ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン832】 ラーメン二郎 八王子野猿街道2店 (東京・京王堀之内)小ラーメン ・ニンニク

【最近・・・・ストレス解消の手段と化している「二郎突撃」】

 いや〜!生きていればいろいろとあるものです。非常にストレスを抱える週末の夜でしたので・・・・ドカッと元気よくやってみたい気分!!このまま、普通の食事(当然ラーメン)をして帰るのも何だかな〜って気分でしたので、新宿から京王線に飛び乗りましたわw。目指すは「野猿街道2店」。ここの噂に聞こえし量の多い二郎の一杯に・・・・思いのたけをぶつけたい一心でございました・・・・。そんな衝動的な訪問理由。ワシ・・・・40代になったらもう少し円熟した人間性っちゅーもんを体得しとるはずやったんやけど・・・・、未だに発展途上っすわw・・・(そのまま終わったりして・・・・(汗&泣))。




【店内・・・若さの巣窟のような二郎ですなwwww!】

 実は15年前は多摩市民だったアタクシ。この界隈は熟知しとります。されど・・・風景変わってないなあ〜っというのが本音。すぐに目的の二郎にたどり着きます。訪問時客待ち10名ほど。全員大学生(たぶん・・・会話から・・)。それも、今のアタクシが胸中に抱える悩みなどとは、対極的と思えるほどのエネルギッシュな明るさと、羽毛の如きの軽さな雰囲気・・・・。もしこれが通勤電車の中だったら不合理で鈍重な思いもいたしましょうが・・・・、ここ二郎だったらアタクシの方がアウェーなこともあってか・・・、『こんなところで悩むのがアホらしい』と思えてしまいます。ま、そうやって断ち切れたのでしょうな・・・・・。心に安寧を感じます。やっぱ「ラーメンってスゲー」と思うよな・・・・。この時点でようやく、いつものラーメンど変態に戻ることができましたわw。ちょっと今夜は、ラーメンLOVEが突き抜けたかもしれませんぜー!どこまで行くんや!オレwwww!!




【二郎の中では・・・ここは、ややアブラ派が受けるのやないかと思うのやけど・・・・】

 唐突ですが、あの呪文・・・・「ヤサイ」・「ニンニク」・「アブラ」・「カラメ」ですが、それぞれで店側で得意不得意があり、食べる側で好き嫌いがあると思うのです。この仮定の上で言いますと・・・・こちらは、「アブラ」派だと思うのよねw。食した感想は以下の通り・・・・。まずファーストインプレッションは、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「僅かな乳化なんやけど・・・・グルソーを含めて全部の一体感もナイスやん!」

1)微乳化タイプのこってりスープ!
  いやはや〜、レンゲを透かしてみれば・・・これまた定番の二郎系微乳化ながら、独特のこってり感を感じますな・・・・。とこが独特かといえば、「脂」の質感です。豚の脂のコラーゲンを液化したような・・・・完全に溶かし込んだというか・・・・そんな「とろみ」を微か〜に感じるやおまへんか!油層とカネシ層が二重になっているのが神田神保町とすれば、こちらは脂が完全一体化と申しましょうか・・・。とにかく、豚脂のダイレクトぶりは秀逸で、これを豚コクと言わずして、何を語らんかだ! このとき、今日も面白い二郎を体験できた!と満足な自分を認めます。 乳化・微乳化と単純に二つしかなくて、それでもそれぞれ微妙に個性があるのが二郎の面白いところです。その中で、こちらの感想を端的に言えば「微乳化のなかでもオイリー系」とでも申しておきましょう。きめ細かい乳化というより、オイリーという方が自分なりにしっくりくるものでして・・・。

2)カネシよりも塩味よりも〜ニンニクパンチ!
  とにかく、透明系の脂を感じた訳ですが、実は思った程にカネシの感じがやんわりで、そして二郎独特のジョッパい塩味が丸めな感じがする・・・。これは豚コクの濃厚故か?と自問自答しておりますと、突然にビビビーとシャープで鼻に抜ける・・・香ばしく生々しい辛さが通り過ぎます。これは・・・奴だ!奴が来たんだ!ニンニクだ!!と感じますわ〜。特に野猿のニンニクはしみるぜ・・・。臭いを少しでも中和させるために、あわてて濃い緑茶「綾鷹」を胃の中に流し込みます・・・。

3)テーブルセットのタレが活躍!
  さて、カネシのエッジングが好きな方は味が物足りなくはならないか?ましてや、どうもヤサイのデフォルトが標準よりも多めと思しき野猿街道店2ですので、ヤサイ汁で味がうすまるのが気がかり・・・。それには、テーブルセットのタレが効果を発揮しそうです。一味もありますが、タレの方がアタクシは好き!カラメコールも良いですが、一度その前にこれを有効活用する方が食事の全体感としては、ナイスな感じもいたしますわな・・・。

 ※味のまとめ:二郎ならではの「こってり」と「オイリー」の調和加減は独特!それとニンニクパンチと、カネシの自由度が・・・ファンをガッツリ獲得のハズ!




【実は・・・野猿街道を語るとき「麺」が主役のような気がすんねん!】

 このレビューはスープから入りましたが・・・・実は・・・・麺が多くの野猿街道ファンを惹き付けとるのやないかとおもうんですわ!
 
