、こちらのそれはとても軽やか。そして一方で、これに溶け込んでいる香味野菜等の風味は、ボリュームに比例して個性を発揮する・・・。とにかく、毎回クドいが、エシャロットとみまごう香味もしっとりと感じるわけです。スープに細かく微塵になったネギ系の欠片が、まろ味ではふんだんに感じます。実際、写真を見渡しても、淡麗とは比較にならないくらいに、ネギ系の微塵の欠片浮遊が多いですし、香ばしさを感じざるを得ませんね。









<醤油ダレのカエシ感が香味油で丸み帯びる・・・「円やかフィルター」>


 「淡麗」と「まろ味」では鶏油の量が違うだけで、醤油スープそのもののベースは同じ。なので味わいが大きく変わらず風味程度が若干違うか否かです。しかし、それだからこそ、カエシの感覚にも微妙に差があるようです。私的には、「淡麗」の方が塩気を感じる部分が大きかったと思えるのですが・・・。


 別に塩分が淡麗の方が多いのではなく、香味油が、まろ味ではコーティングされるのでしょうか。円やかさに磨きをかけて来るような仕事をするのがまろ味の鶏油ですからね。なので、香味油はいいわば「円やかフィルター」というような役目でして、多ければ多いほど、円やかな部分が高まる。絶対的に塩気のバランスは変わらないのだけど、円やかさと相対的に比較してしまうので、「まろ味の方が塩気が淡麗」という妙な気分になりますかな。いやいや、これはかなり個人的なヘリクツなので話10%程度で認識していただきたい。













【麺:クッシリ食わせるあの製麺なのか!?】


三河製麺だったのね〜 極細クッシリ感相変わらず>


 麺については、いつもの通り。相変わらず、極細麺が風味良くクッシリとしているところがいいです。博多麺と比べて、密度感に少し余裕があるというか、加水はやや高めかと。そしてやや卵白か玉子の入りがあるのか・・・そんな熟成を粉の風味に感じるか、感じないかという程度かな。


 そして、たまたま一番端っこの席になって、そこから厨房の奥へと隠してあった麺箱が目に入ったのだけど、「三河製麺」という文字。そうだったのね!?。個人的にはとてもいい印象を持っている製麺所なので、腑に落ちるといったところです。ちょっとあとで、自レビで、この製麺所の感想を確認してみます。








<若干の汁吸い状態で醤油ダレが仄かに香る>


 このブランドって、実は外国人客の比率が高いと思いませんか?よく見かける。一つ挟んだとなりの客が小さいお子ちゃまと食しておられる外国人の方だったから、少し気になっていつもよりゆっくりと食べ進めていたかも。ちゃんと、「淡麗」と「まろ味」の英語説明書も準備してある。


  






 麺は意外に汁を吸いにくいと思っていたけど、やや仄かにスープが香る程度に浸透するのも旨いと思いました。もともとクッキリしたスベリがいい印象を持っていたのですが、それに優しさが少し加わったようにもなるので、麺というのは時間に対して大変微妙なのだと、当たり前を再認識ですね。







【具:いつもの肉のローリングに違いを感じつつも・・・結局旨く食う】


<背中に近い部位の肉か?赤みの炙り感もいい感じ>


 毎度の「炙りチャーシュー」。こちらも外れなしで、よく染み込んだタレと脂が垂れて、そこを炙られた感じがとても香ばしい。その香ばしさがまた、スープにも映えるといった相乗効果がいい感じです。さて、店によってか、肉の部位にもローテーションが多少あるのだろうが、バラ肉の脂ロールがデカかったり、肉質部がほぼ締めていてクッシリとしたローリングを楽しむタイプだったり、いろいろ変わるのね・・・。今回は、肉質部分が多いタイプで、それはそれとして、大変旨く食しました。薄味なタレなのだけど、白飯にも合うねこれは。








<海苔が肉厚で凛としている>


 最後に海苔。この飾り付け配置で、撮影アングルで悩むかもなのだが、これからは海苔をメインにして撮影してやろうかと。傾き加減と店内の照明の関係でビカビカに輝いて映るのを避けたいので苦労するのだが、いつも上手くいかない。


 そうそう、この海苔ですがかなり肉厚なほうでして、スープに垂れても溶けたりしない。単独で食ってもとても風味を感じさせるタイプです。家系でないのだから、これ以上のサイズアップを求めるのはかわいそうか。大抵、前半に麺を巻いて食うのが私流儀かも。


  


添付写真は味玉メインだけど・・・








 総じまして、「塩の名店が織りなす・・・醤油の淡麗さと甘さが光る一杯」というそのままの感想でよろしくお願いします。


 
 立て続けに支店を回っていますが、いやはや・・・ブレが少ないですね。量産タイプのような雰囲気感じなくて、この規律感は非常によいですよ。加えて接客もいい感じで、若いスタフさんがイキイキしているようで。もし私が学生だったら、こんな飲食店でバイトしたかったかも(半分ウソで半分ホント)。なので詠います!




   徒然と
   淡麗求め
   また阿夫利



   ブレない規律
   味覚の阿闍梨




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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世田谷ライフマガジン 46 (エイムック 2673)

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