ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1450】 麺や 一途 (東京・武蔵小山) アンリ


 最近、小学3年生の息子と週末は、できるだけ一緒に過ごすこととしています。何せ平日は、顔を合わせないからね・・。そろそろ、お子ちゃまな部分も最終段階に思える成長過程。来年の今頃は、また成長した別の顔を見せるのだろうなと思うと、なんとなく嬉しいような寂しい気分です。そんな感じで・・・・毎週末、「劇発表会」「ドラえもん映画」「お友達自宅招待」などなど・・・・よく考えたらいろいろこき使われています。嫁さんに上手く使われている感じもしないでもないが・・。





 ・・・なんてこと考えて外出先から帰る途中、目黒まで来たところでまた元の外出先に呼び出され、急遽引き返すことになりまして、もう終ったと思ってたのに、号泣したい気分です。それがまたまた・・・・中途半端な時間帯でして。久しぶりに東急目黒戦を利用することに相成り、モチベーション上げるために、この沿線で一杯引っ掛けてから行こうという算段に頭を切り替えました。このあたり、日頃縁がないから、店選びも慎重にせねば・・・・。いつもの私なら「凌駕」で腑に落ちるところでしたが、ただいま「汁なしロード」まっしぐらな私。ですから、大岡山の台湾系を目指すことも考えたけど、カレー系でええ感じの汁なしがあるというネット検索から、急遽こちら「一途」さんを訪問することに相成りました。どうも最近、ストレスが溜れば溜るほどラー活に燃えるエネルギーってな感じ。






 そんな偏屈な気分な私が武蔵小山駅からとぼとぼと歩いてたどり着く「一途」さんは、店内なかなか私好みな雰囲気であります。仕事帰りに、晩ご飯とちょっといいお酒を頂きたいという感覚にぴったりかも。平日夜に晩飯作ってくれない寂しいオヤジとしては、嬉しい雰囲気です。しかも、ラーメン!というより、麺料理という感覚が、メニュー写真からも伺えてこれもまたいい。メニューの名称も洒落てる。その名も・・・・「アンリ」。フランス代表か、キャッツアイしか連想できんが、何かカレーと関連性があるのだろう・・・・。しかし、それにしても今回は、突発的事情でむりやり探し出した店にしては、全体としてはナイスな体験。私は心の中で叫びます・・・。

 
 うわ!これはめさ・・・旨いがな!ランチタイムにまったりと過ごしたいレストラン風な汁なしカレーやん!旨し!!









【タレ:何となく・・・・「ボナペティ!」な感覚あるカレーソースに和む】


<ちょっとした高級感覚あるレストランカレーの風合い>


 一口目からちょっと嬉しくなる雰囲気・・・つまりレストランカレーっぽい上質な仕上がり感覚がナイスと冒頭から思えてきます。ちょっとだけ緩いめの、まさにカレーソースという雰囲気で辛さもありなむが、甘さの上質さが光る一品。チャツネとかフォン・ドゥ・ボーなど・・・そういうカレーの隠し味は知らねど、いつもラーメン系によくあるエスニック系のパンチは薄い反面、洋食のしっかりとした作り込み感を感じる作りです。


 これは・・・ライスが欲しくなる。なんか折角の汁なし麺なのですが正直そう思わせる。心配することなかれ!半ライスがサービスでついておりますから、後のお楽しみが増える。カレーとしては、コッテリな糊のような粘度はなく、サラサラなジェルの集まりのような感覚。スープ系とも違い、野菜の自然な溶け込みを感じるボディー感なのが印象的であります。ゆえに単に甘いというのではなく、自然な甘さであとを引くというタイプか・・・。







<挽肉の甘味感覚とルーの甘いコク!ポーチドエッグのコクがナイス!>


 挽肉がキーマカレー感のような興奮を高めます。この挽肉の一粒一粒がジューシーであり、炒め封じ込められたスパイス感やら甘味のエッセンスやらが噛むとジュワーっと滲みだす。カレーの辛さと肉の甘さが融合という感覚ですね・・。もっとも、カレー自体も甘さと辛さが上品にバランスとっている感覚で、それ自体だけで何杯でも飯が食えそうです。カレーはやはり肉のコクが無いと頼りないし成立しないけど、挽肉だけでもかなり本格的な動物系でのコクが深まるのだなと食いながら感心しておりました。


