ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン840】 ラーメン二郎 小岩店 (東京・小岩) ラーメン 小・ニンニク

【わざわざ各駅停車にゆられて旅をしたいという気分】

  そう思うことってないですかねwww。休日の朝のテレビ番組の影響で、ぶらりと一人旅でもしたい気分! 妻子は実家の用事に出かけた土曜日の朝、どこか遠くの二郎へ行って友達とガッツクかと思いましたが、その友達もなにやら試験勉強中とのことだったのでそっとしておくしかないな・・・。 文庫本片手にがら空きの総武・中央線に乗って、ゆっくり時間をかけて小岩駅に着きました。ぶりかえした寒さが身に染み入りますが、先日の敵討ちもありますので、目指す小岩二郎に向かいます・・・。




【なんやねん!・・・カップルばかりやんけ・・・】

  この連結する行列の風景は珍しい。20人程度の行列だったのですが、カップルが4組もおられるではないか。ラブラブ二郎でっか!ええのう・・・などと感心してますが、後で考えるとこちらの二郎は、気さくに2人対応もしてくれるからこうなったのでしょうかね・・・・。アタクシが、行列の先頭に立ち、先客が1名お帰りになって座ろうとすると、店員の方に待てと止められます。どうも空いた席の隣がもう少し時間をかければ食べ終わりそうだったようで、アタクシの後ろの後ろのカップルにそこに入ってもらおうという計算だったようです。恋人と食べる二郎なんて想像つかんですが、ま、二人で焼き肉行くような感覚の一種なんでしょうな。そんなこんなで、休日朝の二郎は、いつもの平日夜のうようよ不健康にうごめくものとは違った異彩を放つものです。




【ヘビーのようでヘビーでない微乳化二郎スープ!】

  そんな感じでカップルに当てられながら寒い中待つ事30分程度で着席完了し、ようやく敵討ちならぬ念願の二郎にありつける次第です。いつものように見慣れたお姿がやけに眩しいのは、前日の府中二郎の残像があるせいか・・・。さてその一杯は次のような印象でおます・・・。

「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「ヘビーかと思いきや・・・・・バランス感あるこってり度がハマるやん!」


1)微乳化であまりオイリー過ぎないのがええね!

  配膳時には、ヤサイと豚とニンニクの山盛りに隠れて、スープの表情が伺いしれないところが二郎の常なのですが、若干見切れると言えば「油層」の加減程度です。若干のラードの透明層の下には、カネシの色合いが把握できます。そこから「えい!」とヤサイと麺を片方に寄せて、今度はしっかりとスープのお姿を確認すると、オイル感がやや少なく、カネシの色合いも滲んだような優しい色合い! これは・・・・微乳化な部類か?と察します。脂ギトギトだけが二郎じゃないということも、最近段々と分かって来たような気がいたします。


2)意外と普通の塩加減でスルスルと食わせる!

  そこで実食に移りますと・・・最初のインパクトがちょい優しい?というか・・・いつも以上に「普通に旨いやん」的笑みすら溢れる気分です。アタクシが、段々と食い慣れて来たというのもあるのか??? いやいや、彼に初めて連れて来てもらったと思われる女性達も、普通にもりもりと食しておいででしたから、塩加減のバランスが良いという現れなのでしょうな・・・・。二郎に来ると・・・やっぱり、グルソーと塩が結びついたようなジョッパイような塩気もガツンと欲しいとも思われますが、こういうちょっぴり二郎にしては落ち着いた塩分というのもオツなのかもしれません。

  しかし・・・・やっぱりそこは二郎なのでありまして、麺とヤサイを平らげたら、そこに残るのはスープに浮かぶ脂肪の塊がウヨウヨと・・・・・。あっさりと思っていたのに、おまえらどこから出て来たんやwwwwwと言いたくなるほど、脂投入されているのでした(汗)。あっさりなんだけど、アブラはしっかりと運用されておりましたわ(笑)。 

3)色合いよりもカネシがおとなしくニンニクが利くwww

  そうそう、カネシの主張が大人しかったな・・・・というのが印象的だったかな・・・。色合い的には結構な醤油ダレ感を出しとるのですが、風味とか塩気とかが実にほんのりとした程度でありまして、大人しいかったかも。しかし、最後まで、ヤサイの汁で薄まっても、淡いということもなく、ゴクゴクと飲んでしまったのですが。 しかし、その一方でニンニクは今回は結構ボディーで来たな!っという感じでした。ヒリヒリするまでとは言いませんが、スープの個性との関連でしょうか、いつも以上にシャープだったと感じましたわ。

 ※味のまとめ:見た目と同様にくど過ぎないオイリー感がサッパリで、塩分とカネシとの兼ね合いもバランスよく、グイグイ食える系!





【予想に反して多少滑らかさが漂う・・・モチヌル感覚!】

 一方の麺ですが、これまた意外にもスルスルといける系ですやん!なるほど、ちょいと麺好きというような肉食女子なら平気で乗り越えられそうな、上質さも感じますやんかいさ!だいたいこんなイメージ!

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「ちょぴり弾んで、そしてクッシリ・・・・。ほいでもってヌメるのが木目かと思うほどですわ・・・」


1) 予想外に素直な見たこと見栄えは関西細うどんみたいな?

