ヘロヘロと・・・ロクな食事もとれなかった前日だったので、やさしいタンメンを求めて極めて普通の街の路地裏の、ありふれた中華屋に寄ってみました。とあるビルでの夕方の帰り道、どうせまた今夜も遅くなるぞと・・・早めの栄養補給でございます。
【スープ:東京で一番辛いタンメンスープかもしれませんぜ・・・】
<これは初めて体験するゲキ辛です・・・レベル1で撃沈>
わざわざ一番低いレベルにしたのに・・・・辛さで撃沈でございました。辛さレベル1で「うま辛」、2で「カッラー」で3になり「いたい」という表現です。4と5はまとめて「キケン」とありますが、5を追加設定する意味がわかりません(笑)。しかし、これは今までに体験したことのない「質」の辛さでもありまして、恐らく「東京一辛いタンメン」と言わせていただきましょう!
さてさて、配膳の瞬間は全く普通の「タンメン」でして、瞬間的にオーダーミスかと思えるほどのオーディナリーぶり。それでも気を緩めることなく、辛さと対峙しようとしてレンゲですすり上げると、すでに最初からピリピリいたします。それも・・・山椒とか一味とかではない種類の辛さでして・・・・内臓をつかむような刺激感。辛すぎて分けもわからず酸味も感じるという為体であります。辛さ的にはハラペーニョに近い刺激かと。酒に入っているのはいいのだけど、アツアツのスープに溶け込んでいるとその刺激が暴力的に変化します。しかも、ずどん!とくるのではな
く、カミソリみたいに切れ込む刺激ですから、もうわけ分からずです。もう最初からスープを飲み干すことを放棄しました。というか・・・・いかにスープの味わいを避けて、麺と具を平らげるかということに専念いたしました。
<飲むほどに辛さで麻痺・・・味わい切れないもどかしさよ・・・>
またこれが・・・・食べ進めても一向に慣れてこないのよ・・・。それよりも麻痺が段々強くなってMAXを越えてしまうという危険水域を感じます。なので見た目は一切普通の塩味清湯系なのに・・・・むしろ悔しい。これが真っ赤な色合いなどであれば、まだ対決姿勢を自分で感じ取れるのだが、あまりにも日常的なお姿なので・・・残すことが悔しい。
塩コクとか豚のコクなどは、全くセンサーが働きませんでした。ゆえに野菜の甘味なども同様です。ただ・・・・辛さだけでは決してありませず、辛さの奥に何かあるなという旨みの存在感は感じる。
【麺:こちらも見た目普通な中華麺・・・それが辛さに染まる】
<柔らか系の細麺タイプの練り水感じる中華麺>
麺は、細めの縮れ麺。いかにも・・・・中華屋の中華麺という風貌で、多加水ながらもどこかボソボソとしたところがあり。そして柔らかい茹で上げです。反発感覚とか前歯のスパスパ感覚などは、いかにも練り水の特性を感じるところもあり・・・。されど切って捨てることなく、奥歯での淡いクチリとした反発も楽しいと思えます。ただ・・・辛さが染みるぜ。
<すすり上げるほどに蒸せる・・・・というもどかしさよ>
すすり上げるその蒸気にも蒸せるのだけど、麺自体もまた汁をバクバクと吸いこむタイプであるため、麺を食っていると汁から逃れられるかもと思っていた私がバカでありました。後半になればなるほど・・・麺を平らげるのがつらい(笑)。しかも、写真の見た目以上に大きな丼でありまして、180gはあったのではないかという麺の量。食っても減らない感を辛さの影響として感じました。
【具:肉野菜炒めの味わいを覆い尽くすな・・・・】
麺よりも早く汁の辛さに染まるのは具の方です。これまた甘味を放出して辛さを弱めてくれる貴重なパーツなのですが、いやはや・・・・一気に染まってしまって、具を平らげるのも一苦労。最後の一口が辛かったのであります。特に、いつも箸休めとして重宝するはずのもやしが、辛さに染まってあだになるとは・・・・。
総じまして、実は半分徹夜明けのような日に栄養補給にちょっと辛いタンメンをという健康志向が思わぬ方向性へと向かったという話。いやいや・・・・この後、大変でしたよ・・・・弱っていましたからね。やはり今の私には、抵抗力がないようです。なので軽めのレビューで切り上げます。なので詠います!
徹夜明け
嬉し恥ずかし
中華屋で
ゲキ辛撃沈
弱り身きつい
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!

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