 さて、ここにポーチドエッグが軽く何気にトッピングされておるのがまたたまりません。木製のスプーンで崩して一気にどろりと溶け出す。それが麺の地肌にからみ黄色みが余計に鮮烈に感じます。味わいとしても、辛さと甘さをコーティングするようで、一体感となってさらに上質なコク味へと昇華する思いです。こんなに健康的なカレー汁なし麺は、そんなにないのでは?崇高なイメージを漂わせる一杯です。







【麺:しっとり感もあるし落ち着きあり〜な・・・しっかりした細麺】


<繊細さを感じる細麺ストレート!密度感あるクッチリタイプ>


 繊細と感じたそのソースだが、やはり麺も繊細な細麺で個人的には相性の良さを感じました。いやはや麺も実にすっきりしていて、そしてしっかりとしている。細麺のストレートさがとてもきれいで、自然な小麦色をした地肌が好印象。加水は多から中程度でして、茹で加減は芯を残さないけれども、しっかりと固さもキープさせた絶妙なタイミングです。なので、前歯の当たりはクツクツっとしていながら、千切れる瞬間は少し伸びを感じる。奥歯でのすり潰しにおいては、しっかりとしたモチモチ弾力はないけれども、潔いまでの淡泊なクッチリという潰れ方がいい感じです。繊細なような風貌ながらも、きっちりと潰し込みというか、密度感も感じる良い麺ですね・・・。







<汁なしカレー系と思えぬほど滑らかなスベリ>


 最近、汁なし系で太麺を食い続けてきたからか、またこの一杯のソースと麺との相性なのか・・・・とてもするすると、キレイに啜れる気分が非常にナイスでありました。挽肉が絡んで、卵黄がネットリと絡んで、香草がランダムに張り付いてでも・・・何と言うするする感か・・・。個人的に、細麺贔屓目なのですが、滑らかさは汁無系の中ではかなりいい感じです。











【具:挽肉にグレードアップを感じる・・・・】


<挽肉がキーマカレーを彷彿とさせる>


 挽肉のジューシーさは既に上述ですが、サービスの半ライスを投入するとこれがより一層活きます。お茶碗から残った汁と挽肉の中にドドンと投入し、極力丁寧に時間を少しかけて混ぜ返しを繰り返します。すると挽肉混じりのしっとりドライカレーっぽい風貌になりまして、これを木のスプーンで食う。


 カレーのレストラン系スパイス感も爽やかだが、挽肉のマッタリさと粒粒歯応えがいいね・・・。そして仄かにの残った卵黄のまったりさが、コクを上手くまとめます。一つの完成形とも思えるカレー皿も味わえるこのセット。800円はお得感あるかもしれません。







<香草の演出が何気に洒落ている>


 香草に関しては全く関心がないのでありまして、鞭は好きかもしれないが、無知を恥じます。何気に茗荷の風味を感じるけれど、洋風な香草類が2〜3種類ほどトッピングで入り混じっていたかも。これが最後の〆ライス投入の際には、非常に風味が活きます!悔しいが、カレーはライスの方ががテッパンなのかもしれないね・・・。歯ごたえと鼻腔にくすぐる香りも楽しめる、崇高な汁なしカレーであります。







 総じまして、「ここは夜にまったりとバー気分で寄ってもいいかも」と思えてなりません。店名のイメージに反して、店の作りもちと洒落ているし、お酒に合うような一品がこれまたそそります。そして奥まったところに個室なんぞもありまして、プチパーティーか宴会が開けるという趣向。この日は、昼から店前でママチャリがたくさん並んでありまして、ランチパーティーだったのかしらん・・・。今度生まれ変わったら、主婦になりたいと思うのでありました・・・・。なので詠います!




   とぼとぼと
   帰社の途中の
   麺探訪
   
   
   風暖かきかな
   長閑な昼食




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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