  府中二郎の翌日訪問でしたから・・・やけに品があるように見えたと言えば、どちらにも失礼に当たるだろうか(笑)。悪気はないのでご容赦いただきたい次第ですが、さりとて、この麺の見栄えは、普通にみても二郎の中ではスッキリしている方だとおもいますよ。縮れ度が少なく捩れに至っては殆どない、ストレートっぽい麺でして、平打ちとまではいかず、少しつぶれた円の形をした切り口が印象的でありました。太さも中太い・・・・ということから、アタクシの故郷、京都で夏によく食した「細うどん」の風貌にも似ていなくも無いなと感じまする。これは、旨そうに感じるはずやわ・・・。また、量が比較的多いかと思ったこちらのお店。麺を最後まで真剣に堪能したかったら、ヤサイは少なめがよいかもです・・。


2)食べやすさ抜群!モチモチ感すら感じる?

  しかも、歯触りがとてもマイルドでこれは食べやすいと正直思いましたがな・・・。前歯のさばきもいつも以上にスパスパと切れるような気も致しますし、また奥歯のすり潰し感覚も前半モチモチと感じさせ、後半はネチネチとして次第に喉奥へと落ちて行く感覚。これら動作の単純反復作業をただ黙々とやるのみです。思えば、最近ワシワシとした・・・・とか、二郎を食ってて感じたり、またレビで書くのも少なくなったな・・・・。太目でコシの強い麺を、大口でほおばって力任せに咀嚼するような感覚をワシワシと個人的には感じているわけですが、こちらの麺は、そのワシワシ感覚からすると、少しズレている(良い意味で)と感じるかもな・・・。


3) ザラツキ抑えめなぬめりもナイス!

  そして、さらに何がこの麺を「食べやすい」と感じさせるかというと、表面の感覚でしょうか。これも、良い意味で、ザラツキが少なく、加えてヌメっているようなスベリがいいと感じるからでしょうか・・・。ラードの海を潜ってからクチに入るのですから、滑って当然なのだけど、表面が滑らかな分、ヌメリとかを感じるものだと考えています。色合いもやや薄で深い黄色っぽい麺は、二郎らしい色合い。日清製粉オーションの風合いってやつでしょうか・・・。

 ※麺のまとめ:ややストレートっぽい姿が意外だが、それ以上に食べやすい麺!初二郎の友人や女性にもおすすめか?でも・・・量は多めだから注意だけど。





【ここにきて・・・・一転して張り手を食らったような豚の歯ごたえ・・・】


1)豚(ワイルド!(^-^)/)

  いやはや・・・・スープと麺で親しみやすさを覚えた今回の訪問でしたが、豚だけはソウルを感じさせるワイルドさがありましたなwwww。2枚の豚ですが、見た目はいつも他店で見かけるものとそう変わらないんですが、歯応えが非常に弾力的でございます。固いというのではなく、弾力があるととは、ファーストタッチがソフトなものの、力を加えるにしたがい指数曲線的に反発力が増す。しかし、かといって限界点で一気に筋肉繊維にそってホロホロと解れるというのでもなく、しっかりと肉を噛み切れるという感じなんですが・・・・分かり難いか・・・。骨から肉を外した部分もよく分かりますし、その部分にコラーゲン的な要素が集中しているのもよくわかります。やはり、肉を食ったという感動がありますわな!こういう歯ごたえは。ナイス!


2)ヤサイ

  もやし:キャベツ=9:1 という印象。ややモヤシの根がきになりましたが、茹で上げ自体に不満はありません。へたっているでもなく、そうシャキシャキという風でもなく、普通に旨いです。しかし・・・・どうして、二郎のヤサイだと、こうもたくさん食べられるのかが不思議ですな(笑)。スープと麺の感覚が、こういうものを無条件で欲しがるのか、はたまた、こういう豚骨醤油をすすると、こういうヤサイが欲しくなるというように、すでにパブロフの犬のように刷り込まれているのかも・・・。

3)ニンニク

  こちらのニンニクは、これまでの中で一番刻みが細かかったという印象・・・・。最初、「まさか一般業務用?」とか目を疑いましたもん(笑)。どうりで、いつもよりシャープに感じた次第ですわな・・・。




 総じまして、週末の二郎活動は小岩の恋人達と共に食したというだけの話。いやー、趣味が合うもの同士のカップルって最高やねと、エールをおくりたいくらいですわ・・・。二郎につき合ってくれる彼女って、最高やん!などと思い、帰りも各駅停車の黄色い電車で、小岩から三鷹まで揺られて帰りました・・・。

 はてさて・・・三日連続で二郎を食うと、どうも臭いがコートとか鞄とか衣服についておるのか、ここにきて嫁さんの臭いセンサーが反応してしまいましたわ・・・・。どうも一人で焼き肉食って帰って来たと勘違いされているワシ(泣)。 ラーメン一般人な嫁さんに、「いや、実は二郎に行って来てさ・・・」と一連の説明をしたものの、理解不能ならしく、スマホでお仲間の二郎レビューの写真を見せて説明をしました(二郎というものを)。これがまた逆効果でして、思いっきりどん引きされてしまいましたわwwww。(浮気がばれたオッサンみたいなシチュエーション)。

 愛するがゆえに・・・・、二郎の連続はちょい控えたほうがええかもと感じますが、こういう時は、いつものドM根性は発揮されないのであります。男と女、そして二郎! そんなラーメンエッセイを書いて文壇にいつか発表してみたいと思います。なので詠います!

  寒い日の
  小岩二郎は
  恋の味

  ヤサイ男子と
  豚増しの女子

 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 




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