ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1114】 ラーメン 坂ノ下 (東京・武蔵小金井) 鶏白湯ラーメン・こってり

 風はまだ冷たいけど、日差しだけは日々春に近づいていると思われますね。一週間前とはうって変わって、穏やかにラーメンをすすることができるのです。しかし、これも今回限りとなる予定。春は決算もあるけど、激動だった今年度以上の大激変あるので、もう・・・・腹をくくるしかないと思うこのごろです。誰か骨だけ拾ってくれたらありがたしだな(笑)。などと考えながら、武蔵小金井駅から南方面に続く、長い坂を下りながら歩く。


まさに坂の下にあった「坂ノ下」。おまけに半分ガード下のような立ち位置で、お隣のローカル風なレトロ感を垂れ流すスナックの方が、存在感を感じますな(笑)。多摩エリアのラーメン本で紹介されて以来、いつか来ようと思ってたのですが、駅から少し歩くため、暖かくなってから訪問しようと思ってたところだったのです。店内は、やはりお隣同様、スナック業の居抜きのような店内。若いご店主の趣味と思われる洋楽が気楽さを感じさせますやん。今回は、看板メニューの「こってり」を頂くことにいたしましたわ!









【スープ:コラーゲンたっぷりな割にさらり!醤油ダレが香ばしくマイルド!】


<大山鶏の濃厚コラーゲンが意外にさっぱりな後口>

見た目は、期待を裏切らないコテコテビジュアルですが、明るいスープカラーが印象的。玉ねぎ微塵と温野菜のパステルカラーの影響もありましょうが、素直さ、真面目さが麺顔一面に広がります。比較対象として、天下一品をどうしても引き合いに出してしまうが、それよりは一歩手前のこってり感。とろみはナチュラルです。


ほんのりと周囲に泡めいた部分をレンゲですくう・・・・。味わいとしては、鶏骨の髄のエグミが一切なく、スルスルと口の中に広がっては、舌にさらっとまとわりついて、喉奥へと溶け込んで行く。鶏骨の濃厚さがスッキリしています。そして、意外なほどモミジのまとわりつきがない。それでいて、コラーゲン感たっぷり。玉ねぎのフレッシュ感がまたコラーゲン感を適当に薄め調整している。その野菜甘みとシャリっとした歯応えがナイス!と言えましょう。鶏の出汁による甘味と、この玉ねぎの甘味・・・そしてそれとバランスを取る塩気が醤油ダレの余韻を残す。非常にやさしい塩気と甘味なので、これはなんだかニンニクでパンチ利かせるのがなんだかもったいなな・・・。と思っていたらそいういう調味料もなかったりして(笑)。



<醤油ダレがコクを後押し!香ばしさで食欲誘う!>


 実はごはんがすすむ君的なこのスープ。塩分を感じるスープなれど、食後喉の渇きがあまりないのが秀逸なのかもしれませぬ。単なる塩でなく、醤油ダレ余韻な仄かな塩気ゆえに香しい塩気なのです。だから・・・・鶏コラーゲンと塩気とくれば、ごはんがすすむ君なのか?100円追加でライスを注文しておけばとプチ後悔いたしますが、なにせ家系にくらべワイルドさが低く、むしろ上品とも思える濃厚鶏白鶏でして・・・。初訪問でガッツリライスと食うという発想にはなりませんわな。


 さて醤油ダレだが、スープの濃厚さから察するに相当甘辛なタレであろうと思われます。動物系コラーゲンと野菜甘味のハードルを飛び越えて押し迫るカエシの雰囲気ですからね〜。焼き鳥のタレを焦がしたときの香ばしさすら感じるカエシの雰囲気。鶏と合う!






【麺:歯応え良い「クッシリ感覚」と、少しばかりの優しい「ちゅるりん感覚」】


<ストレート麺が適度にクッシリ&スパスパと千切れる>


 濃厚鶏白系なら、低加水が好きなアタクシ。わりとその感覚にはマッチする印象ですが、どちらかというと中加水のど真ん中という感想。真偽は知らず。歯ごたえありなタイプでして、それでも芯を感じさせて勝負する麺でもなく、茹で上げのタイミングが非常によろしいかと。


 スパスパと千切れるタイミングは軽やかですが、抵抗感は適度にあります。スパスパと切れ込んでいきなり「クニリ」とズレるような感覚があり、風味というものを感じようとしたりする自分がおります。見栄え的にも美しいものですし、白さが印象的な標準太さのまっすくストレート。これは非常に広くウケがよいのではないでしょうか?



<程よい茹で上げコントロールで表面がスープと絡むぬめり感覚>


 クニリとした中心部を残しながらも表面のきめ細かい一面と若干のぬめりを感じさせる透明感が秀逸。これが濃厚こってりスープと絡むとまた和む・・・。ぬるぬるの脂まみれも気楽でいいすべり感覚なのですが、非常に落ち着き感のあるすべりが和みます。大盛り+100円。これは注文しておくべきであったか・・・。






【具:まさに柔と剛の・・・味の組み合わせ】


<醤油ダレの個性をガツンと主張>

 小ぶりのようでブ厚めな小型ロールタイプ。縛りとタレと脂の密着度を強く感じるロールタイプです。崩れても、立体パズルのピースのように、型崩れの雰囲気を一切残しません。スープの余韻に感じると同じ対応の醤油のニュアンスを感じまして、非常に濃い味!と思わせます。当然肉と絡んでうましだし、脂身がにじんだところがまた・・・・ごはんがすすむ君なのであります。



<茹でキャベツの優しさに胃袋が喜ぶ>


 この一杯の集大成はこの茹でキャベツと濃厚鶏コラーゲンとの融合ではないかとすら思えてくる。水気を吸ったキャベツの柔らかい歯ごたえと表面にからみつくこってりスープ。それらをハグと噛むと、抵抗感薄くジューシー&コラーゲンの海が口の中で広がり、心の中からホッとする味わいを感じます。できれば、トッピングメニューに、「キャベツ増し」という項目を付け加えていただきたいのだが・・・・。





総じまして、非常に頼もしい鶏白湯発見ということで、この日の天気のように晴れやか。今後に期待です。さてさて、今回はあえて店先だけの写真添付でご容赦いただきたい。写真撮影禁止という訳ではないが、ご店主の話だと、ネットで最近少し嫌なことがあった様子。個人的な撮影であるならOKだとのこと。中身写真のブログへのアップは、控えさせていただきます。


しかし、もったいないなー。と思える広めたいお味。私自身、会社では嫌われてなんぼな仕事内容ですから、凹む気持ちも分からなくもない。でももう陽射しも温かみを感じ出す季節。気持ちを切り替えて参りましょう!





   春近し
   野菜の青さに
   気もそぞろ


   気持ちのリセット
   新たなスタート






お粗末!ということで家族に感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


ps 何でかな〜、自ら火中の栗拾いを申し出てしまった・・・・(会社の話)。家族には、まだ言っていない(言ってもわからんかf^_^;))。



関連ランキング:ラーメン | 武蔵小金井駅

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)