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「見栄えが整っているのに・・・ワシワシ来ますねん!この麺はいろいろな変わり二郎系へのポテンシャルを感じまっせ!」


1)固さを感じるややストレート系フォルム
  麺もいろいろと二郎の中では個性があるものですね。どの店舗も日清製粉オーションを使っていながら、こうも形状や固さや見栄えが違うものか。いやそれでも見た目で「二郎麺」と最小公約数をみとめてしまうのはなぜか?またつかんでいませんが、こちらの麺はどんな感じ?と言えば・・・・「これまでの中で、一番ストレートっぽく感じる!というところ。そしてその艶やかさから、どことなく「固さ」をイメージさせる。というところが特徴ではないかと・・・・。そして、やや平打ちっぽく、これも「オーバル」な切り口な麺です。浅めにカネシに染まった色合いが旨そうですわw!

2)ここも!カッツリとした感覚ナイス!粉感?
  そして見た目で固そうと思ったその麺は、実際に食してみると・・・・やはり「カッツリして旨いやん!」と頭の中で絶叫!これは好み!極縮れで固めでワシワシと言わせながら食うというのもオツですが・・・、ストレートっぽいフォルムなのに、すすり上げて思った以上に麺が暴れて、カッツリとしている。このため、縮れ麺と同じようにワシワシっと食うはめになりますわ。いかにも二郎の麺をやっつけに入っているぞという気分にさせるんやね〜。
  前歯の当たりはスパスパしていながら、奥歯でちょいとグニリとする・・・一般的な性能と、僅かに粉感すら感じる茹で上げ・風味が、こちらの特徴と言えましょうか。潰し込みの反発も素直だし・・。

3)さすがにボリューム感は噂通り!きつかった〜-_-b
  噂に違わず・・・麺の量は多かった。350g以上と書いてあったかな・・・。マイベスト以上の量なのに、ヘビーな麺・スープ・ヤサイ・トッピングがあるため、いつも以上に腹がきつかったわ・・・・。なんとか固形物を胃袋の中におさめ、スープを三分の一ほど飲んで・・・・しずしずと丼をお返しいたしましたわ・・・。あーそれでも少しづつ、食えるように成って来たかも最近思う節あれど、家に帰ってからが辛いのでほどほどにしておこうと、心に誓うのです。

 ※麺のまとめ:見栄えの奇麗さと、麺の強めの潰し込みが、まとまった・・・非常に高品質な麺か!?





【具は・・・一言。「二郎らしい!」】

 その「ワイルド感」に哲学を見いだしてしまうアタクシは、「ドM」から「信者」に変化したのか!?。隣の客の「アブラマシマシ」コールに対応するその麺顔は、「豚皮下脂肪そのもの」をトッピングして提供するダイナミックな姿! アタクシは、それを見て・・・ラファエロの描く聖母子を連想しまたがな・・・。

1)豚
  ざっくりと申して・・・一勝一負な感じ・・・。もうどこの部位とか考えるのもアホらしくなるほどのダイナミック!こちらの特徴は、脂身の皮に近いそのままをそげ落とさずに上手く煮込んであるところですな。紐というか網で縛り上げられた肉の塊が、ずんどうから引き上げられて、カネシベースのタレの漬け込まれる。そしてそれを取り出して肉厚に淡々とスライスしていくだけの作業をただ・・・・カウンター越しに眺めるのは楽しい! まず一切れからいただくと・・・・脂身がプルンとしてトロりとした歯ごたえと舌触りがナイス!そして数回噛むと溶けて行きます。赤身はというと・・・お!適度な歯ごたえ感あってコレもまた良いね〜。力少し入れるとほぐれる程度が丁度よろしい! そして二切れ目を同じ思いで噛むと・・「!」固い・・・・少々強引に引きちぎると、大きな塊ごとごそっとクチの中に入ってしまった(汗)。あとは咀嚼を丁寧に繰り返して嚥下するのみでありまりましたが・・・。

2)ヤサイ・・・ほぼモヤシ
  今回のヤサイの量は、デフォルトでも多かったな・・・・。麺も同様でしたし参りました。とは言え、印象はというと、やや茹で時間かけたクタっとした感じがいいね!というもの。キャベツよりは遥かにもやしの比率が多かったな・・・。なので、スープの味も薄めた要因ではあったのだが。されどタレをかけて、また馬力をかけてやっつけることは容易でしたわ!

3)ニンニク
  ここのニンニクのデフォルト量も多いですわ(笑)。見えている部分も多いですが、下にも沈んでおります!。これだけあったら、スープの中にあっという間にとけ込んでしまい、味に影響を与える事必至です。でも・・・・昨日も生きのいいニンニクを食ったものですから、なぜか・・・・体調がいいというか、疲れのしこりが軽いような気が・・・。これまで家庭の事情でニンニクを避けてきたのでそのギャップもあり体がビックリしているのかもしれませんな。ともあれ、ニンニク対策が最近板に着いて来たので、これからも食い続けていきたいのだ!

 ※具のまとめ:ボリュームとアブラ&ニンニクの姿に・・・・昇天する・・・・。




 総じまして、二郎に打ちのめされる「悦び」を通り越して・・・・挑戦する事自体に「歓び」を感じてしまったというだけの話です。嗚呼・・・・、二郎巡りとは・・・・四国八十八ヶ所巡りの如き、ラーメン巡礼の旅やったんやな・・・・・。と悟りに入りかけてたアタクシに・・・・・・やはり、先客の雑談が気にかかる次第。胃袋を若さとダイレクトに結びつけているだけでは甘いで!!というアタクシ自身をいさめたい!なので詠います!



  若さゆえ
  胃袋じまん
  ワイガヤと


  見ざる聞かざる
  野猿の夜宴

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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